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Posted by ブクログ 2022年08月28日
やっぱりポール・オースター好きです。続けて浸りたいこの感覚。
10年ほどニューヨークの実家から出て音信不通だった主人公が、たった1人だけ連絡を取っていた同級生に誘われて、ブルックリンに建つ木造の古い廃屋で共同生活をする。金融危機の直後の貧しい主人公や学生男女4人。皆個性的な4人が、それぞれの視点で...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月13日
本書の原作が刊行されたのは2010年。一方、本書の日本での刊行は今年(2020年)の2月。決して狙ったわけではないとは思うが、なんというタイミングだ。それは間隔が空きすぎているという意味ではなくて、同じような時代の息苦しさがあるタイミングで刊行されたという意味で、だ。
原作の舞台は2008年。まさ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月02日
この物語が初まるちょうど1年前、短い間だがサンセットパークのシェアルームに滞在した事がある。歌手を目指して墓地で亡霊相手に歌声を披露する若者、勤めてきた出版業界に疲弊して退職しスピリチュアルな世界を探求する女性、仕事が上手くいかず国を出たが何の具体的プランも持ってないモラトリアム男性。みんな今は何し...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月29日
深い自責の念を抱えて生きる青年マイルズ•ヘラーは家族との関係を断ち7年間の放浪生活を続けていたが、恋人との交際をきっかけに両親の元に戻る決意をする。
一方、父モリスは、そんな息子を密かに見守りながら帰りを待つ。
往年の野球選手のエピソードを挙げながら、己の父への回想と息子への愛情を語るモリス・ヘラ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月09日
雨の日の連休は小説を読むに限る。
オリンピックの閉会式前日と当日のほぼ24時間で読み終わったが、一気に読んだというよりは章ごとに間をとりながら、ゆっくり咀嚼しながら読めたと思う。
久しぶりに小説らしい小説を読んだ感覚で、明確な感想はないけどいくつかのシーンや想いが残るような気がする。
また、ポール・...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年10月16日
『それは強い、断固としたひと押しだった。押されたボビーはバランスを失い、よろめいて路肩から道路に出て、転倒し、アスファルトで頭を打った。そしてほぼ瞬時に起き上がり、頭をさすりながら悪態をついたが、立ち上がるよりも前に車になぎ倒され、生命を粉々に砕かれ、彼ら二人の人生は永久に変わった』―『マイルズ・ヘ...続きを読む
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