大正13~14年にかけて芥川龍之介が編んだ、
旧制高校の英語の副読本全8巻51篇は、
当時の現代文学が選ばれていた。
その作品の中から怪異・幻想譚22篇を抽出し、
豪華な訳者陣によって翻訳されたアンソロジー。
・はじめに――柴田元幸
I The Modern Series of English Literatureより
II 芥川龍之介作品より
・おわりに――澤西祐典
附 芥川龍之介による全巻の序文と収録作品一覧
芥川龍之介が1924~25年(大正13~14年)にかけて旧制高校生の英語学習用に編集した英米文学のアンソロジー
"The Modern Series of English Literature" 全8巻51編から22編を精選して、澤西祐典氏と柴田元幸氏他10名が日本語訳をした。
まず芥川にこういう「学習教材」のような作品があるということを知らなかった。古今東西の文学に精通している芥川のセレクションであるから、間違いはない。