まっ白な雪にとざされたムーミン谷。松葉をたっぷり食べて、パパとママといっしょに冬眠に入ったのに、なぜか一人、眠りからさめてしまったムーミントロール。はじめて見る雪の世界で、さまざまな出逢いがあります。いつでも元気なちびのミイ、ムーミントロールのご先祖さまや、水小屋に住んでいるおしゃまさん……。9作あるムーミン童話のなかで、唯一冬のムーミン谷を描いて印象的な物語。シリーズ第6作。
Posted by ブクログ 2023年03月19日
面白かった。
体育会系で、寒い屋外での運動や明るいことが大好きでそれが好きじゃない人を見ると「そうなんだ。でもいつかは私が正しかったとわかるはずだ」と言うヘムレンさん。それにハマれない人たち。
そこの描き方がすごく好きでだと思った。キラキラしている一般的に「善い」とされること。全員がそのやり方にはま...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年02月27日
チェーリオ!
めちゃくちゃ面白かった〜!
大人になると冬は寒いだけやからムーミンと同じ様に冬を感じたいものだな。
ひとりぼっちで目覚めて悲しんでるときにミィと出会い「僕がどんな思いでいたか」を途切れ途切れに話すシーンとモランが道いっぱいに広がったから寒いんだっていう考え方が大好き。
最初はおしゃ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月12日
冬が来たら読もう、そう思っていたところ、真冬は終わり雪がどんどん解けていく今、読み終わりました。読み始めたときには時を逸したか、と思ったのですが、読み終わったらベストの時に読んで大成功、と思っています。
真冬の時期を乗り越え、しかし乗り越えというものの、実際にはムーミントロール、存分に冬を楽しんだよ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月01日
ムーミン一家は11月から4月まで冬眠するため、シリーズ作品はみな夏を舞台にして描かれているが、本作はムーミントロールだけが冬眠中に目を覚ましてしまい、初めての冬を経験するという点で異彩を放っている。
(これがきっと、雪というものなんだ)
見渡す限り白一色の世界に踏み出したムーミントロールは...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月25日
ムーミン谷の冬は"ムーミントロールの成長物語"という位置づけにあるのではないでしょうか。
初めて見る冬の景色、生き物に警戒心を持っていたムーミントロールが、おしゃまさん(トゥーティッキ)や冬にしか現れない生き物、自然と触れ合う中で、ムーミンママがいなくても自立した個人として成長...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年02月17日
いつもは冬眠している季節に目覚めてしまうムーミントロール。みんなが目覚めない中、1人で外に出て冬のムーミン谷を冒険する。
雪に埋もれたムーミン谷で、他の話よりもムーミントロールが1人成長していくような気がする。そして最後の最後でいつも以上にムーミンママの器の広さ、偉大さを実感する。
たまたま春の訪れ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月11日
真冬になると読みたくなる本。
もうだいぶ前に買った文庫本で、バーコードさえ付いてない。見たら昭和55年に発行されたものだった。
冬は冬眠するムーミンが、ムーミントロールだけ目が覚めてしまい、初めて冬の世界を知る冒険物語。
始めて知る冬の世界にムーミンは戸惑い、馴染み深い春と夏ばかりに思いを馳せる...続きを読む
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