田内志文のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
現代とアメリカ
「アメリカにようこそ」という書籍のタイトルは、この短編集に収められた一つの作品の邦題だけど、この短編集全体もよく表していると思う。
私自身はアメリカに何年か住んだことがあるけど、そこで感じた、表面上は温かみがあるように見えるけど実は人工的で書き割りのような社会の雰囲気をこの本を読んで改めて追体験したような気がする。
一部を除いてどの短編も、今より少し未来のアメリカを舞台にしていると考えるのが自然だろう。そして生と死が全体を通しての大きなテーマになっている。でもそれは単純な生と死ではなく、デジタル空間での生、皆に祝福される死、生と死の境目、死から生への逆再生のような様々なひねりが加わる。そこに物質主義的なエッセンスが加わることで現代のアメリカとの地続き感が強まる。全ての短編が生と死を扱う訳ではないけど、それ以外のテーマも移民やアメリカ的価値観そのものだったりする。
全ての短編に共通するのは違和感と抑制された解決。少し読み進めて「あれ、これってどういうこと?」とページを戻すことも多々あった。全てがわからないところも多い(と思う)。それが快感になっていくところも魅力。
翻訳者の後書にあるように文章は翻訳された日本語でも敢えて長くとめどなく流れていくところがあり、最初はとっつきにくさを感じる。描写した名詞をどんどん繋げていく手法はこの作家の得意とするところなんだろう。読み進むにつれて文体に慣れていくところもあって、中盤以降の作品の方が印象深くなっていくところもあるかも。
特に印象に残ったのは、以下の短編でした。
儀式
変転
終身刑
幸せな大家族
魂の争奪戦
ツアー
アメリカへようこそ
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Posted by ブクログ
二子玉川の蔦屋書店で出会い購入。
熊にまつわる短編寓話。今読みたい雰囲気に合っていてすごく良かった。
イギリスでは熊が絶滅していたとは知らなかった。
(サーカスなどの見世物の対象や、毛皮としての利用など。)
人間に支配されながらも、決して腹の底では屈しない姿。弱肉強食のこの世界で人間が頂点に君臨しているのもほんと偶然なのだな、と。
秋田では熊が人間社会に降りてきて襲われた事件が年に数回起こるなどがあるから、熊を割と恐ろしい存在として認知しているから、(イントネーションもく"ま"と後ろにアクセントを置いて可愛らしさを排除)すんなりと熊の恐ろしさを分かった上で読み進められたけど、都会の人にとってはひとつのファンタジーなのかな。
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Posted by ブクログ
ネタバレ人にものを教えても、その人はなにも学ばない
By バーナード・ショー
なにかを学ぶというのはもっと自発的な行為だということ。
だから明日のことなど考えてはいけない。明日の悩みは、明日になれば勝手にやってくるのだから。一日には、一日分の苦労だけで十分なのだよ。
By 一文無しの賢人
1 「最悪の場合、どんなことが起こりえるか?」と自分に問いかける。
2 必要ならば、それを受け入れる覚悟をする。
3 落ち着いて、最悪の事態を改善してゆく。
By ウィリス・H・キャリア
小さなことにこだわっている間に、人生は終わってしまう
By ディズレーリ
人はほぼ起こりえないことへの不安に頭を悩ませる
By ロイズ保険
目が見えないのが不幸なのではなく、目が目えないことに耐えられないのが不幸なのだ
By ジョン・ミルトン
この世の全ての病気には薬のあるもの、ないものがある。
薬があれば見つけよう。薬がなければ忘れよう。
By マザーグースの1篇
樫のように力に逆らうのではなく、柳のように曲がれ
By 柔術の達人
どう行動すべきかを20人に教えるのは難しくないが、自らその20人のひとりとして自らの教えに従うことは簡単ではない
By 著者
敵を滅ばさんとして竈を燃やしすぎれば、自分の身を焼かれることにもなりますぞ。
By シェークスピア
