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まっ白な雪にとざされたムーミン谷。松葉をたっぷり食べて、パパとママといっしょに冬眠に入ったのに、なぜか一人、眠りからさめてしまったムーミントロール。はじめて見る雪の世界で、さまざまな出逢いがあります。いつでも元気なちびのミイ、ムーミントロールのご先祖さまや、水小屋に住んでいるおしゃまさん……。9作あるムーミン童話のなかで、唯一冬のムーミン谷を描いて印象的な物語。シリーズ第6作。
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Posted by ブクログ
ムーミン谷に冬がやって来た! 普段冬眠するムーミンたちなのに、何故か真冬に目覚めてしまったムーミン 改めて寝直すかと思いきやそのまま春まで起きていたけど、寝不足にならないのかな?と思ったり笑 ムーミンにとって真っ白な初めての世界! ムーミンの新鮮な気持ちや驚きの気持ちがとても伝わる 雪ってこんなに...続きを読む冷たいんだ!空から降ってくるものたんだ! そんなことに加えて、ご先祖さま?的な存在や、冬にのみ活動的になる谷の住人たち 全員冬眠するのかと思いきや、冬の時期のみ顔を出す住人もいるのだと驚かされる 冬の住人はどちらかと言えば内気な傾向の印象 そんななかスキーが大好きな者がいたり、ムーミンにとって多くの出会いになった冬なんだなって そしてムーミンママは本当には母強しって感じ 冬の間に荒らされた家の中を見ても、そうね仕方ないわね〜で驚かずに納得に受け入れる ある意味ムーミンママの図太さを見習いたい!
面白かった。 体育会系で、寒い屋外での運動や明るいことが大好きでそれが好きじゃない人を見ると「そうなんだ。でもいつかは私が正しかったとわかるはずだ」と言うヘムレンさん。それにハマれない人たち。 そこの描き方がすごく好きでだと思った。キラキラしている一般的に「善い」とされること。全員がそのやり方にはま...続きを読むれるわけじゃないし、はまり続ける事ができる人は滅多にいないし、別にそれにはまれなかったからと言ってその人が「悪い」わけではない。 というのを描いてくれたのが私にとってはすごくよかった。 それから、そんな曲者のヘムレンさんも、「悪い人」という訳ではなく、「いい人なんだけどムーミンには合わない人」と位置づけて断罪しないでいるところが好きだと思った。 こういうのを豊かさだと思う。
チェーリオ! めちゃくちゃ面白かった〜! 大人になると冬は寒いだけやからムーミンと同じ様に冬を感じたいものだな。 ひとりぼっちで目覚めて悲しんでるときにミィと出会い「僕がどんな思いでいたか」を途切れ途切れに話すシーンとモランが道いっぱいに広がったから寒いんだっていう考え方が大好き。 最初はおしゃ...続きを読むまさんのこと「説教くさいなぁ…」と思ったし、ヘムおじの陽キャっぷりもしんどかったけど読み終わる頃には不思議と2人のこと好きになってた。 メソメソを狼から助けた後のヘムおじかっこよすぎ。 ママとミィの会話でミィがムーミンの成長ぶりを喜ぶお姉さんみたいなシーンがバキエモでしたな。ミィにとってムーミンはちょい危なっかしい所もある可愛い弟って感じなのかな。最高。 ママが目覚めてから更に幸福感が増してたのも良かった。春って嬉しいよなぁと改めて思った。
冬が来たら読もう、そう思っていたところ、真冬は終わり雪がどんどん解けていく今、読み終わりました。読み始めたときには時を逸したか、と思ったのですが、読み終わったらベストの時に読んで大成功、と思っています。 真冬の時期を乗り越え、しかし乗り越えというものの、実際にはムーミントロール、存分に冬を楽しんだよ...続きを読むうに思います。冬でなければ出会えない者たちとの貴重な出会い。出会いこそが成長の種なんですね。 冬から春へ、それは死と再生の物語。 ひょっとしたら冬の物語はこの世にあらざる者たちの物語。トロールにとってしても、見えない者たち、普段なら相いれない者たちとの成長譚でした。 雪に触れるムーミンの肌の質感が伝わってきました。 それから、ムーミンママになぜか磯野舟さんを感じました。慈しみと安定感というのでしょうか。大丈夫ですよ、という感じ。 ムーミン谷の冬はとても素敵です。
