すべての月、すべての年 ――ルシア・ベルリン作品集

すべての月、すべての年 ――ルシア・ベルリン作品集

小説・文芸
1,100円 (税込)

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NYタイムズ紙が選ぶ「21世紀の100冊」
作品集累計15万部突破!

一篇読むたびに本を置いて小さくうなり、深呼吸せずにいられない。
このように書く作家はほかにはいないと、何度でも思う。
――訳者あとがきより


中学でスペイン語を教える新米女性教師が、
聡明な不良少年のティムにとことん振り回される(「エル・ティム」)。
夫を失った傷を癒やすために訪れたメキシコの小さな漁村で、
女がダイビングを通じて新たな自分と出会う(「すべての月、すべての年」)。

世界中で驚きと喜びをもって迎えられた、至高の短篇集。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外文学
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社文庫
  • タイトル
    :
    ルシア・ベルリン作品集
  • タイトルID
    :
    1099501
  • ページ数
    :
    304ページ
  • 電子版発売日
    :
    2024年09月13日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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ルシア・ベルリン作品集 の一覧

1~3巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~3件目 / 3件
  • 掃除婦のための手引き書 ――ルシア・ベルリン作品集
    990円 (税込)
    2020年本屋大賞〔翻訳小説部門〕第2位。 第10回Twitter文学賞〔海外編〕第1位。 「アメリカ文学界最後の秘密」と呼ばれたルシア・ベルリン、初の邦訳作品集! メディア、SNSで大反響! 朝日、日経、読売、毎日、東京、中日、北陸中日、北海道、河北新報、信濃毎日、京都、共同、週刊文春、週刊新潮、週刊朝日、文藝春秋、GINZA、MORE、FIGAR JAPON、VOGUE JAPAN、ELLE JAPON、クロワッサン、婦人公論、ミセス、本の雑誌、POPEYE、本の雑誌、mi-mollet、現代ビジネス、クーリエ・ジャポン、本の雑誌、図書新聞、週刊読書人、文藝、すばる、小説すばる、波、本、RKBラジオ、NHKラジオ深夜便、TOKYO FM。 J-WAVE……。「ダ・ヴィンチ」の「ひとめ惚れ大賞」受賞! 2013年にノーベル文学賞を受賞したアリス・マンローや、短篇の名手レイモンド・カーヴァー、日本で近年人気が高まっているリディア・デイヴィスなどの名だたる作家たちに影響を与えながら、寡作ゆえに一部のディープな文学ファンにのみその名を知られてきた作家、ルシア・ベルリン。 2004年の逝去から10年を経て、2015年、短篇集A Manual for Cleaning Womenが出版されると同書はたちまちベストセラーとなり、The New York Times Book Reviewはじめ、その年の多くのメディアのベスト本リストに選ばれました。 本書は、同書から岸本佐知子がよりすぐった24篇を収録。 この一冊を読めば、世界が「再発見」した、この注目の作家の世界がわかります! このむきだしの言葉、魂から直接つかみとってきたような言葉を、 とにかく読んで、揺さぶられてください ――岸本佐知子「訳者あとがき」より 彼女の小説を読んでいると、自分がそれまで何をしていたかも、 どこにいるかも、自分が誰かさえ忘れてしまう。 ――リディア・デイヴィスによる原書序文「物語こそがすべて」(本書収録)より 毎日バスに揺られて他人の家に通いながら、ひたすら死ぬことを思う掃除婦(「掃除婦のための手引き書」)。 夜明けにふるえる足で酒を買いに行くアルコール依存症のシングルマザー(「どうにもならない」)。 刑務所で囚人たちに創作を教える女性教師(「さあ土曜日だ」)。…… 自身の人生に根ざして紡ぎ出された奇跡の文学。
  • すべての月、すべての年 ――ルシア・ベルリン作品集
    1,100円 (税込)
    NYタイムズ紙が選ぶ「21世紀の100冊」 作品集累計15万部突破! 一篇読むたびに本を置いて小さくうなり、深呼吸せずにいられない。 このように書く作家はほかにはいないと、何度でも思う。 ――訳者あとがきより 中学でスペイン語を教える新米女性教師が、 聡明な不良少年のティムにとことん振り回される(「エル・ティム」)。 夫を失った傷を癒やすために訪れたメキシコの小さな漁村で、 女がダイビングを通じて新たな自分と出会う(「すべての月、すべての年」)。 世界中で驚きと喜びをもって迎えられた、至高の短篇集。
  • 楽園の夕べ ――ルシア・ベルリン作品集
    続巻入荷
    1,430円 (税込)
    人生を物語に刻んで。 作品集累計18万部突破! ロングベストセラー『掃除婦のための手引き書』(2020年本屋大賞翻訳小説部門第2位)、『すべての月、すべての年』に続く待望の短編集。 「彼女の書く文章はほかの誰とも似ていない。読むものの心を鷲づかみにして、五感を強く揺さぶる。読んだときは文字であったはずのものが、本を閉じて思い返すと、色彩や声や匂いをともなった「体験」に変わっている。(中略)まるで自分もそこにいて、それらを見、聞き、感じたような錯覚にとらわれる。それほどに、彼女の言葉の刻印力は強い。」(「訳者あとがき」より) 隣の家に住むシリア人の親友と怪しげな懸賞カードを売りさばく少女(「オルゴールつき化粧ボックス」)。親戚が大集合するクリスマスパーティの日、屋根の上から降りてこない伯母(「聖夜、テキサス 一九五六年」)。著者の実人生を元に生み出された、唯一無二の輝きを放ち世界中の読者を魅了する至極の短編集。

