田内志文のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ前作から146日、と言うことで思ったよりも経ってませんね。5ヶ月くらいかな。実際翻訳版も3ヶ月ごとに新刊出てますし、ペース早いですよね。
表紙、某会社のアニメーションとデザインが似ているなぁなんて思いつつ。原作の描写に沿ってるのかも知れませんがね。
プロローグからわくわくしました。アンデルセン。新しい魔法は読書家の夢の塊。それにしてもロイド。何とか救えないものでしょうか。本当に根っからの悪人なのでしょうか。そんなはずないと思いたいです。
本編は現在に戻りいつものメンバー登場。
妊婦さんにこんな無理をさせて大丈夫なのでしょうか。アザーワールドの妊婦さんは特別頑丈なのかもな。
相変わらずレッドは良いキャラしてます。こぶたともうまくやれてるみたいですし。ある種サバサバしてると言うか。強いですね、女性陣。
今回ストーリーの中心になっていくだろうアレックスの暴走。どんな作品でもそうですが、暴走チートキャラ、びくびくする周りのキャラ。この構図が何故か苦手。本人達には苦悩もあるでしょうが、迷惑すぎてイライラしてしまう。そう言う問題点がなければドラマが生まれないのはわかっているんですが。
前作から登場のエメリッヒが相変わらず可愛いです。賢いです。ブリーもまた逞しい。
双子の母、シャーロットは愛情深い母親ですね。双子を危険な世界に送り出す勇気もありますし。いやしかしよく送り出せたなぁ。夫や仲間達を見ているからかな。
双子とは言え、大人の身内がいない世界での生活は相当心細いと思うんです。本人達は毎日の冒険に忙しくて気づいていなくても。14歳。思春期ですしね。まだ大人にならなくても良い年です。
ところで、妖精院のメンバーは、誰もロイドのことを知らないのでしょうか? 双子の父親に似た弟がいたことを? 仮面の男の正体を? フェアリーゴッドマザーが悲しみのあまり何かしたのかしら。みんなの記憶からロイドの存在を消すとか。アレックスが怒りに呑まれて豹変すると思っているかも知れないけれど、元よりその性質があってのことだと私は思う。高慢さの様なものが透けて見える。14歳なら仕方ないのかも知れないけれど。大抵は根拠のない自信を持っている時期で、彼女には根拠があるのだから余計に。しかし14歳の少女をフェアリーゴッドマザーの座につけるとは。重過ぎますね。
ここでもレッドは好感が持てます。しかし軽んじられがちなんですよね、こう言うタイプは。なんて、つい肩を持ちたくなる。
マザーグースの登場。彼女の日記にロイドのこと、書いてありそうですね。
ここへきて新キャラ登場。一癖も二癖もありそうな魔女です。翻訳、語尾や文末がところどころ引っかかる。“入り込めてしまう”と言う言い回し。その前にも幾つか似たような言い回しがあり、引っかかりました。
モリーナはチャーリーに反応しましたね。カエルの呪いをかけた魔女がモリーナとか……?
レッドかわいいなぁ。ゴルディは脳内で朴璐美さんボイスで再生されます。
魔法の薬のルール。ひとつ目はどのようにしてわかったのでしょう。誰か消滅してしまったんですかね。気になります。
お気に入りのレッドにフロッギーの様な良きパートナーがいて嬉しいです。レッドがとても愛されているのが嬉しい。そしてやはり邪魔が入りましたね。
「モリーナは何もしていない、チャーリーが選択した」って何もしてくれない妖精院て何なの。脅迫は罪にならないのか。その鈍感な感覚が謎だ。
種明かし、何で蛾だったんだろう。
死者の魂を象徴してたりするんですかね。私だったら絶対乗れないな……。
