マーガレット・アトウッドの作品一覧

「マーガレット・アトウッド」の「昏き目の暗殺者」「侍女の物語」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • ダンシング・ガールズ:マーガレット・アトウッド短編集
    3.9
    1巻2,376円 (税込)
    『侍女の物語』前夜のアトウッド 世界的作家アトウッドの初期短編集が待望の復刊。キャンパスで繰り広げられる奇妙な追跡劇(「火星から来た男」)、記者が陥る漂流の危機(「旅行記事」)、すれ違いから各々孤独を深める夫婦(「ケツァール」)、適性に悩む医者の卵がある少女に向ける感情(「訓練」)、下宿屋で巻き起こる異文化をめぐる騒ぎ(「ダンシング・ガールズ」)など――アトウッドのぞくぞくするような「巧さ」が詰まった七編を収録。あからさまにではなく、ほんの少しだけ垣間見せるというやり方で、日常に潜む違和や世界の綻びをアトウッドは示してみせる。 「ことに「キッチン・ドア」で描かれる、形のない、だがはっきりと肌で感じる破滅の予兆は、のちの『侍女の物語』や〈マッドアダム〉三部作のディストピア世界の前日譚と見ることもでき、世界のあちこちで不穏な狼煙の上がる二〇二五年に読むと、これを訳した当時よりずっと生々しい実感をともなって迫ってくる。およそ五十年前に書かれたにもかかわらず、これらの物語は少しも古びていない、どころか読むたびに「今」の物語として更新されつづける。そのことに何よりも驚きを感じる」(「復刊によせて」より)
  • ペネロピアド 女たちのオデュッセイア
    3.3
    1巻1,078円 (税込)
    ホメロスによるギリシア英雄譚『オデュッセイア』。男性的な叙事詩の中で、女たちの声は語られてこなかった。 オデュッセウスの帰還を待つ20年、妻ペネロペイアは国を守るため、噂話に耳をふさぎ、無鉄砲な息子を育て、財産狙いの求婚者らを追い払う。 その内心はいかなるものだったのか。12人の女中たちはなぜ殺されたのか――。 『侍女の物語』『誓願』の巨匠アトウッドが想像と語りの才を発揮した、新たなる傑作! 解説・小川公代 ★2025年6月 NHK Eテレ『100分de名著』(M・アトウッド『侍女の物語』『誓願』) 指南役:鴻巣友季子
  • デカメロン・プロジェクト パンデミックから生まれた29の物語
    3.5
    1巻3,135円 (税込)
    コロナ禍の世界でなにが起きていたのか。アトウッド、ケレット、イーユン・リー、チャールズ・ユウなど、錚々たる作家の声が国境や人種を越えて響きあう、空前絶後のアンソロジー。
  • 昏き目の暗殺者 上
    4.3
    1~2巻1,320円 (税込)
    1945年、妹のローラは車ごと橋から転落して死んだ。あれは本当に事故だったのだろうか? 年老い孤独に暮らす姉アイリスは、釦工業で財をなした町いちばんの名家だった家族の歴史と姉妹の来し方を振り返っていく……。ローラの手になる小説『昏き目の暗殺者』、次々と亡くなっていく親族たちの死亡記事、そして老女の回想が織りなすある一族の波瀾の歴史。稀代の物語作家が圧倒的想像力で描くブッカー賞、ハメット賞受賞作。
  • 侍女の物語
    5.0
    1巻1,760円 (税込)
    【カナダ総督文学賞受賞】男性絶対優位の独裁体制が敷かれた近未来国家。出生率の激減により、支配階級の子供を産むための「侍女」たちは、自由と人間性を奪われた道具でしかない。侍女のオブフレッドは生き別れになった娘に会うため恋人と共に脱出しようとするが……。辛辣なシニシズムで描かれた戦慄の世界。

ユーザーレビュー

  • 侍女の物語

    「侍女の物語」について

    この物語は、ギレアデ政権の間、バンゴア市と呼ばれていた場所から発掘された、およそ30本のカセットテープに吹き込まれていたものを文章に起こしたものという設定。

    語り手の女性は、出産を目的に集められた女性の第1陣のうちの1人。ギレアデ政権は、その後、様々な粛清と内乱を経て崩壊したようですが、まだまだその初期段階にあり、日々の監視が厳しく、違反者は容赦なく処刑されていた時代です。

    各個人からその個性を奪い取るには、名前と言葉を取り去るのが効果的なのですね。
    単なる出産する道具である侍女たちの名前は「オブ+主人の名」。

    この物語を語っているのは「オブフレッド」と呼ばれる女性です。
    侍女たちはくる

    #深い #シュール

    0
    2025年09月22日
  • 昏き目の暗殺者 上

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    上巻の半分くらい読んで、まだ何の話なのかが掴めない。北米大陸の赤狩りの話?
    全体的に陰鬱な調子で物語が進む中、庭を始めとした自然の描写が美しいのが印象的。
    上巻の後半から物語が加速してくる。「昏き目の暗殺者」の男女が指すのがアレックスとローラだと思ってたけど、リチャードが絡んでくる辺りから、ローラじゃなくアイリスなのかも、そして、作者もローラではなくアイリスなのではないかと思われてくる。
    にしても、回想で語られるアイリスの無知と無力に比べて、老境にあるアイリスの皮肉屋にして頑迷ぶり、そのギャップに時間の残酷さを思い知らされる。そして、アイリスにそれ相応の教育がなされ、母や祖母の後ろ盾があったな

    0
    2021年02月04日
  • ダンシング・ガールズ:マーガレット・アトウッド短編集

    Posted by ブクログ

    読みにくさはあまり感じられなかった。
    「人は時とともに変わる」そこにとどまっていない部分が表現されている。
    なぜだか癖になるような読後感。
    読んでよかったと思わせてもらった。

    0
    2026年02月12日
  • ダンシング・ガールズ:マーガレット・アトウッド短編集

    Posted by ブクログ

    7編の短編集。どれを読んでもざわざわした不安を感じてしまう。落ち着かないこの感じはさすがアトウッドだなぁと思う。

    0
    2026年02月10日
  • ダンシング・ガールズ:マーガレット・アトウッド短編集

    Posted by ブクログ

    日常の薄皮一枚がめくれて、別の世界が顔を出すような、不穏な違和感。胸騒ぎがずっとつづくのに、ぐいぐい読まされてしまった。ふだんは見ないように蓋をしているもの。暗渠をのぞきこむような、こわさやおもしろさやうしろめたさがあった。
    クラフト・エヴィング商會による装幀も最高。

    0
    2025年12月17日

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