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すべての月、すべての年 ――ルシア・ベルリン作品集 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    異次元。本質の描きかた、その鮮やかさ。
    描かれている現実は、あんなに苦いのに。
    なのに重苦しくなく軽やかで、
    すこしだけ救いも感じられるのはなぜだろう。
    エル・ティムは特に胸を抉られる一編だった。
    打ちのめされるくらい見事な小説。

    0
    2025年01月13日

    Posted by ブクログ

    彼女が執筆した全76篇の短篇のうち65篇を岸本氏が訳したもののうち、19篇を収めた短編集。
    順番としては「掃除婦のための手引き書」が先だったようだけど、私はこちらが先だった。まあ、短編集だし独立しているし、順番は関係ないか。

    最初の2篇を読んだあたりでは「なるほど。おしゃれ。」程度で、少し時間が経つと思い出すのがしんどくなるくらいの印象でしかなかった。
    そこからもう数篇読み、ルシア・ベルリンの語る語り口に慣れてくる頃になると、この作家のすごさが見えてくる。
    表題作を読むあたりでは、岸本氏が後書きで「そして文庫の帯で」書いているように「一篇読むたびに本を置いて小さくうなり、深呼吸せずにはいられない」という状況がやってくる。
    「なるほど。すごい。」に変わる。

    どれも、とても平易な語り口で読みやすい。
    だからファーストインプレッションは、さっきも書いたとおり、軽い。
    ただ、よくよく読んでいるとそうではない。
    一人称を中心に、個人の主観を語る中で語り手の人となりを、その人間性を深くから描き出す一方で、その姿を客観的に見たときの第三者的な違和感を実に見事に表現している。
    客観的に見たら明らかにおかしい(あるいはおかしくない)のに、主観的にみたらまったくおかしくない(あるいはおかしい)というギャップ。
    これが物語に強い陰影を与え、読む側はずいぶんとそのギャップにはらはらさせられる。
    読むのを止められなくなる。

    もう一つ、特徴的なのは、独立した、そして孤独な人間が中心に据えられていること。
    そして上記の主観云々も関連するのだけれども、本人はそれを孤独だとも悩みだとも思っていない。
    ただ客観的な我々読み手は、主人公から強い孤独さを感じずにはいられず、そこになんとも言えない感情が生まれる。
    これもまた、すごい。

    アルコール依存の女性が登場する物語がとても多く、これはなにを意味しているのだろうとずっと考えていたのだけれども、これは筆者本人がアルコールと戦ってきたということが反映されているのかな。そこからなにかを表現しようとしているのかもしれないけれども、そこは今回私の読み方では見いだせなかった。
    例の孤独さを強調しているような役割は感じられたけど。

    読むのが辛くなるような展開のものもあるけど、でもどれもものすごく秀逸。素晴らしい。
    掃除婦〜も読んでみようと思う。

    0
    2024年10月27日

    Posted by ブクログ

    1話1話の話を読み終えるたびに、その話に出て来た登場人物のその後を想ってしまう話ばかりでした。
    なんせ、なんの唐突もなく、バスッと終わらせられる話が殆どでしたから。最初はかなり戸惑いましたぜ。

    乾いた空気と広い空の下で、生活してる人々の一部分を切り取ったスクラップ集みたいな作品だと感じました。

    0
    2024年09月23日

    Posted by ブクログ

    以前、『掃除婦のための手引書』を読んだ時に、いずれはこちらも、と思っていた。どちらの短編集も著者自身の人生経験の豊かさが、題材と詩情の豊穣さに結実している。
    主人公はしばしば学生、看護師、電話交換手、子育てに忙殺される主婦である。それら全てが彼女の人生の諸相だ。ところが小説家だけは登場しない。そこは客体化したことがないのだろう。それとも私が知らない作品にあるのだろうか。

    いずれにせよ登場人物たちの日常が生き生きとして楽しげであることに読者は安心する。それほど彼女の分身たちは我々に愛されているのだ。本書の最後ではついに全てから解放された70歳の老女役で登場する。トレーラーハウスの屋内で、病気のために酸素ボンベを持って移動するという、彼女の終末の姿そのものだ。しかし難病にもめげない朗らかさにホッとさせられた。

