無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
久しく絶版になっていた新潮社版をずいぶん昔に買いました。
学術文庫で復刊されたのは実にめでたいです。
当時は北欧神話の本って本当に少なくて、これと新潮社のエッダとか、あとはギリシャ神話と併録された小学生向けみたいなのぐらいしか地方では手に入りませんでした。
内容はややクセがあるというか、親しまれているオーディンやトールの出てくるエッダ系の物語は2/3ぐらいで、あとは各地のヴァイキング伝説や伝承物語といった感じです(こちらには「ハムレット」の原型である「アムレード」などが収録されていて、これはこれで面白いですよ)。
アスガルドサガ系をすっきり体系づけて読みたいのであれば、今はいろいろ出ている北欧神話まとめ系の本のほうが向いているかもしれません。しかし趣があって、リライトされすぎていない内容も私は好きです。
Posted by ブクログ
西田幾多郎哲学論集を再読して疲弊した脳みそを休めるために、これを読んだ。
北欧神話と言うが、解説によるとこれは広義のゲルマン神話の一部で、ゲルマンが共有していた神話・伝説が北欧で若干の変容を遂げたものだということだ。
なるほど、伝説の人物達はまるでちょっとスポーツするかのような感覚で「ヴァイキング」に出かけたりする。略奪とか、ごく当たり前の世界だったのだろうか。
この本、前半は神話を扱っているが、叙述の途中でいつのまにか伝説の類になったり、ずっと後世の、史実に近いエピソードが入ってきたりと、ややわかりづらい語り口だった。
後半はいわゆるサガなどの「伝説・英雄談」で、これは「千夜一夜物語」に通じる、素朴な物語の楽しさを感じさせた。
最後の方で、ヴァーグナーの「ラインの黄金」に出てくる、ジークフリート(シグルド)なども登場。だいたい、ヴァーグナーの楽劇と筋はおなじ。ヴァーグナーの楽劇でも、強そうな英雄ジークフリートは非常にあっけなく死んでしまうが、こちらもそう。それどころか、あらゆる人物があっけなく死んでいき、物語はどんどん次の世代へと移ってゆく。
「世代を超えて物語は進んでいく」いや、あるいは「世代を超えた(個別性を棄却した)場所にしか物語は存在しない」という、古代社会以来の大前提がここにも如実に表れている。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
小説・文芸
小説・文芸
ビジネス・実用
試し読み
ビジネス・実用
試し読み
小説・文芸
試し読み
ビジネス・実用
試し読み