ブルックリン・フォリーズ(新潮文庫)

ブルックリン・フォリーズ(新潮文庫)

六十歳を前に、離婚して静かに人生の結末を迎えようとブルックリンに帰ってきた主人公ネイサン。わが身を振り返り「人間愚行(フォリーズ)の書」を書く事を思いついたが、街の古本屋で甥のトムと再会してから思いもかけない冒険と幸福な出来事が起こり始める。そして一人の女性と出会って……物語の名手がニューヨークに生きる人間の悲喜劇を温かくウィットに富んだ文章で描いた家族再生の物語。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

ブルックリン・フォリーズ(新潮文庫) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    移民や多様な文化が交錯するニューヨーク、ブルックリン。ここを舞台に、人生の終盤に差しかかった主人公が偶然の出会いを通じて再び人とのつながりを取り戻していく。過去に何かしらの傷を負った人物の群像劇でありながら、どこか静かに温かい。自分の外に一歩踏み出して他者と関わろうという気持ちがあれば、年齢に関係な

    0
    2025年11月23日

    Posted by ブクログ

    とても時間がかかってしまったけど、読み終わってほんわかする。いや、未来は暗いんだけど、いくつになってもアイデアと気力があれば人生は楽しいんだなって 90

    0
    2025年09月29日

    Posted by ブクログ

    初めてポールオースターを読みました。面白い。そして読後感も良く癒されました。特に際立ったことが起こらない前半も、魅力ある文体と豊かな表現力に引き込まれました。他の作品も早速読みたくなりました。

    0
    2025年09月19日

    Posted by ブクログ

    非常に起伏に富んだ鮮やかなストーリー展開で一気に読ませる力がある。所々に出てくる現実の出来事への評価を含めて政治的にも旗幟鮮明であり、「多様性とその敵」とばかりに定義される善悪の構図は、寛容がベースとなる本書の筋書きの中では怒と憎悪の感情が顕になる貴重なアクセントでもある。
    小説の舞台から四半世紀、

    0
    2024年10月05日

    Posted by ブクログ

    あとわずかで60歳のネイサン。
    妻イーディスとの結婚生活は破綻し、娘のレイチェルともうまくいかない。
    そこへガンにかかり、治療はなされ小康状態になってはいるが、仕事も失った。
    死までの時間を過ごすため、幼少期を過ごしたニューヨークのブルックリンに移り住むところから物語が始まる。

    こちらとてキラキラ

    0
    2024年10月06日

    Posted by ブクログ

    面白くてたまらなくて、
    がっしがしに読み進めた!

    これまで読んだポール・オースターは、
    もっと複雑で、言葉の迷宮に入り込み、
    冷たさや悲観的な部分があるからこそだった気がするが、
    とてもあたたかくて、優しくて、
    楽観的で、希望がある。
    もちろん人生なので悲痛な痛みや別れはあるのだけれど。

    街角で

    0
    2024年06月20日

    Posted by ブクログ

    還暦目前、自身の身の錆で離婚をすることになり、さらには肺ガンにもかかり、残りの余生は静かに暮らしたいと故郷であるブルックリンに一人戻ってきたネイサン。
    幸いガンは予後が良いようで、もうしばらく人生を楽しめるというなか、新生活を始めるやいなやわきおこる数々の騒動。
    騒動の中で登場するネイサンの甥である

    0
    2024年06月01日

    Posted by ブクログ

    オースターと言えば抗えない偶然の連続によって自分を失くしていく物語という印象だったけど、この話は偶然の連続によって自分を取り戻していく物語だった。出てくる登場人物が揃いも揃って問題を抱えていて、更に打ちのめされるような展開もあるのだけど、訳者あとがきにもあるようにオースターにしては楽天的でポジティブ

    0
    2024年05月21日

    Posted by ブクログ

     突然のポール・オースターの訃報を聞き、長年積読状態だった本書を手に取りました。難解と思い込み本棚で眠っていましたが、オースターってこんなに面白かった?と思わせる小説。10ページ弱のエピソードが怒涛に展開してとても読みやすい。「アメリカ文学」って高尚に構えるのではなく、日本の小説ではないアメリカ的な

    0
    2024年05月13日

    Posted by ブクログ

    お気に入りの本になった!
    波瀾万丈あるけど、喜劇的な要素が多く、悲しいシーンでも文章にユーモアがあり面白いから楽しく読めた。
    主人公ネイサンは基本的には他の登場人物たちを手助けするような立ち回りだったけど本人もしっかり作中で成長していて、人生の明るい部分を思い出させてくれるかのようなお話だと思った。

    0
    2024年02月23日

ブルックリン・フォリーズ(新潮文庫) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

作者のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す