博士の愛した数式

博士の愛した数式

小説・文芸
693円 (税込)

3pt

[ぼくの記憶は80分しかもたない]博士の背広の袖には、そう書かれた古びたメモが留められていた──記憶力を失った博士にとって、私は常に“新しい”家政婦。博士は“初対面”の私に、靴のサイズや誕生日を尋ねた。数字が博士の言葉だった。やがて私の10歳の息子が加わり、ぎこちない日々は驚きと歓びに満ちたものに変わった。あまりに悲しく暖かい、奇跡の愛の物語。寺尾聰主演の映画原作。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    博士の愛した数式
  • タイトルID
    :
    133932
  • ページ数
    :
    291ページ
  • 電子版発売日
    :
    2011年10月21日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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博士の愛した数式 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    解説で「数学と文学の結婚」と表現されていたことがとてもしっくりくる。
    博士のルートに対する深い愛、私とルートの博士への慕情に心が温まった。博士の物事の考え方が、数のように美しかった。
    物語の最後を外で読むことはお勧めしません。私はカフェで涙を堪えるのに必死でした。

    0
    2026年11月01日

    Posted by ブクログ

    一文一文を切り離して読んでも詩のように美しい。文字でしか構成されないものが文学であるというのに何も語られない、穏やかで静かであたたかいのにすこしひんやりしたものも流れている。メモを触る博士の乾いた指先を感じた。

    ルートの頭を「賢い頭」ではなく「賢いこころ」と言う。賢さとはやさしさや慎重さや懐の広さや無邪気さ、好奇心、探究心…いろいろと詰まっているんだと思った。そのことを「賢いこころ」というワードに詰めている博士の祈りのような言葉にしびれる。
    80分の記憶の中で博士は博士で居続けた。「私」もルートも未亡人も、そのままであり続ける。
    人は一緒にいる人によって変わるんだと思う。だから変わらない博士を前にみんな変わらず賢いこころを持っていれたんだろう。やさしい人のそばにいたいし、やさしい人がやさしい人で居続けられるよう、私もやさしくありたい。(優しくしてほしいという意味ではなくて)

    博士とルートと私と未亡人がこの世界のどこかにきっと存在していたんだろうと思えた。

    0
    2026年11月01日

    Posted by ブクログ

    最初は数学がテーマのお話だと思って少し身構えていたけど、読んでみて大好きな作品になった。
    登場人物たちが皆愛すべき人格の人たちばかり。
    切なさもありつつも温かい気持ちになれる。

    主人公の博士に対する接し方、博士のルートに対する接し方、すごく愛があって温かくて素敵だった。
    数学はよく分からないけど、博士の考え方や伝え方も良いなと思った。

    0
    2026年10月31日

    Posted by ブクログ

    疲れた心に沁みる物語でした。
    小川洋子さんの文章には気品があります。他人には秘密にしておきたい隠しておきたい部屋を覗いているかのよう。レース編みが出てきたり埃の被った昔の物やその人の若かりし輝いていた瞬間が回想されたり、たまにグロテスクだったり。生々しいのだけれど上品。読後感は心が保湿されたみたいでした。

    0
    2026年10月28日

    Posted by ブクログ

    人と人とのつながりは、過ごした時間の長さや、相手のことをどれだけ覚えていられるかだけでは決まらないのかもしれない。

    博士にとって、数字はただの記号ではなく、世界の美しさを教えてくれるものだった。そして、その数式を通して、博士と「私」、ルートのあいだには、少しずつ温かな関係が育まれていく。

    何気ない日常のなかにある優しさや、誰かを大切に思う気持ち。そんな当たり前のようでいて、見落としてしまいそうなものを、そっと教えてくれる一冊。

    0
    2026年10月27日

    Posted by ブクログ

    滋味深い一冊。情景描写により色々と登場人物の心情や繋がりを想像させてくれる。じわっと涙が溢れてくる。
    家政婦である母親がとても賢く思慮深く、こんな人になりたいなと思った。

    0
    2026年10月27日

    Posted by ブクログ

    eとπとiと1
    一見バラバラの記号だけど、それが式となり調和し、静けさをもたらす。最後のシーンこそ、博士の愛した数式だったんだろうな。

    0
    2026年10月25日

    Posted by ブクログ

    数字が苦手なので初めはとっつきにくいなと思いましたが、博士の境遇を思うと彼が培って来た知識を彼なりの方法でコミュニケーションや生活に生かしていると気づき読み進めるにつれて数字や公式が主人公と同じく愛のあるものに感じました。主人公や息子の博士への愛も感じられ、心温まるお話でした。

    0
    2026年10月23日

    Posted by ブクログ

    小川洋子先生なのに最後まで暖かいじゃないですか?!笑
    小川洋子先生といえば、内容は結構残酷なのに澄んだ文章で美しいと思っていたのに。
    猫を抱いて、密やかな結晶と、えぐいなー、でも綺麗だなー、と思っていたら、博士は最後まで暖かかった。とはいえ、ハッピーエンドではないのですが。でも、暖かかった。決してバッドエンドではなかった。
    猫を抱いても密やかな結晶も不思議と決してバッドエンドというわけじゃないんですが。それでも、博士は明確に暖かかった。
    でも、これはこれで好きでした。小川洋子先生、素晴らしい。
    猫を抱いてが一番好きですが。

    0
    2026年10月17日

    Posted by ブクログ

    ・ラストのフレーズに驚かされた
    ・数字の偉大さや人々をつなぎ合わせる力を感じる
    ・登場人物の魅力(博士、家政婦とその息子)
    ・設定の面白さ(80分しか記憶がもたない数学の博士)

    0
    2026年10月10日

博士の愛した数式 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    博士の愛した数式
  • タイトルID
    :
    133932
  • ページ数
    :
    291ページ
  • 電子版発売日
    :
    2011年10月21日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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