田内志文のレビュー一覧

  • 魔術書ものがたり 上

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    もうすぐ死を迎えるブリスタル。
    魔法と魔法に関わる人たちを世界に残すための最後の旅が始まる。

    前巻を読んでからかなり経っていたので、
    最初は「どんなだったかな?」と思い出しながら読み始めたけれど、
    あっという間に読み進めてしまった。
    疾走感がある。
    世界を救おうと奔走するブリスタルたちのジレンマや葛藤がよく描かれている。
    そう、「ちょっと変わってるだけの人」は、私たちの世界にもたくさんいる。
    きっと私もそう。
    だからといって排除したり阻害するのではなく、
    一つの個性として受け入れる世界であってほしい。

    続きが気になるところで後編へ。

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    2024年10月01日
  • シャーロック・ホームズの護身術バリツ

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    伝説のバリツの元ネタ?であるバーティスのハウツー本。
    写真入りで動きが解説されているため、友人や家族と一緒に読みながら体を動かしていると護身術が身につけられる気がしてきますね。
    当時の連載記事を翻訳したものなので、その頃のイギリスの様子なども感じられてお得でしたw

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    2024年09月17日
  • 失われたものたちの本

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    ネタバレ

    予想していたよりダークなファンタジーだった。

    宮崎駿監督の映画「君たちはどう生きるか」という作品は、本書を結構モチーフにしているというレビューを見かける。先にこの本を読んだが、いずれ映画も観たい。

    有名な童話(白雪姫やヘンゼルとグレーテルなど)が色々と登場するのももちろん好みなのだが、主人公・デイヴィッドを助けてくれる謎の国の良い人たちが命懸けで救ってくれたり、おかしな世界ではあるが現実的な考え方をしていたり(それがむしろおかしさを感じるが)、キャラクターが魅力的だ。
    ねじくれ男が執拗い狼を始末し、デイヴィッドは私だけのものだ、という場面はゾクッとした。
    ねじくれ男の正体がほとんど明かされ

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    2024年09月06日
  • 願いをかなえる呪文

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    おとぎ話に入り込むアレックスとコナーの冒険。
    登場人物が多かったかも、一つ一つのエピソードに深みが欲しかったが、白雪姫のおかあさんの悪の女王のエピソードは結構胸にきた。
    悪い人は最初から悪いわけではない、環境が本人を変えてしまう。
    自分の好きなお話の登場人物が出てきてくれたのですごい面白かった!
    続きもあるので、楽しみ!

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    2024年08月12日
  • 失われたものたちの本

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    ネタバレ

    誰しもがそれぞれに持つ内面の物語についての物語。
    母親を亡くしたデイヴィッドは、新しい家族の中に自分の居場所を見失い家族関係がぎくしゃくしていたところをねじくれ男に付け込まれて物語の世界に誘い込まれるが、そこで大きく成長して戻ってきて、親子関係を見つめなおす。

    ジブリの映画「君たちはどう生きるか」の元ネタになったと言われている本。公式にそう言われているのかは知らない。
    映画を先に観てから読んだが、なるほど対応関係は分かる。
    しかし原作と言えるほど、この物語を忠実に映画化しているわけではない。映画版はかなり翻案されており、設定や枠組みを拝借したという程度に見える。

    吉野源三郎の「君たちはどう

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    2024年06月15日
  • アメリカへようこそ

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    SF短編集です。
    どの話も派手に終わったり、綺麗に終わるようなお話ではなくずっと不気味な感じだったり違和感がずーっと続くような話が多く楽しめました。
    一部刺さらないような話もありましたが、
    「出現」「アメリカへようこそ」辺りは移民問題や、現代のアメリカのリベラルを皮肉ってる内容でとても好きでした。
    「売り言葉」「魂の争奪戦」は個人的に好き。
    「儀式」「変転」「終身刑」辺りは今後近未来に起こりそうなテーマで面白い。

    好き嫌いは分かれそうな小説でした。

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    2024年05月13日
  • 願いをかなえる呪文

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    ネタバレ

    面白かった、クリス・コルファーやるなあ。ザ・ファンタジーで、冒険物語。雰囲気も明るいし。
    子ども目線でも、有名な昔話がたくさん出てくるから「知ってる」ととっつきやすく、主人公がタイプの違う男女の双子でどっちかには感情移入しやすく、今どきの本らしく展開もスピーディーで、楽しめるんじゃないだろうか。小6長男も夢中になって読み、「面白かった!」とのこと。2冊目も自ら手に取り読破してた。

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    2024年05月10日
  • 10の奇妙な話

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    短編という形式にピッタリの話が10編。訳者あとがきにあるように、日常と非日常・正気と狂気な境界線、そのギリギリのところにいる人々の話だ。切なく愛おしい人たちの物語に、珍しくも心が動いた。

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    2024年03月22日
  • 銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件/奇妙という名の五人兄妹

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    タイトル買いした本
    縮むってなんだ???
    って気になったので買ってみた

    2作ともよかったけど
    奇妙という名の〜のほうが特に好き
    単館上映されそうな映画っぽい…
    って思いながら読んでた
    ちょいちょいとんでも設定もあって
    それはうーん?と感じるのに
    結局せっせと読んじゃったし
    読み終わってニヤリとしたし
    いや、ニヤリとするとこは
    ずっとあるんだけど
    ウム!って本を元気に閉じられた

    個人的には他のもぜひ読みたい
    星は4つ

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    2024年03月02日
  • こうしてイギリスから熊がいなくなりました

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    1 精霊熊
    2 罪食い熊
    3 鎖につながれた熊
    4 サーカスの熊
    5 下水熊 
    6 市民熊
    7 夜の熊 
    8 偉大なる熊

