作品一覧

  • 超約版  貞観政要

    超約版 貞観政要

    小説・文芸

    3.7
    1巻1,210円 (税込)
    ■大河ドラマ主人公「鎌倉殿の13人」執権北条氏、「どうする家康」徳川家康も読んでいた! 有事にこそ「リーダーの真価」が問われる! フビライ、西郷隆盛、明治天皇…世界の名リーダー座右の書・不朽の古典が読みやすい現代語抄訳スタイルで蘇る! 唐2代皇帝・太宗による政治の要諦『貞観政要』。日本でも鎌倉将軍、徳川家康、明治天皇らも参考にし、世界最古・最高のリーダー論として読み継がれている。「組織の力量はリーダーの器以上にはならない」「部下からの厳しい言葉にこそ耳を傾ける」「上司は自らの権限の及ぶ範囲を明確にし、できれば制限しなければならない」太宗が示したリーダーシップの要諦は、時代を超えて通用する組織運営のための普遍の原理である。コロナ後という指針なき混迷の時代に組織の立ち位置を見直し、リーダーとして先を見て率いていくために学ぶ座右の古典。 [目次] 第1章 人の上に立つ者の条件 第2章 強い組織をつくる哲学 第3章 部下を伸ばすリーダーの資質 第4章 上に立つための自分の磨き方 第5章 部下を最大限に生かす法 第6章 有能な人材の見抜き方 第7章 失敗や挫折を乗り越える  <原作者略歴> 呉兢 (ごきょう) 670(咸亨1年)~749(天宝8年)。中国唐代の歴史家。?州(河南省開封)の人。長年史館にあり、歴朝『実録』などの編纂に従事。自ら『貞観政要』『国史』などを編纂した。 <訳者略歴> 夏川賀央 (なつかわがお) 1968年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。数社の出版社で編集者として活躍したのち独立。会社経営の傍ら、ビジネス書を中心に執筆活動を行う。古典の現代語訳に『武士道』『茶の本』『風姿花伝』『啓発録』(致知出版社)、著書に『すごい会社のすごい考え方』(講談社プラスα文庫)、『仕事ができる人の「日本史」入門』『仕事ができる人の「アジア史」入門』(きずな出版)等がある。 ※この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『超約版 貞観政要』(2022年4月19日 第1刷)に基づいて制作されました。 ※この電子書籍の全部または一部を無断で複製、転載、改竄、公衆送信すること、および有償無償にかかわらず、本データを第三者に譲渡することを禁じます。
  • 貞観政要 全訳注

    貞観政要 全訳注

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻2,750円 (税込)
    1300年以上読まれた「統治の教科書」不朽の古典、全文完全新訳。 とても読みやすい平明な訳文と、背景となる歴史がよくわかる解説でおくる、決定版! □よき君主は諫言に傾聴する□ 唐王朝(618-907年)の第二代皇帝にして、王朝の最盛と謳われる七世紀「貞観の治」をなした皇帝・太宗が、広大な版図を治め、王朝を栄えさせるために、臣下と議論を交わし、ときには痛烈な諫言を受け入れた様を描いたのが、この『貞観政要』全十巻四十篇です。 「私の非が明らかにならない理由は、官僚たちが従順で、皇帝の機嫌を損うのを憚かっているためだろうか。そうならないように、私は虚心に外からの忠告を求め、迷いを払いのけて反省しているのである。言われてそれを用いないのであれば、その責任を私は甘んじて受け入れよう。しかし、用いようとしているのにそれを言わないのは、いったい誰の責任であるか。今後は、各自が誠意を尽くせ。もし私に非があれば、直言して決して隠さないように」(本書 巻二「任賢」より) □「人の上に立つ者」のために書かれた□ 太宗が死して60年余が過ぎ、国史編纂に携わる歴史家の呉兢によって編纂されたこの書物は、唐王朝が変革のときを迎えようとする時代にあって、貞観の治世を手本とするよう、当時の皇帝に上進されたものでした。 □日本人も古代から読み継いだ□ 平安時代の日本にも伝わると、以来江戸時代を経て現代に至るまで、統治者の心構えを説く必読書として読まれ続けてきました。 徳川家康も明治天皇も読んだと言われる、「主君のための教科書」です。 □ビジネスの智恵として□ 現代にも通じる、人材育成、組織統治、コミュニケーション術の要諦を説く一冊として注目されています。 □歴史学の眼で「全文」を読み解く□ 『貞観政要』が描くのは「理想の君主」像だけではありません。 長く皇帝の座にあった太宗は、やがて怒りやすくなり、傲慢で贅沢になり、直言を嫌がるようにもなっていきます。 ・なぜ編者・呉兢は、そのようなことまで記したのか ・唐王朝はいかなる歴史の中で築かれたか ・実像の皇帝・太宗はどのような人物であったか 歴史学者ならではの鋭い分析とわかりやすい解説で、本書の「本当の意義」を読み取ることができます。 【本書は訳し下ろしです】
  • 貞観政要

