作品一覧

  • ニーベルンゲンの歌
    -
    1巻660円 (税込)
    「ニーベルンゲンの歌」はゲルマン民族の英雄伝説で、12世紀末から13世紀初頭に現在の形にまとめられたものといわれる。ただ、原典には矛盾も多く、著者は最も妥当と思われる二つの物語を紹介する。前編は「ジークフリートの死」、後編は「クリームヒルトの復讐」である。ジークフリートは数々の偉業を達成してクリームヒルトと結ばれるが、狡知にたけたハーゲンに屈して死を迎える。妻のクリームヒルトは復讐に燃えて敵を誅戮し、みずからも命を絶つ。ワーグナーの「ニーベルンゲンの指環」4部作はこの前編を独自に解釈したものである。
  • ムーミン全集[新版]1 ムーミン谷の彗星
    4.1
    1~9巻1,155~1,430円 (税込)
    あと4日で、地球滅亡……!? 衝突の危機がせまった彗星を調べるため、ムーミントロールはスニフと共に、天文台へ大冒険。スナフキン、スノークのおじょうさんとの出会いも! *日本語翻訳本は、形を変えて55年もの間、愛されてきました。今回初めての翻訳新版となります。主な変更点は、・現代的な表現、言い回しに整え、読みやすくなりました/・クリアなさし絵に全点差し替えました/・原書最終版に基づき、より細部にこだわった表現にしました。
  • 小さい人魚姫 アンデルセン童話集
    値引きあり
    -
    1~2巻492~523円 (税込)
    15歳になった美しい人魚姫がはじめて海の上へと出た夜、船では美しい王子の誕生日を祝っていた。一目で恋に落ちた人魚姫は、魔女に頼み、美しい声と引き替えに人間の足を手に入れる。王子と結婚できなければ、海の泡と消えてしまう人魚姫は、王子に再会し…。幾度も涙を流しながら執筆したという表題作のほか、「親指姫」「はだかの王さま」「しっかりもののすずの兵隊」「野の白鳥」「ナイチンゲール」など、初期代表作を12話収録。 [もくじ] 火うち箱 大クラウスと小クラウス まめつぶの上にねたお姫さま イーダちゃんの花 親指姫 小さい人魚姫 はだかの王さま ヒナギク しっかりもののすずの兵隊 野の白鳥 ナイチンゲール 仲よし 解説――生涯と初期の作品 訳者
  • 北欧神話と伝説
    4.0
    1巻1,650円 (税込)
    荒涼峻厳な世界で育まれた北の民の精神を語るエッダ、サガ、神話、伝説を読む。ヨーロッパ北部周縁の民=ゲルマン人は、キリスト教とは異なる独自の北方的世界観を有していた。古の神々と英雄を謳い伝える『エッダ』と『サガ』。善悪二元の対立抗争、馬への強い信仰、バイキングに受け継がれた復讐の義務……。荒涼にして寒貧な世界で育まれた峻厳偉大なる精神を描く伝説の魅力に迫る。北欧人の奥深い神話と信仰世界への入門書。(講談社学術文庫)
  • ニイルス・リイネ
    -
    1巻550円 (税込)
    イプセンやアンデルセンとともに知られるデンマークの作家ヤコブセンの代表作。愛とあこがれ、夢と希望に燃えて精一杯生きぬいたニイルス・リイネの心の遍歴を繊細華麗に描いて、リルケの絶賛を博した北欧文学の金字塔的作品。「北方の空に無比の美しい深い光をはなっている明星」と評する訳者山室静氏による推敲をかさねた名訳でおくる。

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  • ギリシャ神話
    -
    ギリシア神話は内外の多くの人たちの著作があるが、本書はそれらのなかで、おそらく最も読みやすく、全体の構造を理解するのに最も便利なかたちでまとめられた好著であろう。「世界のはじめと神々」「オリンポスの神々」「プロメテウス兄弟とパンドラ」「ゼウスの愛人たち」「デメテルの悲しみ」と読む進むうち、神話の面白さに思わず引き込まれていく。後半には著者が研究を続けてきた「北欧神話」を収め、ヨーロッパの2大源流を垣間見ることができるようになっている。図版多数。

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  • ギリシャ神話<付 北欧神話>
    4.5
    本書が完成するまで30年を要したという。「近代文学」によっての活動の一方、童話への取組から二大神話のひとつギリシャ神話へと関心が移行していった結晶として、永く読み継がれる名作が誕生した。付・北欧神話。

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  • 新編 世界むかし話集(1)イギリス編
    -
    1~11巻660~661円 (税込)
    「ムーミン」やアンデルセン童話など、北欧・児童文学の研究・翻訳に生涯携わり、子供たちには夢を、大人にはやすらぎを与え続けた著者・山室静の世界むかし話集第1弾。 <イングランド>ネコの王さま/カメの遠足/最初のバナナ/三びきのクマ/ロンドン橋の上で/ジャックと豆の木/他8編 <コーンウォール>ベッチィ・ストーグの赤ちゃん/頭から下に向かって/他3編 <スコットランド>ヒース酒の秘密/詩人トマスの話/他5編 <ウェールズ>長すねグウィスの嘆き/他3編 <アイルランド>白いマス/笛吹きとプーカ/他9編

