田内志文のレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
以前も数回読んだことがある。
善と悪のバランス・理想や抑圧・社会的な顔と人間としての顔。
様々な要素が絡んでいる。
結局、ジキルそのものが利己的なように読める。
決して「ジキルが善」として描かれていないところが、ミソな気がする。
人当たりは良いけれど、彼の言動には身勝手なところがある。
何度読んでも面白い。
いつも解説を読まずに、純粋な感想を書いているのだけれど、今回、解説を読んで、「男色」という視点からも楽しめる作品なのか、と一層興味がわいた。
確かに、作中にちょこちょこと性的なものを想像させる言葉が使われているな、とは思っていたけれど、当時の社会的な背景を思いながら読むと、面白さが増すだ -
Posted by ブクログ
ネタバレ最終巻はいつもよりうんと発刊が早かったですね! 読んだら完結してしまう、と思うとなかなか読み進められませんでしたが、感想をつらつら書いていきます。
まず、しょっぱなから未来。コナーの80歳の誕生日から始まります。つまりは本編では無事と言うことですよね。ある意味ネタバレ。
本作は敵の手中に捕らえられたアレクシス
鏡の中に囚われたフロッギー
アレクシス救出に立ち上がるコナーと仲間たち
魔法の出現を目の当たりにするニューヨークの人々
と言うそれぞれの視点で構成されており、少しずつ話が進みます。レッドの存在が清涼剤です。私の中では堂々のヒロイン。
鏡の中のパートで、フロッギーが鏡の中で出逢った -
-
Posted by ブクログ
ネタバレ前作から146日、と言うことで思ったよりも経ってませんね。5ヶ月くらいかな。実際翻訳版も3ヶ月ごとに新刊出てますし、ペース早いですよね。
表紙、某会社のアニメーションとデザインが似ているなぁなんて思いつつ。原作の描写に沿ってるのかも知れませんがね。
プロローグからわくわくしました。アンデルセン。新しい魔法は読書家の夢の塊。それにしてもロイド。何とか救えないものでしょうか。本当に根っからの悪人なのでしょうか。そんなはずないと思いたいです。
本編は現在に戻りいつものメンバー登場。
妊婦さんにこんな無理をさせて大丈夫なのでしょうか。アザーワールドの妊婦さんは特別頑丈なのかもな。
相変わらずレッ -
Posted by ブクログ
ネタバレgleeでカート役を演じていたクリス・コルファー著のファンタジー児童文学。存在は知っていて気になっていたのです。本屋で翻訳版を発見してとても興奮しました。
暫くは勿体無くて読めない日々が続きましたが、第2巻が早くも刊行されたので、漸く決意を固め読み始めることに。
第一印象としては、ちょっと、翻訳が読み辛いかも。
例えば地の文ならば、“〜してた”ではなく、“〜していた”と訳して欲しい。そう言う細かな部分や、日本語の文章表現、誤字などがちょこちょこ気になる。
第4章97頁の“昨日まで何年もずっとこの本を持ってたろ?”と言うのは誤訳でしょうか??誕生日に本を贈られてから一週間経ってるんですよね -
Posted by ブクログ
ネタバレ双子が主人公というので手にとってみました。
ハリーポッターよりも気楽に楽しめるファンタジー。
アレックスは勉強ができて、最初はハーマイオニーを思い出してしまう(この手の物語には勉強のできる子も必要なのかしら)。それはさておき、アレックスの「ここではないどこか別の世界」に憧れる気持ちは私も子どもの頃憧れていたので共感。
コナーはもうほんと、常識にとらわれなくて、私は大好き。誇りに思うような男の子。
コナーとアレックスの双子ならではの間柄にも個人的にグッときました。
そして子を持つ私にとっては、11歳で父を亡くすという耐えがたい事実に胸が痛み、かつ11才って大人になりつつある気がするけれどこれほ