そしてルーク。彼にも比較的同情的です。大切な人を守るために世界を危険にさらした。でも、理解できるし、大切な人を犠牲にする人も嫌ですよね。誰もが抜け道をパッと思いつけるわけじゃありませんし、リアルな判断だと思います。大義のために死を選ぶ、みたいなのは好きじゃありませんし。アレックスはまだ若いから、潔癖さは仕方ないのかな。
いよいよ冒険パートのスタートです。いつものメンバーで物語の世界へ! わくわくしかないですね。ハジェッタは何となく、ハンナ・マークス、サマンサ・バークス、ミンディ・カリング辺りのイメージです。結構好きなキャラクター。
レッドのハートの強さは救いです。
本の世界に行けるなら、安全で平和な世界が良いものですね。
素直で無邪気なレッドが時々発揮する、“無意識に真理をつく”ところがとても好きです。
オズの魔法使いに続き、ピーターパンの世界です。何だか読んでいるだけで胸がいっぱいになってきますね。ひとつの世界にひとりずつ置いていかなければならないとなると、レッドもそろそろ置いてけぼりかしら。でもロストボーイズは物語を求めているし、ひょっとしたら作家志望のコナーが? いや、主人公が残ることはなさそう。それにロストボーイズも同行するかもですし。
さて、お次はふしぎの国ですね。みんなが大好きなモチーフが続きます。
久々のブリー。なるほど! シンデレラの継母と姉たちはこっちで食堂を始めたんですね。何だか凄く幸せそうで、人生やり直せていて嬉しくなります。いやぁ、良かった良かった。人生知らないどこかでやり直し、できたら良いですよね。
アーサー王の世界。何となく、バックトゥザ・フューチャーの二人を思い出します。自分の世界が本の中の世界だと知っても気にしないところが凄いですね。さすがはマーリン。本の中のキャラクターは善悪はっきり分かれているので、潔癖な少女からすると理想的に映るかも。
本は入口であり出口である、何も起こらないように、とあるけれど、はなから1ページだけの世界を通るのは平気なんですかね。ふむ。その辺りがよくわかっていません。道順さえ変わらなければOKと言うことかな。
シャーウッドの森。実はロビンフッドのストーリーってちゃんと知らないのですが。自己顕示欲の強そうないかにもな感じで書かれてますね。著者であるクリスが個人的に好きじゃないタイプなのかも。
レッドは母親役を楽しむと思ってましたよ。ちやほやされるのが何より好きですし、“してあげる”のも好きなのですよね。ある意味母性も強いと言えるでしょう。わがままですけど。
いや、レッド、いつの間にブドウ球菌感染症なんて知ったの……。アザーワールドの本、シェイクスピア以外も読んでるのかな……。
そして、ロストボーイズが知的にも道徳的にも賢くて驚く。
パプルニックの魔女。調べてもHitしなかったのですが、ここは創作部分でしょうか。代官のキャラ崩壊が凄まじかったです。
レッドパートがきました!
ワンスアポン 〜のレジーナについても毎度思うのですが、どうしてすんなり幸せにしてあげないのでしょう。その方がドラマチックだから? 結末はハッピーエンドなんでしょうけれども、レッドに元気がないと面白くありません。
ブリーパートもなかなかにドキドキする展開になってきました。もう終盤ですけど。UMAとか実は結構好きなんですよね。そわそわ。現代的なカヴン。意外でした。
ロイドが存在も知らなかった息子に興味を示すでしょうか。自分が父親を喪ったことで変わってしまったからこそ、何か特別な思い入れが生まれたりするのかな。
アレックスを兵器にしたとして、何故自分たちに制御できると思うんでしょうかね。暴走して敵も味方もなくなると言うのに。不思議だ。
さて。『魔法の声/コルネーリア・フンケ』シリーズを彷彿とさせる展開が待っていそうですね。全6冊のシリーズですから、もう半分も残ってないんだなぁ。早く最新刊を手に取りたいです。そしてレッドに幸せになってほしい!!