    貞観政要

    小説・文芸

    4.3
    1巻1,067円 (税込)
    唐代、治世の問題を真正面から取り扱い、帝王学の指南書となった『貞観政要』。幾多の戦乱を乗り越え、太平の世を現出させた太宗(李世民)が名臣たちと交わした問答を史家・呉兢が編纂。爾来、中国のみならず日本においても為政者たちが折に触れて立ち返る古典の地位を得てきた。「指導者の条件」「人材の登用」「後継者の育成」など、およそ組織運営に関わる人間なら必ず迷い、悩むであろう問題に古人はどのように臨んできたのか。本書には汲めども尽きぬ教訓が今も満ち溢れている。本文庫は明代の通行本(戈直本)を底本とし、全篇より七十篇を精選・訳出。

ユーザーレビュー

  • 貞観政要

    Posted by ブクログ

    中国の古典といえば「守屋洋氏」である。 彼の訳を読んでいればまず間違いない。
    普通であれば、長々とした時代背景や人物 施設名などが続くのだが、さすが一流の学者であり、同時に多くの著作を出しているだけあって、読者が何を必要としているかをポイントを押さえ軽く説明している。
    「太宗のプロフィール」というのがまた上手い。そこだけでも、なんだか歴史に詳しくなった感じが得られるだろう。

    第一章 治世の要諦
    この最初で衝撃を受ける。
    なぜ今の日本が悪くなっているのか?今の世界が悪くなっているのか?全ての答えはここにあった。
    このシンプルな答えについて、最も初めに完璧に答えられていることに改めて驚かされる。

    第二章 諫言の機微

    諫言というものは、やれば良いというものではない。
    人を見て行わなければならず、タイミングも合わせなければならない。
    上司部下の関係、経営者と従業員の関係として読むと、これほどありがたいことはない。
    「末期症状になれば手遅れだ。初期症状のうちに諫言してくれるのはありがたい」と、部下の諫言を素直に受け入れる姿は実に素晴らしい!

    第三章 人材の登用

    人材の登用については経営者の悩みであろう。 しかし、他人のせいにするのではなく自分が人格者であるかどうか?ということを太宗は気にしている。
    能力がある無いではなく、善人か悪人かということが重要であるというのは、実に面白い視点であった。
    元が善人で能力がなければ、ただ能力がないということで済むが、悪人であって能力が高ければ、その被害は知らないところで大きく広がる。だから能力で選ぶのは危険なのだ、ということが書かれていた。(意訳)
    能力至上主義の弊害を既に指摘されているのがすごい!

    第四章 後継者の育成

    後継者問題というのは、どこにでも存在する問題である。特に経営者であれば悩みの一つであろう。
    子供がいなくても問題であるし、出来が悪くても問題であるし、たくさんいても問題である。
    「長子相続制において、長男が最も立派で、他の兄弟も、彼に従うようぐらい長男には人徳がある」というのであれば、何も問題がなさそうだが、現実には、そんなわけにはいかない。
    実際、彼には40人も子供がいて唯一の問題点を「後継者問題だ」と指摘されている。
    それ以外はむしろあなたに欠点はありませんよ、と言わんばかりの出だしから始まる。素晴らしい部下だ!
    諫言を受け入れるように、自ら子育てに意識している姿など、何という人格者か!と惚れ惚れするばかりである。

    第五章 名君の条件

    誰でも名君と呼ばれたいだろうし、経営者であれば「尊敬する人間は?」と、第三者に聞かれて「我が社の社長です!」と言われたいものだろう。
    しかしそう簡単には行かない。
    だからこそ、名君とあろうとし続けなければ、名君であり続けることなどできない。
    わがままし放題というわけにはいかないのだ。
    「我が心は秤の如し」では、その精錬潔白さが現れている。
    昔から顔馴染みだということで融通してもらおうという人は多くいるものだが、きっちりと言い返していとるところが名君と言える。
    「忠言は耳に逆らいて行ないに利あり」
    という有名な言葉の語源もここにある。

    第六章 帝王の陥穽

    最高権力者であるがゆえに「落とし穴」というのがある。
    誰も自分に逆らうことができないからこそ、その落とし穴というものを自覚していなければ、どこまでも落ちてしまうのだ。
    その注意事項が丁寧に書かれている。

    第七章 学問の効用

    権力者であるほど学問が重要である。
    徳川家康が林羅山に教えを乞うたのも、この書を愛用していた彼の考えのベースはこの章にあるだろう。

    文中にもこうある。
    「卑しくも一国の君主は、この上ない高い地位にあって、何一つ自分の思い通りにならないものはない。しかしながら一つだけ 例外がある。それは国史だ。国史は君主の悪を凝らし、善を勧めるものである。
    その国史が、ありのままの事実を記録しなければ、君子の子孫はやるべき規範を失ってしまう。」
    だからこそ、歴史に学ぶということが必要なのだ。