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  • サガとエッダの世界 アイスランドの歴史と文化
    -
    1巻660円 (税込)
    孤島アイスランドは「地のはて」といわれた。そこに伝えられるサガ、オーデンを主神とする北欧神話、英雄伝説からなるエッダはゲルマンの原像が描かれている。北欧文学の開拓者である著者が、地のはての物語を美しい文章で描く。

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  • 聖書物語
    2.0
    著者とキリスト教との出会いは東北大学に阿部次郎を慕って入学したときに遡る。文学的立場の曲折はあったものの、教養主義的ヒューマニズムを終生堅持したのもその裏打ちからであった。「山室聖書」と称された名著。

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  • アンデルセン童話集(上)
    -
    1~2巻550円 (税込)
    グリム兄弟がドイツの民話を集めたのに対し、少し遅れてデンマークに生まれたアンデルセンは長編小説「即興詩人」の世界的な成功のあと、当時の子供たちと大人たちのために数々の創作童話を書いて最も有名な童話作家となった。この第一集には、「飛行かばん」「イノシシの銅像」「ナイチンゲール」「みにくいアヒルの子」「モミの木」などの代表作と大作「雪の女王」など、16編を収めた。

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  • タゴール詩集
    -
    1巻660円 (税込)
    タゴールは世界的に最もよく知られているインド近代の代表的な詩人。この詩集はその膨大な作品のなかから山室静氏が選び抜いた詩編を集めたもので、初期の詩集「新月」「園丁」から最も有名な「ギタンジャリ」をふくめて、最後期の詩までを網羅した選詩集。ロマン的で神秘的な宇宙感をうかがうことができる。

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ユーザーレビュー

  • ムーミン全集[新版]6 ムーミン谷の仲間たち

    Posted by ブクログ

    ムーミンシリーズ、読むたびに「この巻が一番好きかもしれない」と思うなぁ。
    この短編集も大好き。ムーミン谷に住むさまざまな小さいいきものたちが懸命に、かつ自由にその日を生きるということ。その愛おしさが詰まった本だった。

    「この世のおわりにおびえるフィリフヨンカ」のフィリフヨンカが一番好きかもしれない。意外と手放してしまうと自由になるもののほうが世の中には多い。
    そして、全体を通して「ひとりでいること」と「誰かといること」の双方の大切さを話してくれる本だなと思った。
    ひとりの時間も、誰かに考えを分かち合う時間もどちらも大切。私も海や森に出かけてひとりの時間を持って、そのあとそれを誰かに話したり記

    0
    2025年11月28日
  • ムーミン全集[新版]5 ムーミン谷の冬

    Posted by ブクログ

    「これで、ぜんぶ経験したんだ。一年を。冬さえも」ムーミントロールは、つぶやきました。
    「ぼくは、一年を通して生きぬいた、最初のムーミントロールなんだ」


    毎年11月から4月まで冬眠をするムーミンが、新年が明けてすぐに目覚めてしまう今作。
    一番好きなムーミンかもしれない。これから後のシリーズで更新されるかも知れないけれど。

    ムーミンは冬の間も起きているトゥーティッキに出会い、同じく目が覚めて元気モリモリのミィに会い。
    そして、冬の中でしか生きられない生き物たちに出会う。この「冬の中でしか生きられない」という表現が好きだった。冬の中でしか生きられない生き物たちもとても好きだ。
    冬の中でも強かに

    0
    2025年10月28日
  • ムーミン全集[新版]2 たのしいムーミン一家

    Posted by ブクログ

    "そんなわけで、ムーミンやしきはいつもにぎやかでした。だれでも好きにやっていましたし、明日のことなんかちっとも気にかけません。ちょいちょい、思いがけないこまったことが起こりましたが、そのおかげで、退屈することもありませんでした。これって、本当にいいことですよね。"

    まさしくこの冒頭にある通りの「たのしいムーミン一家」だった。
    ムーミン谷にはいつでもいろんな人がやってくる。そんな短い春と夏を思いっきり楽しむ小さい生き物たちの話。想像していた「ムーミン」の世界が詰まった本だった。
    冬眠から目覚めた春。冒険の夏。夏の終わりにはみんなが楽しめるパーティが待っている。
    飛行おにとト

    0
    2025年07月26日
  • ムーミン全集[新版]5 ムーミン谷の冬

    Posted by ブクログ

    冬眠からはやく目覚めてしまったムーミントロール。寂しくなって、モランのせいにしたり(こういうときのモランの立ち位置がおもしろい)、ミイの変わらないおてんばさにほっこりしたり。
    雪に感動して、ふゆもいいなと思ったら、吹雪にあって腹が立ってどなりつけてやろうかとおもったり、吹雪のはしくれになって身を任せて楽しんだり。ふゆを過ごすムーミンの心情が細かく書かれていて、いつも出てくる家族や仲間たちが出てこない分、小さな冒険家ムーミントロールがとてもかわいかった。

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    2025年07月12日
  • ムーミン全集[新版]2 たのしいムーミン一家

    Posted by ブクログ

    トフスラン、ビフスランの願い事すてきだった✨
    黒い帽子にモランに飛行おにに、、、盛りだくさん!
    ニョロニョロでスノークのおじょうさんの髪の毛が焦げてしまって、それをなぐさめるムーミンが可愛いい。(スノークのおじょうさんがしっかり落ち込んだあと、ヘアアレンジしてるのも可愛い)

    0
    2025年07月12日

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