前々から思っていたけれど、クリスの謝辞には読者が入ってませんね。正直その辺に淋しさをおぼえます。本編には一切関係ありませんが。 -
Posted by ブクログ
ネタバレgleeでカート役を演じていたクリス・コルファー著のファンタジー児童文学。存在は知っていて気になっていたのです。本屋で翻訳版を発見してとても興奮しました。
暫くは勿体無くて読めない日々が続きましたが、第2巻が早くも刊行されたので、漸く決意を固め読み始めることに。
第一印象としては、ちょっと、翻訳が読み辛いかも。
例えば地の文ならば、“〜してた”ではなく、“〜していた”と訳して欲しい。そう言う細かな部分や、日本語の文章表現、誤字などがちょこちょこ気になる。
第4章97頁の“昨日まで何年もずっとこの本を持ってたろ?”と言うのは誤訳でしょうか??誕生日に本を贈られてから一週間経ってるんですよね??小さなことですが、結構モヤモヤします。
日記の著者が一度願いを叶えているとしたら、何故アイテムがまだ存在するのだろう? と思いましたが、ちゃんと理屈が通っていて良かったです。嫌な性分ですが、気になりますよね。コナーと一緒。
父親の出生について、私なら泣く程のショックを受けるだろうか。寧ろ特別な存在と言うことを誇りに思うかも知れない。元々は作りものだけれども。それに幼い頃に聞かされた方がショックは小さい気もする。サンタクロースと同じで。
それと、短剣の正体は寧ろ一番わかりやすいと思ったので、意外でした。
色々な場面で御都合主義ではあるのだけれど、児童文学だし、さらに言えばおとぎ話の世界なわけで。寧ろその方がそれらしい気がします。子どもへの読み聞かせには良いでしょうね。
前回、なかなか読み進めることができなかったのもあり、本作の読みやすさは相当だと感じました。そりゃあ、児童文学だからと言うのもありますけれど。読んでいて疲れない。ところどころ、翻訳が気になる部分はありましたけれども。
海外ドラマの『ワンスアポンアタイム』では、白雪姫に登場する悪い女王が一番好きなキャラクターなので、こちらでもちょっと贔屓目に見てしまったり。
そして、赤ずきんとゴルディロックスの関係が何となく好きです(笑)漫画的と言いますか。うる星やつらのランちゃんと弁天様、ラムちゃんみたいなおかしさがありますよね。騎士口調な凛々しさがまたそのおかしさを膨らませているのかも。
フロッギーもまた魅力的なキャラクターですね。物語の緩衝材と言いますか。
本作のお気に入りポイントとして、主人公たちが自分たちの冒険をほかの家族に秘密にする必要がない、と言う点もあげられます。大抵の自動ファンタジーは一番の味方である家族にあれこれ秘密を持たなくてはなりませんからね。理解されない描写などは胸が痛くなるものです。
全体的に、映像がはっきりと浮かんでくる一冊でした。発刊ペースが早いので、焦れったい思いをせずに済みそうです。映画化も実現すると良いですね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ双子が主人公というので手にとってみました。
ハリーポッターよりも気楽に楽しめるファンタジー。
アレックスは勉強ができて、最初はハーマイオニーを思い出してしまう(この手の物語には勉強のできる子も必要なのかしら)。それはさておき、アレックスの「ここではないどこか別の世界」に憧れる気持ちは私も子どもの頃憧れていたので共感。
コナーはもうほんと、常識にとらわれなくて、私は大好き。誇りに思うような男の子。
コナーとアレックスの双子ならではの間柄にも個人的にグッときました。
そして子を持つ私にとっては、11歳で父を亡くすという耐えがたい事実に胸が痛み、かつ11才って大人になりつつある気がするけれどこれほどまで悲しむんだということにも驚き、胸が痛みました。
双子の父親やおばあちゃんのように子どもたちに接することができたらなんと素晴らしいことか。
これまで考えもしなかったおとぎ話の背景が描かれていて面白く感じたり、時々クスッと笑えます。少し簡単に解決しちゃう面もあるので、奥行きの深さから星4つにしましたが、第6巻まであるので楽しみです。 -
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表紙の佳嶋さんのイラストに惹かれたのと、前から読みたいと思っていた作品だったので購入!
ジキルとハイドが二重人格者なのは知っていたけれど、まさか容姿ごと変わるとは…最後のジキル博士の手紙での告白による心の葛藤が読んでいて色々と考えさせられた。誰だって心の中では善と悪が鬩ぎ合っている、それとどう付き合っていくかが重要で、あまりにも悪を否定しすぎると自分自身を縛り付けてどんどん身動きが取れなくなってしまう。何事もバランスが大事。
この小説が書かれた当時のロンドンの背景や人々が抱いていた偏見についてが、あとがきで少し触れられていて、それを知った上で読み返すとまた違った風に受け取れる部分が沢山あると思う。 -
Posted by ブクログ
「落ちてるとき」か「ノッてるとき」で言えば、
「落ちてるとき」に非常にオススメの本です。
もう、仕事も人間関係も人生も何もかもうまくいかないし、もういやだ死にたい><! と思うことがあったら、
行動に出る前に、まずこの本を読んでみてと言いたい。
そこまではいかなくても、
最近なんだか怒ってばかりだなーとか、なんだか元気が出ないなー
という人にも、おすすめの本です。
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何度も読む機会はあったのですが、
「有名な本だし、ちょっと読んで勉強しよう」くらいのモチベーションで読み始めたときは、
まったく興味が持てず、内容が入ってこず、ちっとも読み進まず、数ページで読むのをやめてしまいました。
・・・が、ちょっと洒落にならないくらい「落ち」て、
それこそ人生の「道が閉ざされた」ように感じているときに読んでみると・・・
おおおおおお!!!
