柴田元幸の一覧

「柴田元幸」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします!

配信予定・最新刊

作品一覧

2021/04/27更新

ユーザーレビュー

  • 雲

    面白かった。
    彼の今までの作品はグロテスクで奇想な展開が多かったのだけれど、本作にはあまりそういう展開はでてこない。
    所々出てはくるのだけれど、あまりメインの話に有機的には絡んではこない。
    ただ、そんなグロテスクで奇想な展開は、今までに彼が発表してきた作品に登場したエピソードに似た内容が多いので、彼...続きを読む
  • トム・ソーヤーの冒険
    小学校時代に読み漁った名著の読み返し。
    「トムソーヤの冒険」が発表されたのが今から140年前、アメリカがまだ南北で対立していた時代。
    奴隷制もあり、荒れていた時代にこれほどまでに勇気と希望に溢れた物語を生み出した著者が素晴らしい。
    印象的なシーンが、自らの日曜学校の葬式の日に戻ってきた3人を、喜びに...続きを読む
  • ブルックリン・フォリーズ(新潮文庫)
    会社を休み、休んだことを家族に伝え忘れたものの家にいても家事をするだけになりそうなので、この本を持って家を飛び出して読みはじめた。

    六十歳手前で離婚し、静かにこれまでの人生の「愚行録」を記して暮らそうとするネイサン、甥っ子のトムとトムの上司に偶然出会ったことで、人生が不思議で豊かに動き出していく。...続きを読む
  • 雲

    古書店で、とある本を見つけるハリー。
    そこから彼の半生が語られる。
    滾々と湧きいでる泉水が虹を放つような言葉で。

    タイトルどおり、ぽっかりと浮かびいつしか形を変え消えゆく雲のような挿話。ほんとうに、雲を眺めるような心地よい読書時間がもてた。

    ラストは、波乱に満ちていくのか穏やかに過ぎゆくのか、ど...続きを読む
  • ガラスの街(新潮文庫)
    ニューヨーク三部作の一作目。
    深夜の間違い電話をきっかけに、探偵になりすましてニューヨークの街並みを彷徨する主人公。何が真実なのか?最後まで何も解決しないミステリー。現実と虚構が入り乱れ、主人公は破滅の道へと突き進む。クセになりそうな独特の世界観。