ルシア・ベルリンの作品一覧

「ルシア・ベルリン」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします!

ユーザーレビュー

  • すべての月、すべての年 ルシア・ベルリン作品集
    ルシア・ベルリンの第二集、前作に引き続き凄まじい。前作はユーモラスな作品が多め、本作は暴力ドラッグセックスの退廃的な70年代の描写が目立つ。どの作品も孤独さが張り付くがそれを前提として生きている様に引き込まれる。一編ごとに本を閉じ、息を吐いて天井を眺めた。

    "だがそれほどににぎやかに人物たち彩られ...続きを読む
  • 掃除婦のための手引き書 ――ルシア・ベルリン作品集
    アメリカに芥川賞あったら獲れてたのではないかと思ふ。強烈、そして生き生きとした文章であった。

    日本にはAAと断酒会、二つの組織があるからAAをいちがいに断酒会と訳すのはもしかしたら微妙かもしれない。でもなんて訳すの?と聞かれたらぶっちゃけAAとしか訳せない(訳せてない笑)

    機能不全家族に育ち、ア...続きを読む
  • 掃除婦のための手引き書 ――ルシア・ベルリン作品集
    深いどん底のさらに底深くその奥にいても光の方へと顔を向け言葉を綴った人なのだと思う。1番上品なのは自分の過去を笑い話にできる人。ずっと手元に置いていたい一冊。
  • 掃除婦のための手引き書 ――ルシア・ベルリン作品集
    著者ルシア・ベルリン自身の半世に材を取った短編集である本作は、「わたし」の一人称語りで、自身を取り巻く苛烈で過酷な環境や人物が描かれる。「わたし」視点の世界なのに、「わたし」の居場所はない。語り手は家族から不当な扱いを受け、学校のクラスメイトから無視され、孤独に浮いている。世界から拒絶されて、アウト...続きを読む
  • 掃除婦のための手引き書 ――ルシア・ベルリン作品集
    原作はもちろんのこと、自分が読んだ邦訳が素晴らしいのだろう、リズムがとても心地よい。いつか原文にもチャレンジしてみたい。
    知性と環境とユーモアと好奇心‥‥どれだけの幸運が重なったら、作者のような文章を紡げるようになるのだろう? 至福の時間でした。

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