なるほど!!!
そうか!!! 人生はこうやって生きていけばいいのか!!!!!
みたいな気持ちになり、あっという間に読み終えてしまいました。 -
Posted by ブクログ
”人はどうやって不安を解決してきたか”という不朽のテーマを存分に書いた名著である。我々はいつも不安である。それをどう向き合い、取り除いていくかはとても大切なことだ。心の平穏とは最悪の事態を受け入れるところから生まれる、何が不安なのかを明確に書き出す、自分に何ができるのかを書き出す、どうすべきかを決める、小さなことにこだわるな、自分を変えてゆくことができる、変えられない運命と調和する、脅威とはマイナスをプラスに変える力、自分がどうしたら人を喜ばせることが出来るか、人に行う善は自分への最善である、自分の犯した過ちに自分自身を批判せよ、満たされないものは世界を手に入れても満たされない、等人生をうまく切り抜けていくためのティップが一杯だ。読み返すべき本だと思う。
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Posted by ブクログ
冒頭の「九つのヒント」だけでもいいのだが。
自己啓発の本は、日本ではカッパのように薄く、活字スカスカの本が喜ばれるが、アメリカでは、カーネギーのようにじっくり読ませるケースが満載の分厚い本が喜ばれるようだ。読者層の知的レベルが違うのかもしれないが、それ以外にも、宗教やプリンシプルに対する態度が、彼我で異なるところが反映しているのだろう。アチラでは、宗教的に「自己を高める」ような生活態度を自分の中に根を下ろさせる、それにむかって日々努力するということが尊ばれるので、聖書のように日々読み返す、文字通り「座右の書」として使われることになる。翻って日本では、敬虔な祈りということはそれほど重視されないので、同じような著者が同じようなことを言っている薄い本が、新聞のように発売される端から読み飛ばされ、忘れ去られる。まあ滝行のようなものと思えばよいのか。少なくとも日本には古典的な自己啓発本となると、曹洞宗まで遡ることになるのかもしれない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ■あらすじ
舞台は第二次世界大戦下のイギリス。主人公のデイビッドは幼くして母を亡くし、やがて父は、若い女娘のローズと再婚する。
ローズは母代わりになれるように努力するが、デイビッドはそれが気に食わず、また弟にあたるジョージーが生まれると、ジョージーを疎ましく思うようになる。
叔父のジョナサンは、小さい頃に妹と共に行方不明になっているのだが、デイビッドと同じく本好きだった。ジョナサンの使っていた、本に溢れた部屋に疎開していたデイビッドは、ある日から本の囁きが聞こえるようになる。そしてとうとう、死んだはずの母の声が聞こえるようになり、誘われるままに庭の木のウロに入り込んだところ、人外の狼もいるような不思議な王国に迷い込む。
そこで出会った木こりの老人に、王が持つ『失われたものたちの本』には、全知が書かれていて、元の世界に戻る方法もわかるだろうと教わる。木こりや、友を探す剣士ローランドなどに助けられながら、またこの世界に住む歪んだ獣たちと戦いながら、王の住む城を目指す。
■感想など
世界観の理解にやや時間がかかるが、ローランドが出てきたあたりから一気に面白かった。
ねじくれ男がデイビッドの心にあるドロドロとした感情を表出させようとするが、木こりやローランドなど良い大人たちとの関わりを通して心を整理し、デイビッドが勇敢で大人になっていくストーリーが良い。『君たちはどう生きるか』のコペルくんがデイビッドであり、おじさんは木こりやローランドに見えたので、映画のタイトルもまぁ納得できて良かった。
茨の城で、ローランドは死に、また母も死んでいたのだと悟り、それでも『獣の爪』から勇気をもらって母(の姿をした魔女)を殺すシーンが良かった。訣別した感じがあった。
もう一回読むのはしんどい気がする。アニメで見たい。