人生には、目標にすべきことがふたつある。ひとつは、欲するものを手に入れること。そして、それを楽しむことだ。後者ができるのは、賢き者だけである
By ローガン・ピアソール・スミス
ふたりの囚人が鉄格子から外を見ていた。
ひとりは地面を、ひとりは星空を見つめていた。
By セルマ・トンプソンという女性
人生でもっとも重要なのは、出した利益を使うことではない。そんなことは馬鹿にでもできる。本当に重要なのは、損失から利益を生み出すことだ。そのためには、知性が必要だ。知性の有無が、賢者と愚者との差である。
By ウィリアム・ボリソ
超人の定義とは「窮状を耐えるだけではなく、それを愛することが出来る人物である」
By ニーチェ
欠点は、思いがけず人を助けてくれる
By ウィリアム・ジェームズ
人に行う善は、自分への最善である
By ベンジャミン・フランクリン
人への善は、自分への最善
バラを手渡せば、この手にも香りが残る
By 中国のことわざ
人は人生を理解するためにではなく、人生を生きるために作られたのだ
By サンタヤーナ
不当な批判とは、往々にして賞賛の裏返しである。
By 著者
不当な批判とは最大の賞賛
好きなことができる人間が運のいい人間というものさ
By ミュージックコメディーのショーボート
したい仕事が見つからないかぎり、してはいけない。
By 著者
働くことこそ最上の麻酔薬である
By モルナール・フェレンツ -
Posted by ブクログ
わたしの大好きなニューヨークを舞台に最後の闘いが!
コナーがどうやってアレックスを救うのかと思ったら、なんとまぁ『コナーらしい』方法だこと!
めでたしめでたしの意味をもっと早くクリスにおしえてもらえてきたら、わたしの少女時代はもっと生きやすいものだったかも。
かつてのわたしに読ませてあげたいなぁ。
最後にとびきりの言葉をクリスからお借りすることにします。
『私たち作家には、目の前の世界が悪い方向に進みだしたときに新しい世界を生み出すという、大きな力と責任がある。物語の語り手というのは、ただ人を楽しませるだけじゃない……私たちは人々の信念を導く者であり、前に進んでいくために道を作る者であり、魂の科学者なんだ。』
どうかこの言葉が世界中の物語の紡ぎ手に届きますように。
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Posted by ブクログ
ネタバレ天才科学者フランケンシュタインが生み出した怪物と、生みの親であるフランケンシュタインの話。
フランケンシュタインは、科学への好奇心から怪物を生み出したが、その怪物は人間と変わらぬ知性と感情を持っていいた。怪物はその醜い見た目から、親切を働いた人々にも拒絶される。親切や善意が拒絶されたことにより怪物が世界と関われるのは悪意を通した凶行だけだった。悪意に任せるまま、怪物は創造主であるフランケンシュタインへ復習するために、フランケンシュタインと関わりの深い人々を次々に殺していく。そして、フランケンシュタインもまた怪物への復讐を誓う。
誰も救われない展開に呆然とすることしかできない。どちらが悪かを断ずることもできないままに、読み手の前に犠牲者たちの屍が積み重なる。その様子が「悲しみ」という感情にまとまる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ4作目。
楽しみにしているシリーズです♪
全6巻とのことなので、中盤戦といったところ。
このシリーズ、キャラクターがとても生き生きしていて読んでいて楽しい^^
推しキャラはやっぱり赤ずきん、ですかね~♪
まっすぐで子供のようなレッドだけど、時々妙に的を得たことを言ったりする所にいいなって思います^^
あんなに嫌がっていたロストボーイズのいいお母さんになってる所がレッドらしい♪
アレックスはやっぱり少し傲慢?な部分があるような気がして、最初の頃のようには見れないんですけど物語が進んで行くのに合わせて成長していってくれると信じてます。
全6巻、次がコナーの物語でヒーローを集めていくようなので最終巻で決戦といったところでしょうか。
私的には、あれから数年後、いろいろ経験したアレックスがどのようなフェアリーゴッドマザーに成長したのか。
成長したアレックスが立ち向かう試練みたいな物語をぜひ読んでみたいです♪