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[ぼくの記憶は80分しかもたない]博士の背広の袖には、そう書かれた古びたメモが留められていた──記憶力を失った博士にとって、私は常に“新しい”家政婦。博士は“初対面”の私に、靴のサイズや誕生日を尋ねた。数字が博士の言葉だった。やがて私の10歳の息子が加わり、ぎこちない日々は驚きと歓びに満ちたものに変わった。あまりに悲しく暖かい、奇跡の愛の物語。寺尾聰主演の映画原作。
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Posted by ブクログ
220、284、28、11、 私にとっては何の変哲もないただの数の羅列も 数学者の博士にとっては奇跡みたいな存在で、誰かにとっては意味のあるものなんだと思うと突然、ページの中の数字が輝いて見えました。
実におもしろい、ほのぼのとしたストーリーだった❗️ 76歳でなくなった数学者は、良い終末を迎えれたのだと。 義理のお姉さんも、穏やかに息を引き取るのを見守ったのだろう。 ただ、どうして義理のお姉さんは、義弟の世話ができなかったのか⁉️ 読者のかたは、どう思いますか⁉️ 『司馬曰く、人は皆、頭にスク...続きを読むリーンを持っていて、そこに様々な光景を映し出します。 耳から入った「言葉」という情報も、頭の中で映像やイメージに変換され、このスクリーンに投映されます。 落語や読書が好きな人は言葉を聞きながら、あるいは読みながら、このスクリーンに様々な光景を映しだして楽しんでいるわけです。 言葉や文字というものは単なる記号に過ぎませんが、人はそれを介して感情やイメージを伝え合います。 そして笑いが起きたり、同情したりします。読書はこのスクリーンの解像度を上げる役割を果たします。』
数学全然わからんけど、とても面白く読めました。 特殊な高校に通っていて、本に出てくる数学の内容はほとんど初見でしたが楽しめました。 こころ温まる物語。
3人の絆が、お互いに思いやる心が読んでいてとても暖かかった。 3人は一緒にいる時はもちろん、離れてからもこの時を思い出せば優しく暖かくなれたのではないでしょうか。 そして未亡人。彼女もまた、博士を想っていた。だからこそ博士と一緒にいたかったのだが、記憶障害の件が直視できなかった。だからこそ家政婦をお...続きを読む願いした。だけど必要以上に親しくはなって欲しくなかった。葛藤が分かります。あの数式を見て3人がどのような関係なのか理解できるのだから、それなりに数学に造詣があるか、博士に説明されていたのでしょう。 最後に4人でいる風景を描写してくれたのは良かった。 いちいち知らない単語が出てくると調べないといられないので、読むのに時間が必要でしたが面白かったし暖かい気持ちになれました。 さすが本屋大賞受賞作と思わされました。 分量は多くないので、誰にも勧められる名作でした。
まだ子供のルートが博士に対してすごく思いやりを持って接しているのがわかる。80分しか記憶がもたないのが切ない。
物語に登場する博士が、大学のある先生にイメージがぴったりだったのでその先生を想像しながら読みました。 その先生の講義は心に残るものが多く、先生の考え方が好きでした。 先生と博士は子どもに向ける眼差しが似ているので、読み終わると心があたたかくなる作品でした。
記憶がなくても、愛を持って接する 3人の中にある深い愛情に心が温まりました。 同時に自分とも重ねてしまい 認知症の祖母を思い出しました。
こんなにも数字や数式について語られる小説は初めて読んだ。 しかし、そのどれもが簡潔で分かりやすく、情緒的に表現されているので、特に板書などの説明がなくても理解しやすい。 数学に特別な興味があるわけではない主人公のおかげで、読者も安心して読み進めることができる。
読むべき本だとSNSで見かけたので本を手に取りました。 ここが特に感動した!ここで胸を打たれた!というものよりもずっと穏やかに私の心を温めてくれるような作品でした。 特に好きな言葉は、179ページの「真実の直線はどこにあるか、それはここにしかない」博士は自分の胸に手を当てた。〜「永遠の真実は目に...続きを読む見えないのだ。数学はその姿を解明し、表現することができる。なにものもそれを邪魔できない」 「君の利口な瞳を見開きなさい」 数学は小学校の頃から大嫌いでしたが、歩み寄ってみたいなと思うようになりました。
映画で観た事があったので、文庫本でも読んでみようかなと思って読んでみました。 事故で記憶が80分しか持たない数学の博士と、そこに雇われた家政婦、その息子のルートを中心に物語が進んでいきます。ここだけ聞くとなんだか無機質な陰々としたストーリーが待っているように思えてしまうのですが、それぞれの人物の性格...続きを読むや過去がこの本のストーリーで絡み合って、いつのまにか慕情というか人間性というか、恋愛にも似た何かを抱いていたのかなと。終盤に来るにつれて涙をこらえずにはいられませんでした。いつのまにか夢中になって読んでいる自分がいました。素晴らしい本だと思いました。 本当にお勧めしたいです。数学好きならなおさら。
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