ポール・オースターの作品一覧
「ポール・オースター」の「4 3 2 1」「冬の日誌/内面からの報告書(新潮文庫)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ポール・オースター」の「4 3 2 1」「冬の日誌/内面からの報告書(新潮文庫)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
物語の中に著者が出てくるメタ要素がある中で、同じくメタ要素のあるドン=キホーテをとりあげるというユーモアさもありつつ、妻と息子を失った主人公の虚無感ゆえの自己の抽象化と、そこから起こる探偵物語のような展開に惹き込まれる。
どうなっていくんだろうと没入するほど、奇妙に歪められた世界を見ることになった。
結論から言うと解決はされていない。
俎上に載せられた問題は何もわからないまま、物語の幕は閉じる。
真実の物語なのだから、常に答えが用意されているとは限らないよね、という感じなのか。
それでも、面白い。
個人的な読字体験として、プルーストとイカ〜読字は脳をどのように変えるか〜を併読していて、文字