    0
    2026年09月24日

    Posted by ブクログ

    あとがきにあるように「突き放しながら温かい、にぎやかなのに孤独」。人生に訪れる相反する瞬間を書き留めた短編集だった。
    ただ愉快なだけでは終わらず、悲劇のなかにもユーモアのスパイスが効いている。
    場所も背景も文化も様々で、バラエティに富んでいて読んでいて楽しかった。どれも似ていないのがすごい。
    比喩や詩のように凛とした表現がとても良かった。
    長くて手元に置いておきたい作品。

    0
    2026年05月10日

    Posted by ブクログ

    相変わらず独特。なかなか入り込めないんだけど,壁を越えて向こう側に行けると,情景がビビッドに浮かんでくる。しかし,訳は悪くないと思うんだけど,原著で読まないと本当のリズムとか手触りみたいな物は理解できないんだろうな。ある意味では私小説で,想像で書いている部分は少ないのではなかろうかと思わされる。中南米での貴族的生活からアルコール依存症のどん底まで,まさに波瀾万丈の人生。ひとりの人間がこれほど多様な経験をする例はあまりないだろう。それが小説家としての財産になっている。

    0
    2025年08月18日

    Posted by ブクログ

    「一篇読むたびに深呼吸せずにはいられない」の帯の謳い文句に偽りはない。
    何か悪いことをしたような、それでも何か郷愁をそそられるような、一篇ごとにそんな気分にさせられる。
    登場人物はみんな傷を持っている。
    その傷一つ一つは、誰しもがいつか感じたことのある傷みを見いだせるような気がする。
    あの時の、あの感じ、という気分になりたいとき、ぜひ。

    0
    2024年12月03日

    Posted by ブクログ

    ・『アメリカ文学最後の秘密』と言われるルシアベルリン
    ・昔、本好きの同僚のお勧めで購入した『掃除婦のための手引書』が切っ掛けで知り、数年経って改めて読みたくなりこちらを購入
    ・彼女の人生は、経験の幅広さと苦労に特徴付けられると思う
     >1936年アラスカ生まれ、2004年に亡くなる
     >鉱山技師の父親の元各地を転々とした幼少期
     >教師、掃除婦、電話交換手、看護助手など多くの仕事を経験
     >アルコール依存症、脊柱側弯症に苦しむ、など
    ・10~40ページ程度の短編集、全19編
    ・①電話交換士、教師など自身の経験に基づくと思われる題材 x 純文学的ストーリー、②寄り添い/暖かさと突き放し/冷たさの共存、③独自の比喩表現、が彼女の唯一無二さの根源かなと思う
     >「彼はひどくゆっくりエンピツ削りをまわし、ドラムをブラシで撫でるような音を立てた。」
     >「エロイーズはそれを自然界の現象のように思い出した。小さな地震や、夏の日に吹きすぎる風のように。」
     >・・・思いつきそうで思いつかない、ありそうでなかった輝く様な素敵な表現が沢山
    ・自分の世界観が優しくリセットされる様な読後感・・・という感じかな

    0
    2026年05月19日

    Posted by ブクログ

     ルシア・ベルリン(1936-2004)は米国の短編作家で、存命中に大きな評価は得られず、没後10年を経て米国版『掃除婦のための手引き書』(43編収録)が再評価につながったとのこと。
     邦訳が岸本佐知子さん。日本では分冊発行され、日本版同書(24編収録)未収録の19編を、別タイトルで刊行したのが本作だそう…。またやっちまいました泣、第2弾から読むヤツ!

     北米や南米を転々とし、3度の結婚・離婚、4人の息子を単身で育て、職業も教師、掃除婦、電話交換手、看護助手などを経験。アルコール依存症に苦しむなど、波瀾万丈で濃い人生だったようです。
     作品と著者の経歴は無関係でしょうが、経験は大きく影響を与えるでしょう。彼女の多くの短編小説の大半は、自身の体験に根ざした小説とのこと。

     なるほど主人公の職種を始め、内容は自伝と創作の境界が曖昧で、それ故か人物像や情景がリアルに立ち上がります。作りものではない人間の性(さが)や生きることの過酷さが凝縮され、熱量が直に突き刺さる印象です。

     飾らない言葉や筆致…孤独や病気や死が身近、湿り気のない乾いた土地の匂いを中心に、文体の簡潔明瞭さ、ユーモアセンスが(良い意味で)特異で、不思議な余韻を実感するも、個人的な好みで評価を下げてしまいました。

    0
    2026年02月22日

    Posted by ブクログ

    記録。キャラクターが多種で、魅力的。未熟な人たちの苦しい日常の中でもがく生命力が描かれている感じでした。

    0
    2025年01月01日

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    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外文学
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社文庫
  • タイトル
    :
    ルシア・ベルリン作品集
  • タイトルID
    :
    1099501
  • ページ数
    :
    304ページ
  • 電子版発売日
    :
    2024年09月13日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
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    2MB

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