NHK「100分de名著」ブックス アンネの日記 言葉はどのようにして人を救うのか

NHK「100分de名著」ブックス アンネの日記 言葉はどのようにして人を救うのか

1,100円 (税込)

5pt

苦難の日々を支えたのは、自らが紡いだ「言葉」だった。

ドイツからオランダに一家で移り住んだアンネ・フランクは、第二次世界大戦下の一九四二年、十三歳の誕生日に父親から贈られた日記帳に、思春期の揺れる心情と「隠れ家」での困窮生活の実情を彩り豊かに綴った。そこに記された「文学」と呼ぶにふさわしい表現と言葉は、コロナ禍に見舞われ、戦争を目の当たりにした私たちに静かな勇気と確かな希望を与えてくれる。

【以下「はじめに」より】
本書では、『アンネの日記』が本来持っている文学的な豊かさについて、真正面から考えてみたいと思います。思春期の少女が、なにを考え、なにを感じ、それをどのように表現したのか。ここにはみずみずしい青春の息吹がみなぎっています。(略)これほどリアルな少女の声が胸に響いてくる文学を、わたしは他に知りません。

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NHK「100分de名著」ブックス アンネの日記 言葉はどのようにして人を救うのか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    アンネを慕い想い憧れている小川洋子さんが素敵。
    アンネが生還していてくれていたらと、私も本気で思いました。本当に悔やまれます。

    0
    2025年12月05日

    Posted by ブクログ

    10代の少女の文章から伝わる、生活とそのときの空気。
    文学の力。
    読み返すほどに深まる、戦争というものの恐ろしさと、どんな困難な最中にあっても文学や学びを求める気持ちや、人が人を守ろうとする姿。

    人の尊厳や、尊厳を守るということについて深く考えさせられる一冊でした。

    0
    2025年11月28日

    Posted by ブクログ

    100分de名著をたくさん読む。を目標にしました。記念すべき一冊目。
    原書は有名だけど読んだことないし、けっこうネガティブな評判を聞いていたこともあり、読もうという気持ちもなく。。

    泣きました。号泣。
    いろいろ考えさせられたけど、感銘を特に受けたのは、迫害を受けている中でもユダヤ人たちがなにかを学

    0
    2024年11月30日

    Posted by ブクログ

    すばらしかった

    「紙は人間よりも辛抱強い」
    言葉は心を外に放つ通路

    ことばは、希望あり光であり宝

    0
    2024年10月31日

    Posted by ブクログ

    アンネは自分と年が近いので共感する部分が多かった。時代が違えば彼女は幸せになってただろうと思うと切ない。

    0
    2024年07月03日

    Posted by ブクログ

    辛かった時期に読みたかった。言葉にすることで人はこんなにも救われるのだということを、希望が持てるのだということを、もっと早く知りたかった。

    0
    2024年04月18日

    Posted by ブクログ

    小川洋子さんといえばアンネの日記。
    時代背景も踏まえて日記の記述を紐解きながら、アンネ・フランクという一人の才能ある少女が生きた軌跡を丁寧に追う作品。
    久しぶりにアンネの日記の文章に触れたけど、大人になってから読むと確かに印象が違うなあと感じたので改めて読み返したくなったし、ホロコースト文学にも興味

    0
    2022年12月18日

    Posted by ブクログ

    『押し潰されそうに耐え難い、大きな岩石のような苦しみが、言葉というかたちをとることで頭の上から足元へと移動し、重荷から、その人自身の土台へと変わる。悲しみや苦しみはけっして消えないけれども、置き場所を変えることはできる』

    言語化することの意味やその効力の強さを学ぶことが多い1冊だった。

    0
    2025年12月20日

    Posted by ブクログ

    自分の置かれた状況がどうにもならない時に、文章や言葉にすることで、思わぬ気付きや救われることがあるのだと思いました。
    アンネの感性の豊かさに敬服です。

    0
    2025年08月24日

    Posted by ブクログ

    小川洋子さんの拠り所のような本である「アンネの日記」
    「アンネの日記」はまだ人生で完読してないので、こちらを読んでみた。アンネが日記を書くことを通して自分を客観的に捉えていたり、過酷な状況下でもユーモアを交えて文章を書いている早熟さを感じた。

    0
    2024年02月12日

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