いちばんここに似合う人

いちばんここに似合う人

作者名 :
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作品内容

水が一滴もない土地で、老人たちに洗面器一つで水泳を教える娘。英国のウィリアム王子をめぐる妄想で、頭がはちきれそうな中年女。会ったこともない友人の妹に、本気で恋焦がれる老人――。強烈な個性と奇妙な優しさに満ちた16の短篇を、物語の声にぴったりと寄り添う岸本佐知子訳で。フランク・オコナー国際短篇賞受賞。

カテゴリ
小説・文芸
ジャンル
小説 / 海外小説
出版社
新潮社
掲載誌・レーベル
新潮クレスト・ブックス
電子版発売日
2019年02月01日
サイズ(目安)
2MB

いちばんここに似合う人 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2015年11月25日

    他人の生きざまを知るということが、これほど自分を、そして自分と関わってくれるすべての人を救ってくれるとは。孤独に、けれど「何か」を追い求めるそれぞれの主人公が、目の前を通り過ぎていく。私には彼らが何をしたいのか、何が目的なのか分かっている。自分のことは分からないくせに。
    それでも、そのヒントを垣間見...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年10月19日

    ​プロット、表現、文の瑞々しさが素敵。
    そして、ここでその言葉をこう並べるんだ、こう入れてくるんだ、みたいな楽しさ。
    内容は、孤独で、愛が欲しくて、大半の人からはちょっと引かれてしまうであろう人たちのお話。
    だけど結局みんなこんなもんでしょ。みんな痛々しい大人だ。誰だって誰かに引く権利なんてないのだ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年08月22日

    読んでるうちにどんどん感情が湧き出ててきて心が引き裂かれる思いがした。でも読み終わった後に「でもあまりに寂しい。確かにこれが人間だが、私はこれだけの人間を見たくない。」もうお腹いっぱいしばらく結構。と感じたのは何故か?
    何故ならこれは私たちが目にしたくない部分だからだと感じた。ここに私自身見ないふり...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年01月18日

    理不尽でとりとめのない、およそ自分の現実からは離れたストーリーなのにああそうそうと思うところがたくさんあった。読んだ自分のその時の感情も反映されて、印象深い一冊になった。

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    Posted by ブクログ 2013年10月26日

    短編集。
    日常の何気ないほつれとか、その逆の抗えない大きな波をそれぞれの苦悩として切り取られている。
    とくに気に入ったのが何篇かあったんだけど今手元に本がないのでタイトルが思い出せない。文庫みたいな小さいのになったら購入します。

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    Posted by ブクログ 2013年08月11日

    素晴らしかった。
    後から振り返ってみると「なぜあんなことをしたのだろう」と後悔するような行動は、その時の自分にとっては必要なことであり、間違っていないのだろう。
    しかし、その時の正解は振り返った時に不正解になることもある。
    この本ではその行動がきっかけで、大切な何かが失われたり、認めたくない事実を受...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年04月15日

    80歳を過ぎた老人に海もプールもない土地で泳ぎを教えた経験を語る女性の話とか、あり得ないようでいていや、あるのかもしれんな…と思わせるようなユーモアと魅力があって、息抜きに読むにはちょうどいい。比較するにはポップ過ぎるけど『ワインズバーグ・オハイオ』を思い出した。

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    Posted by ブクログ 2021年02月28日

    読書会の課題図書。
    ジャームッシュの初期の映画を見ているような。
    エイドリアン・トミネの「サマーブロンド」とか、映画で言うと「ゴーストワールド」を彷彿とさせる。
    一時期の村上春樹さんもちょっとこういう感じだった。
    レーモンド・カーヴァーを初めて村上さんの訳で読んだときと似た感覚。
    だが、それから21...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年10月25日

    面白かったです。
    ミランダ・ジュライは初めて読みました。岸本佐知子さんの訳も読んでみたかったです。
    人々の関わりが濃く描かれていますが、ひどく孤独を感じました。濃密であればあるほど、独りで立っていました。
    この感覚は親しく思います。楽しく会話してても、ひとり、ということをまざまざと突き付けられること...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年11月25日

    登場人物たちの孤独に揉まれて飲み込まれて息苦しいのに不快じゃない不思議な感覚。特に「モン・プレジール」と「あざ」が印象に残った。

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