楽園の夕べ ルシア・ベルリン作品集

楽園の夕べ ルシア・ベルリン作品集

2,717円 (税込)

13pt

人生を物語に刻んで。
ロングセラー『掃除婦のための手引き書』(2020年本屋大賞翻訳小説部門第2位)、『すべての月、すべての年』に続く待望の短編集。

「彼女の書く文章はほかの誰とも似ていない。読むものの心を鷲づかみにして、五感を強く揺さぶる。読んだときは文字であったはずのものが、本を閉じて思い返すと、色彩や声や匂いをともなった「体験」に変わっている。(中略)まるで自分もそこにいて、それらを見、聞き、感じたような錯覚にとらわれる。それほどに、彼女の言葉の刻印力は強い。」(「訳者あとがき」より)

【目 次】
オルゴールつき化粧ボックス
夏のどこかで
アンダード あるゴシック・ロマンス
塵は塵に
旅程表
リード通り、アルバカーキ
聖夜、テキサス 一九五六年
日干しレンガのブリキ屋根の家
霧の日
桜の花咲くころ
楽園の夕べ
幻の船
わたしの人生は開いた本
妻たち
聖夜、一九七四年
ポニー・バー、オークランド
娘たち
雨の日
われらが兄弟の守り手
ルーブルで迷子

新月

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 海外文学
  • 出版社
    講談社
  • ページ数
    392ページ
  • 電子版発売日
    2024年09月25日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

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楽園の夕べ ルシア・ベルリン作品集 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ポットキャスト<翻訳文学試食会>で取り上げられたので。

    評判通りすごい作家だなあ。色や光が感じられる。
    作者は自分の経験を元にして、編集し、拡大したり縮小したりして、物語にしている。
    解説や小説からは、精神的に幼いまま世界に出て、自由奔放、といえば聞こえは良いが無茶苦茶とか自堕落と言われるような生

    0
    2025年08月23日

    Posted by ブクログ

    「ルシア・ベルリンの書く文章はほかの誰とも似ていない。(中略)読んだときは文字であったはずのものが、本を閉じて思い返すと、色彩や声や匂いをともなった「体験」に変わっている」 (あとがきより)

    『掃除婦のための手引書』で度肝を抜かれて以降、
    『すべての月、すべての年』に続く3冊目の本書でも、まだ、ル

    0
    2024年10月29日

    Posted by ブクログ

    目で文字で読んだのに、
    映画をみたように思い出すのが、ルシア・ベルリンの小説だ。

    どの話も匂いに満ちていて、息苦しくなるくらいなのにそれこそが生だし、人生だと思わさせてしまう。苦しいし苦いのに、どこか甘美なのだ。

    「オルゴールつき化粧ボックス」の幼き日の犯罪まがいのこと。(最後、家に帰ってきて「

    0
    2024年10月20日

    Posted by ブクログ

    『人が表立っては言わないことが世の中にはある。愛とか、そんな深刻なことではなく、もっと体裁のわるいことだ。たとえばお葬式はときどき面白いとか、火事で家が燃えるのを見るとぞくぞくするとか。マイケルのお葬式は最高だった』―『塵は廛に』

    ルシア・ベルリンの三冊目の短篇集。三冊目の翻訳が出版されることはと

    0
    2024年10月17日

    Posted by ブクログ

    情景描写も話の締め方もクール。どれも良いが、特に「日干しレンガのブリキ屋根の家」「幻の船」「陰」「新月」がお気に入り。

    0
    2025年02月24日

    Posted by ブクログ

    短編集
    作家自身の生い立ち感情が見え隠れする作品集.ロクでもない夫,アルコール依存や薬物依存,子供達への愛,生活の厳しさなどが自然の情景描写の中に溶け込んでいる.短い物語の中に漂う臭いまで感じられる,そんな作品の数々.

    0
    2024年12月18日

    Posted by ブクログ

    読んだことないタイプの本で衝撃だった
    いろいろ出来事が書いてあったがなんとなく常にゾッとしながら読んでた

    0
    2025年10月20日

    Posted by ブクログ

    アラスカに生まれ、鉱山技師の父親とともに各地を転々としてきた著者。
    学生時代、チリで成熟していった彼女の人生の一片が、この短編集に匂う。


    そこから始まった3回の離婚とシングル混ざ^としての苦渋に満ちた人生を足下に持つからこその、彼女の文体イメージだと思える。

    「掃除婦の為の・・」「すべての月・

    0
    2024年12月08日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ルシア・ベルリンの短編集、三冊目(これで最後かな)。やはりすごく良い。相変わらず酩酊とドラッグとセックスと死にまみれていて、それでいて繊細な描写でむせかえるようなにおい、音、色彩に包まれる感じにぐっと引き込まれ、読みだすと止まらなくなってしまう。

    悲惨な境遇も破滅的な出来事もあっさりと、からからし

    0
    2024年12月16日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    子どもの頃よりあちこちに住み、結婚離婚✖️3、息子4人、シングルマザーにして職業をいくつか、そして大学教師、アルコール中毒と、これでもかの人生経験。日本の私小説作家が書いたら、恨みや悲しみのお涙頂戴にも出来そうなのに、彼女の場合、全く、微塵も湿っぽくなく、ドライなのが素晴らしい。『リード通り、アルバ

    0
    2024年11月03日

楽園の夕べ ルシア・ベルリン作品集 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 海外文学
  • 出版社
    講談社
  • ページ数
    392ページ
  • 電子版発売日
    2024年09月25日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

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