気になる部分

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910円 (税込)

4pt

著者は、ミルハウザー、アーヴィング、リディア・デイヴィスからニコルソン・ベイカーまで、現代アメリカ小説の名翻訳家として知られている。一方、朝日新聞の書評欄「ベストセラー快読」での爆笑の名(迷?)コメントや、様々な雑誌で繰り広げられる独特のエッセイで、文筆家としても注目が集まっている。
本書は、ますます目が離せないそんな「芸人」――岸本佐知子が、ヘンでせつない日常を強烈なユーモアとはじける言語センスで綴った、初のエッセイ集である。眠れぬ夜の「ひとり尻取り」、満員電車のキテレツさん達、恐怖と屈辱の幼稚園時代、会った事もないのになぜだか鮮明に記憶に刻まれたある作家との思い出の数々……おかしさとせつなさで、おもわず笑いや涙がこみ上げてくること必至。ひとりでこっそり読むことをお勧めします。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    初っ端から心を鷲掴み。著者の頭の中を覗かせてもらっている感じが楽しい。「あ、そういうふうに感じます?」ってのが随所にあって面白い。ぷぷっと笑いつつ、共感しつつの、めっちゃ好みのエッセイだった。個人的に著者にとっても親近感で、私、岸本先生が好きです。

    0
    2023年07月13日

    Posted by ブクログ

    前回の「ねにもつタイプ」に引き続き、ひとりで吹き出しながら読んでしまった。電車で読むのは危険だ。みんなが知っている、知っていて当然のメジャーな話が苦手、の部分にうなずきすぎる。そうなんです、べつに自分だけ特別だとかそうではなくて、みんなが知ってるなら自分は知らなくてもいっか、という感覚なんです。そし

    0
    2021年01月11日

    Posted by ブクログ

    岸本氏の着眼点は相変わらず興味深いです。そっちの方向?とか、そこまで深く?など。「石のありか」は小学生のときのことを思い出しました。あったなぁ、そういえば。
    それにしても、記憶力がすごいです。幼稚園の頃の一人遊びのことを克明に覚えているのはすごい。
    「シュワルツェネッガー」、勉強になりました。

    0
    2020年07月23日

    Posted by ブクログ

    三冊のうちで、一番好きかも知れない。ビザールな(奇妙な)本に挙げられているものが私も特に好きだ。
    最近読もうとした(最後まで読んでないけど)藤枝静雄、昔から読んできた筒井康隆(特に虚人たち)それに吉田知子、村田喜代子、それに、それに、奥泉光が(嬉)怖さがドッペルゲンガーのそれだ、と書いてある。私が好

    0
    2020年01月05日

    Posted by ブクログ

    たいして読んでないのに言うのもなんだけど、岸本さんのエッセイ、面白すぎ。さくらももこのエッセイを好んで読んでいた頃と同等の満足度を感じてます。もちろん褒め言葉。”ねにもつタイプ”も素晴らしかったけど、本作はもうちょっと現実寄り。翻訳家としてのコラムみたいなのも掲載されていて、それはそれで興味津々。岸

    0
    2018年03月08日

    Posted by ブクログ

    この人の生きている世界はとても不気味で、すごく羨ましい気持ちにさせられた。こんな目で世界を見てみたい。

    0
    2015年02月08日

    Posted by ブクログ

    初・岸本佐知子さんエッセイ。
    もうこれはクセになる。
    私もたいがい変人だけど、岸本さんも相当な変人なんだと思う。変人同士だからか、岸本ワールドが居心地が良すぎてずっとプカプカ浮いていたい感じ。

    気になる部分って人それぞれ違うのだけど、岸本さんの気になる部分はかなりマイノリティで、そもそも岸本さんに

    0
    2025年11月20日

    Posted by ブクログ

     強烈なユーモアのセンスに度肝を抜かれました。瞬間的に気の利いたことが言えない私には、刺激的で、面白く読むことができました。
     私も、周りを和ませる冗談が言えるようになりたいです!

    0
    2025年11月16日

    Posted by ブクログ

    万城目学さんが、エッセイが一瞬うまくなるドーピング、と称していたので手に取った。
    独特の妄想癖ある岸本さん、あぁ私とおんなじような謎なこと考えがちな人が他にもいるんだ!と思ったのもつかの間、岸本さんのは激しすぎて、こりゃちょっと違う、と思いに至る(笑)。
    面白く、すぐ読めた。

    0
    2025年11月06日

    Posted by ブクログ

    先日読んだ吉田篤弘さんの『おかしな本棚』に登場した1冊。

    翻訳家でありエッセイストということでありますが、面白すぎて声出して笑ってしまいました。中でも岸本さんが洋酒メーカーでPR誌の仕事をしていた時のライターさんの事をかいた『ヨコスカさんのこと』と『「国際きのこ会館」の思い出』は爆笑でした。これを

    0
    2024年09月18日

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