    「先に読むことをお勧めする」というあとがきにある通り、8つの短編(真珠)が糸で繋がって首飾りになってるような。訳者は「中編小説」と評していたがまさにそんな感じ。それぞれに異なる手触りの幻想性、ユーモラスさ、底冷えする恐怖、人間のいつもの身勝手さ、登場人物全ての生き物としての物悲しさがある。並べるとグラデーションをより楽しめるし、最も気に入った章が他の印象も引き上げる。
    1000年前に国内の熊を絶滅させたイギリス人だからこそ書くテーマ、読み込める空気なんだろか。
    身なりのい

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    2024年02月29日
  • こうしてイギリスから熊がいなくなりました

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    短編集だけど順番に繋がってはいる。熊たちの漫画のような行動はさておき、一部ノンフィクションのような気もする。タイトルから連想されるようなおとぎ話というよりかは、どちらかと言えば神話めいている。「イギリスの熊神話」的な。ひょっとしたら世界中の神話も、こうやってフィクションとノンフィクションをミックスして出来ているのかな…

    とりあえず今掴めているのはこれくらい。あとは読んできた内容・情景が蜃気楼のように今も脳内でゆらめいている。自分の頭において、ここまでレビューに困る作品は久々かもしれない。
    現にイギリスには野生の熊が生息しておらず、本書では彼らがいなくなるまでの経緯を時代ごとに辿っている。語り

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    2024年01月21日
  • 銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件/奇妙という名の五人兄妹

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    『銀行強盗~』は、有り得ないことがあり得るとなぜが納得してる夢の中みたいな感じで面白かった。
    『奇妙~』は変な人達の変な話かと思ったら、ハートウォーミングな家族の話だった。どんどん展開していくストーリーで、一気読み。

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    2023年09月24日
  • 銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件/奇妙という名の五人兄妹

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    不思議な話。映像化したら良さそう。
    ダイアナウィンジョーンズみたいな好きな感じ。まだ他の作品も読んでみたい。

    本屋さんで謎のタイトルに惹かれて即買いしてしまった。良かった。

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    2023年09月21日
  • 銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件/奇妙という名の五人兄妹

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    読み心地はとても奇妙でユニーク、けれどだんだんとほんのりと温かい気持ちにもさせてくれる、ファンタジーでありながら人間味にも切り込んだ、不思議な感覚の二作品でした。

    「銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件」、はほんとにこのままのあらすじです。そこに理由はなく、ただそういう目にあった妻と夫、そして同じく事件で奇妙な目にあってしまった人々の顛末が淡々と描かれます。ありえない現実を受け入れていく過程には運命を受け入れるような重々しさがあるわけではなく、ただあくまで日常のひとつとして受入れていきます。そのなかで、夫婦のあいだの感情のゆらぎ、想いのやりとりがほの見えて、優しい気分になれました。洒落た挿

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    2023年09月06日
  • 10の奇妙な話

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    確かに奇妙な話だった。
    うわ〜みたいなのとか、なんやこれ?みたいなのとか。
    物語それぞれに独特の雰囲気があった。

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    2023年06月04日
  • こうしてイギリスから熊がいなくなりました

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    ネタバレ

    タイトルに惹かれて買った本でした。
    イギリスに熊がいないことも知らずに読みました。
    グレートベアに導かれてイギリスを逃れた熊たちが幸せに暮らしてほしいと願うのは、人間のエゴなのだろうと思いながら、本を閉じました。
    デイヴィッドロバーツの挿絵が気に入り、他の絵も色々と見てみたいと思いました。

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    2023年05月09日
  • 赤ずきん 女王への道

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    赤ずきん、意外としっかりしてて、個性的で
    ぶっ飛んでて、とってもかわいい♡
    またThe land of storiesを読み返したくなりました。

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    2023年04月17日
  • 10の奇妙な話

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    「こうしてイギリスから熊がいなくなりました」繋がりで、また同じく挿絵のデイヴィッド・ロバーツに惹かれて。

    ・ピアース姉妹
    ・ボタン泥棒
    ・宇宙人にさらわれた

    がお気に入り。
    どれもブラックユーモア的で、挿絵が今にも飛び出し動き出しそうな物語たち。

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    2023年03月29日
  • 新訳 フランケンシュタイン

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    数年前に青空文庫だったか、他の訳で読んだものの、改めて読み返してみようと思い手に取った。
    「フランケンシュタイン」は怪物の名前ではなく怪物を作った作中人物の名前だよというのは、もはやだいぶ定着してきたことと思う。
    怪奇小説ということで、主人公は怪物だと思われるが(私は本書はフランケンシュタインと怪物のW主人公と思っている)、なぜ作者のシェリーはタイトルを「怪物」ではなく「フランケンシュタイン」としたのだろうか、と思いながら読んだ。
    というわけで、本書でスポットが当たっているのは怪物ではなく、フランケンシュタインであるという考えのもと、感想を書こうかと思う。
    特に内容はないけど。

    感想を書くと

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    2023年03月21日
  • こうしてイギリスから熊がいなくなりました

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    片手で癒される文庫本、大人の絵本。

    イギリスと熊の関係、熊は絶滅していたとは・・・。
    イラストの熊も日本のイメージとはかなり違う。

    お話とイラストがシンクロして、おとぎ話のようでもあり、イギリス社会の風刺でもあり、明治期日本文学の幻想物にも近い。

    挿絵のミック・ジャクソンの作品にとれも惹かれた。
    子ども向けに書かれたものとは、ちょっとテイストが違うようだ。

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    2023年02月04日