ムーミン一家は11月から4月まで冬眠するため、シリーズ作品はみな夏を舞台にして描かれているが、本作はムーミントロールだけが冬眠中に目を覚ましてしまい、初めての冬を経験するという点で異彩を放っている。 (これがきっと、雪というものなんだ) 見渡す限り白一色の世界に踏み出したムーミントロールは...続きを読む、雪の玉でランプを作っていたおしゃまさんに冬についていろいろ質問するが、突き放したような返事に寂しさを感じる。 「ものごとってものは、みんな、とてもあいまいなものよ。まさにそのことが、わたしを安心させるんだけれどもね」 「どんなことでも、自分で見つけださなきゃいけないものよ。そうして、自分ひとりで、それをのりこえるんだわ」 この作品の中でも特に世の中を達観したような響きのある名セリフだろう。 やがてムーミントロールはミイも冬眠していなかったことに安堵して心から喜び、徐々に冬を楽しみ始める。”いつでも自分ひとりでたのしむことを知っている”ちびのミイが果敢にナイフを足にくくりつけてスケートをしたり、お盆をそりにして雪遊びに興じる姿は、何ものをも恐れない彼女の性格を十二分に表していて元気をもらえる。全ての物事が新鮮に捉えられ、下から生えるものだと思っていた雪が空から降ってくるのを見て、ムーミントロールはその美しさに魅了される。 彼が冬を好きになり、自分の見たもの、経験したものを早くみんなに話したい、教えてあげたいとわくわくしているうちにとうとう春がやってくる。まず最初にムーミンママが目覚めて冬の間起きていた息子に優しい言葉をかけ、太陽の光が降りそそぎ、クロッカスの芽が出てくるくだりは読んでいて心が温かくなった。 いいかげん冬に飽きてきた1月中旬から2月頃に読むのがおすすめ。
登場人物の個性がしっかりと出ていて、いろんな人たちとふれあいながら、また初めての冬を経験しながら、ムーミンが成長する姿が愛おしく思える。とってもかわいい作品。
ムーミン谷の冬は"ムーミントロールの成長物語"という位置づけにあるのではないでしょうか。 初めて見る冬の景色、生き物に警戒心を持っていたムーミントロールが、おしゃまさん(トゥーティッキ)や冬にしか現れない生き物、自然と触れ合う中で、ムーミンママがいなくても自立した個人として成長...続きを読むしていきます。 おしゃまさんは見守る助言者として、ムーミントロールのそばにいてくれる存在で名言をたくさん聞かせてくれます。 相変わらず何も変わらないのがちびのミィ!彼女もまたムーミン物語には欠かせないスパイスとなってくれています。 そして、ムーミンママはムーミントロールにとって誰よりも安心させてくれる不動の存在です。 メソメソ、ヘムレンさん、サロメちゃんもそれぞれ短所もあるけれどそれがまた愛おしく、短いページの中でお互いの関係性がよく描かれている、大好きなキャラクターです。 挿絵の一つ一つにも物語の展開と丁寧にリンクさせた表現が見られるので、どのページも必見です。 また、最後の数ページにかけては、冬が始まる前よりも成長したムーミントロールが、これからの自分や自分を待っている出来事に、本当にワクワクしていることが伝わってきて、こちらまで嬉しくなります。 ムーミン物語は、キャラクターや世界観などファンタジーな要素があるのに、そのキャラクター達が立ち向かう出来事を解決するのは魔法の力などではなく、いつだって自分自身の内面と向き合うことや、周りの人を助けまた他者に助けられながら、壮大な自然の中でゆっくりと学んでいくことなのです。 そんなムーミン物語の素晴らしさがよく描かれている本作はこれからも定期的に読んでいきたい作品です。
これまでの冒険活劇とは違った内省的な物語。だからこそ、登場人物たちの一つ一つの言動にフォーカスしやすく、物語を読むうちに自分を見つめ直すきっかけを与えてくれます。
いつもは冬眠している季節に目覚めてしまうムーミントロール。みんなが目覚めない中、1人で外に出て冬のムーミン谷を冒険する。 雪に埋もれたムーミン谷で、他の話よりもムーミントロールが1人成長していくような気がする。そして最後の最後でいつも以上にムーミンママの器の広さ、偉大さを実感する。 たまたま春の訪れ...続きを読むを感じるような暖かい日に読み終わったので、ほっこりした。
みんなが冬眠している時期にムーミンだけ目が覚めてしまう。 それだけでも心細いし怖いのに、 初めて会う人たち、初めて見る雪にも驚きと恐怖がおそってくる。ムーミンの冒険物語。 最後はムーミンの心にも光がさしてよかった。
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