いつも彼らはどこかに

いつも彼らはどこかに

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作品内容

たっぷりとたてがみをたたえ、じっとディープインパクトに寄り添う帯同馬のように。深い森の中、小さな歯で大木と格闘するビーバーのように。絶滅させられた今も、村のシンボルである兎のように。滑らかな背中を、いつまでも撫でさせてくれるブロンズ製の犬のように。――動物も、そして人も、自分の役割を全うし生きている。気がつけば傍に在る彼らの温もりに満ちた、8つの物語。

ジャンル
出版社
新潮社
掲載誌・レーベル
新潮文庫
電子版発売日
2016年06月17日
紙の本の発売
2015年12月
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
1MB

    Posted by ブクログ 2018年12月12日

    何度読んでも好きです。
    癒し系ではない動物の短編集ですが、仄暗い世界に癒されました。
    「帯同馬」と「ビーバーの小枝」が好きです。
    「帯同馬」で、ディープインパクトとピカレスクコートという固有名詞が出てくるのが小川作品では珍しい感じがしました。あ、でも数式の江夏もそうか…。帯同馬、という関係性も密やか...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年10月18日

    世の中の片隅でひっそりと暮らしているひと。静かに寄り添う動物、または動物のかたちをしたもの。かなしみと小さなよろこび、現実かからそうでない場所に広がっていく、静謐な、著者ならではの世界。
    ディープインパクトとともに海を渡ったピカレスクコートに自らを重ねる冒頭の「帯同馬」、亡くなった弟を心の片隅におき...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年01月13日

    時間を忘れて一気に読破したくなるサスペンスフルな小説もいいけど、
    不思議でシュールでユーモラスな1つの短編の世界に
    1日の終わりにじっくりと浸るのも読書の醍醐味だ。

    本書はまさに寝る前に1話ずつ
    ゆっくりと読んで欲しい短編集。


    たちまち非日常にさらってゆく魔力と甘美な陶酔。
    残り香のように漂う...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年01月27日

    著者の動物に対するまなざしには、ごまかしや偽善がない。その純粋なフィルターを通して、慎ましやかに生きる動物の姿が見えてくる。
    江國香織のあとがきも素晴らしい。

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    Posted by ブクログ 2017年11月02日

    一話目の『帯同馬』とてもよかった。

    飛行機や列車を使って、遠くに行くことの恐怖。
    このまま帰れないのではないか、
    自分の部屋に戻ることはもうないのではないか、
    そんな感情がとても共感できる。
    飛行機に乗るときは、一種の覚悟のようなものを携える。このまま死んでしまうかもれない、という可能性と不安に対...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年01月10日

    慎ましやかに静かに生きる人と、彼らに寄り添う動物(たとえ置き物であっても)が、あるがままに美しく、ひそやかに、多くを求めず、ただそこにある。余分なものは何もないのに、必要なことはどこまでも丁寧に描かれている文章がとっても美しい。
    「帯同馬」と「ハモニカ兎」が特に好き。
    登場人物の名前もなく、舞台がど...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年07月02日

    ランチタイムに、自分の席で、近くの小さな公園で、
    一人で食べにきたお店で、少しずつ読み続けた本
    短編集なので、ちょうど良い感じで短い時間に読めた

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    Posted by ブクログ 2017年03月12日

    しっとり不思議な感覚になる短編集。美術館にくる修理屋はちょっぴり苦手。なのにクセになる。何だかいけない気持ち。帯同馬に思いを馳せた。

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    Posted by ブクログ 2016年04月15日

    動物にまつわる八篇の短編集。
    動物と言っても犬や猫といった愛玩動物ではなく、馬、ビーバーの骨、兎の看板、小鷺、犬のブロンズ像、動物園のチーター、蝸牛、タツノオトシゴという最早動物ではなく物。
    動物の関わり方も物語の中心を占めるものから物語自体には影響のないモチーフのようなものまで様々。

    この作品で...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年03月21日

    ひっそりしていて、ぺたぺたとくっついてくるような微かな不快感があり、ほんの少しの不安が終始漂い、死のにおいがして、動物たちはおかしな人間味を与えられることなくあくまでも動物として登場する。

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