    第八章 刑罰の論理

    今で言う法律にあたる原点となる。
    厳しすぎれば反乱を誘発し、緩すぎれば舐められて、悪事がはびこる。
    当時もやたらと厳しい取締を行って、己の成績を上げることばかり考えているものもいたらしい。現代の警察官に聞かせたいような言葉である。
    公平で人柄の良い人物を司法官に任命したところ、4年間で死刑はたった29人にまで減った。
    こうした事例は現代も学ぶべきである。

    第九章 用兵の限界

    昔なのでいくさ というのは当たり前にある。
    軍事力というものをあまり考えないで機嫌よく生きていられるのも、今の日本ぐらいのものである。
    武力で制圧されれば負ける。圧倒的暴力の前になす術がないのは、当たり前のことである。
    だからこそ「兵の危険性」を太宗は理解している。
    「兵は凶器になる」として戒めているのだ。
    なので、反乱があったからと言って簡単に塀を動かすようなことはしていない。


    第十章 守成の心得

    創業者の苦労というものと、それを維持する苦労というものは全く別物である。
    太宗が東方を巡察した後で、不手際があったと多くの人間を処罰した。それに諫言する言葉を 受け入れている。なかなかできるものではない。
    「初めの志を忘れていませんか?」ということをしっかりと受け止めているのだ。
    また、太宗が雨の日に狩りに出かけた時「濡れない服はないかね?」みたいなことを部下に尋ねたら「瓦で作った服であれば濡れないと思いますよ」と答えられている。
    狩りというのは現代で言うゴルフのようなものである。
    つまり部下は「ゴルフばっかりで遊ぶんじゃなくて、雨の日ぐらいは、きちんと瓦のある屋根の下で仕事してください」 という言葉を発しているのと同じである。
    それを受け入れた太宗はやはり素晴らしい!

    全体的に太宗が素晴らしいすぎて、現代の社長は何も参考にならないかもしれない。
    自分の勤めている会社の社長にこれを求めても無理だと思われる。
    しかし、自分自身が社長であり「このようにありたい!」と日々努力を重ねるなら、そうした雰囲気が醸し出されてくるであろう。
    為政者がこの書を愛読せず、目指さなくなった頃から、やはりこの国や世界が悪くなってきたということがとても理解できる。
    文化大革命以降の中華が、こうした名著を封印し、時代の知性階級を処罰してしまったツケが現れている。
    わがままな欲望に翻弄され、日本の為政者もそれに倣っているようだ。
    為政者がそうであれば、学校の先生や警察官も公務員なわけだから、そうなるに決まっている。公務員とはそもそも上に従うからだ。

    人間としての価値を高められる極めて大きな一作品である。
    現代という、年月に埋もらさせてはならない名著であると言えよう。

    0
    2026年10月07日
  • 貞観政要

    Posted by ブクログ

    帝王学のバイブルと呼ばれる「貞観政要」であるが、世界中で1000年以上も読み継がれ、淘汰されることはなかった。唐の太宗が、政治でどんなミスを犯し、また、先代の名だたる帝王たちもどのような過ちの元に国を滅ぼしてしまったのかが、理解できた。なぜ、リーダーは人格者たることが難しいのか。それは、己の優秀さに加え、周りの指摘しにくい環境の二つが主である。私も、リーダーたる者になるときは、再読しよう。

    0
    2026年08月18日
  • 貞観政要

    Posted by ブクログ

    帝王学、守成の心得。諫言、人材登用、後継者育成、無私。
    身理まりて国乱るう者を聞かず。安きに居りて危うきを思う。言語は君子の枢機なり。すべからず本を務むべし

    0
    2026年01月09日
  • 貞観政要 全訳注

    Posted by ブクログ

    「貞観の治」と呼ばれる理想的な治世を行った唐の太宗李世民と臣下の問答を集め、古来より読み継がれてきた「貞観政要」40篇の全訳註。各章毎に古典の出典や時代背景を解説、本編も読みやすい文章で訳されており、800頁近くのボリュームのある古典ながら、途中で飽きる事なく面白く読むことができた。著者は「貞観政要」を手放しに礼賛せず、虚飾性や正当化された箇所に対してはしっかりと指摘しており、流石は歴史学者による訳註だと感じた。治世当初の10年は人民の動向を恐れ臣下の諫言に素直であったが、その後は傲慢で直言を嫌がる様子も見られ、最終篇では魏徴によって「有終の美を飾れない十ヶ条の理由」を上奏されるまでになっている。「貞観政要」の抜粋ではこのような側面を読む事はできなかっただろう。あとがきでも述べられているが、「全て読む」事の大切さを実感した。以前から「貞観政要」を読みたいと思っていたが、数ある中で本書を選んで大満足。古典や古事の由来の解説はあるものの、春秋・戦国時代や漢、魏晋南北朝時代の基礎知識がある方が面白く読めると思う。再度通読するのではなく、時間があるときにランダムに章ごとに読みたい。

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    2025年03月30日
  • 貞観政要

    Posted by ブクログ

    最高の名君李世民。日本にもこんな政治家が現れてくれたら良い。自民党のおばかたちは爪の垢を煎じて飲むのが良いわ〜♪

    0
    2024年12月29日

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