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15歳のわたしは、高級レストランの裏手で出会った中年男と、不釣合いな逢瀬を重ねている。男の部屋でいつも感じる奇妙な視線の持ち主は?──「まぶた」。母のお気に入りの弟は背泳ぎの強化選手だったが、ある日突然左腕が耳に沿って伸ばした格好で固まってしまった──「バックストローク」など、現実と悪夢の間を揺れ動く不思議なリアリティで、読者の心をつかんで離さない8編を収録。
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Posted by ブクログ
バックストロークは何回読んでも感動する。どんなに荒んだ心でもぐんぐんしみこむ小川洋子の言葉はすごいと思う(i_i)
不穏で美しい。例えるなら廃墟の遊園地みたいな本だと思います。 私は特に匂いの収集からのバックストロークの流れが大好きです。しん、とした閑けさと、現実ではありえないような情景がありありと浮かぶ繊細な描写は、ページを読まなくても思い浮かぶくらい何度も読みました。 私にとっては誰もいない夏休みの、湿っぽい...続きを読むでも冷ややかな図書室を想起させる本です。
この不穏さが大好き。 どの話もどの人物も何にも自分に共通点が無いのに、なんでかわからないけど地続きで、逆に全部自分事みたい。 難しい表現は何一つない、スッと心に入ってくる書き方も好き。 しばらく小川さんにはお世話になりそうですり
「飛行機で眠るのは難しい」「中国野菜の育て方」「まぶた」「お料理教室」「匂いの収集」「バックストローク」「詩人の卵巣」「リンデンバウム通りの双子」を収録した短編集。 いずれも滑らかで柔らかく丁寧な感触の中に一点、針で、あるいは指の先で突いたかのような闇を含んだ、小川洋子さんらしい作品。個人的に「匂い...続きを読むの収集」が1番わかりやすく好みであった。
どこにでもあるふと立ち止まることのない人たちの瞼の裏にしかないような強烈な景色が、日常や普遍的な平凡さとミルフィーユみたいに重なって、なんともいえない感動を覚える。 「リンデンバウム通りの双子」は静けさで溢れていて、強い言葉も表現もないのに、まぶたの裏に焼きつきそうな衝撃と強さがあった。 著書を翻訳...続きを読むしてくれている人であるにせよ、それだけだった人。でもその双子には、瞼を閉じるたびにきっと浮かぶ苦しみや地獄があって、平坦で本当はきっと1日1日が長い日々があって、戻らない幼い日々があって。 美味しいスープの香り、病院に差し込むあたたかい日、可愛い妹とのいたずら、父が大事にした顕微鏡。。。 まばたきするたびに、美しい風景が、悍ましい風景が、人からしたら大したことのない風景が、カメラのシャッターのように見え隠れする。 人生は一回しかなく、その日、その一瞬を、一本の道のように生きてるはずなのに、その人は1人しかいなくて、誰でもどこにでもいるはずなのに、その中には、そのまぶたの中に、さまざまな景色が、時間が、風景が重なって時は進み、苦しさと優しさと、暴力とあたたかさが、荒廃と永遠が、ぱちりぱちり、と層を重ねていて。 そういうミルフィーユの時の中で、複雑な時空の中で、私たちは生きている。 あの人もこの人も、わたしも、大したことがなくて、つまらないものに見えるけれど、本当はもつと複雑でやさしくて物語と心のミルフィーユがあって。 その人たちの生き方にも日々にも誰にも文句も手出しもできる筋合いなんてなくて。 どうして小川洋子さんは、どんな物語にもとりあげられないような片隅にいる人をこんなふうにそっと掬って、なぞることができるんだろう。 そこに愛が感じられるのはどうしてなんだろう。 どうしたら、こんなことができるんだろう? そんなことを感じました。 小川洋子さん、大好きだなぁ。
「飛行機で眠るのは難しい」を初めて読んだのは高校の授業。教科書に載っていた。 静かな雰囲気、淡々と描かれる死、生々しい人間の見栄、人生、さみしいような、切ないような、 ずっと忘れられなくて、本を買った。 この話が小説の中で一番好きな私のたからもの。
不思議な空間。良かった。 堀江敏幸さんの解説が完璧なので、ほかに書くことがない。 どれも印象的だけど、『まぶた』『お料理教室』が特に。
一見、日常的な風景なのに、いつのまにか非現実な世界に入っていることに気づいた。 小川洋子さんが描く静謐な雰囲気は変わらず。
とてもするすると読んでしまうのですけれど、この短編集も確かに小川ワールドでした。 何度読んでも大好きな「詩人の卵巣」の眠りの描写が、心にひたひたと染み込みます。軽くはなりましたが、不眠症でもあるわたしの眠りの召し使いは何処に…。 どのお話も死の予感がするのですが、「匂いの収集」の猟奇的な感じも好きで...続きを読むす。 「バックストローク」の、弟の片腕が体から離れていく描写も素敵。 お話たちの薄暗さが心地好いです。日常を離れられました。
小川洋子さんならではの素敵な言葉選びと不穏な雰囲気が漂う短編集。。 バックストロークは強烈。まぶたは流浪の月みたいだと思った(まぶたが先です)。2001年にこの物語が存在したんだと思うと不思議な感覚。
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