平川祐弘の一覧

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作品一覧

2017/06/09更新

ユーザーレビュー

  • デカメロン 下
    ルネサンス初期に掲げられた、ヨーロッパにおける物語文学の最高傑作の一つ。下巻は8日目~10日目の30話。

    第八日以降は話の様相がガラリと変わり、西洋文学史上の重要な位置を占める『デカメロン』が、単なる艶笑談の寄せ集めではないということを実感した。

    第八日はイタズラや悪だくみがテーマとなり、笑えな...続きを読む
  • デカメロン 中
    パンデミック下の14世紀イタリア。貴族の若者たちによる面白おかしい百物語。中巻は4日目~7日目の40話。

    第四日はバッドエンドの昼ドラ、第五日はハッピーエンドの昼ドラ、第七日はドロドロな昼ドラ、といった感じで、恋愛のもつれやエロ話が出てくるわ出てくるわ。といっても下世話なだけではなく、切なさや勇敢...続きを読む
  • デカメロン 上
    ペストが流行する14世紀のフィレンツェで、10人の紳士淑女が語る、18禁多めな百物語。上巻は30話まで。

    1人1話ずつで1日に10話、10日で100話となる計算。
    1日目は機知に富む話が多く、何となく日本昔ばなしを連想した。2日目以降はその日ごとにテーマが設けられ、お題に沿った話が語られるが、次第...続きを読む
  • 神曲 煉獄篇
    煉獄とはなんぞや?地獄行きを免れた死者が天国を目指し七つの大罪を浄める贖罪の山である。鬼滅の刃は知らん。

    地獄篇のビジュアルが印象強い「神曲」だが、煉獄篇も非常に映像的。地下に降りていった前篇から、今度は山を登っていくという流れになり、雄大かつ峻烈な風景が描かれる。おどろおどろしさは薄れるものの、...続きを読む
  • デカメロン 上
    ペストが蔓延する14世紀フィレンツェを舞台に
    10人の若い男女が100話を物語るというお話です。
    私が読んだ河出文庫は上・中・下の3冊構成で
    大変ボリュームがありますが、100話の短編集なので
    飽きずに読み続けることができます。
    そして
    話題がとても面白い。
    若い男女が集まって話すことですから
    巧み...続きを読む

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