【感想・ネタバレ】博士の愛した数式のレビュー

あらすじ

[ぼくの記憶は80分しかもたない]博士の背広の袖には、そう書かれた古びたメモが留められていた──記憶力を失った博士にとって、私は常に“新しい”家政婦。博士は“初対面”の私に、靴のサイズや誕生日を尋ねた。数字が博士の言葉だった。やがて私の10歳の息子が加わり、ぎこちない日々は驚きと歓びに満ちたものに変わった。あまりに悲しく暖かい、奇跡の愛の物語。寺尾聰主演の映画原作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

かなり傷んでて、実家で古びて捨てられそうになってたから、(小学生の時も読んだし、読んでから捨てるか〜)と思ったけど、捨てらんないス!

おしゃれすぎ。
ひそやかに、でもここにしかない感情の共有がなされている。

もうビデオテープが壊れちゃった博士が江夏の全盛期のカードをIDカードみたいに携帯してるの、良すぎる。その通りだね。
人生が眩しかった頃で、永遠に止まってしまった博士が持っているのが、全盛期の1番活躍してた頃の江夏のカードなの、よく博士のことを表していると思う。

ちっちゃい頃読んだ時の記憶だと「未亡人に博士取られた; ;」みたいな最後だった記憶だけど、全然そんなことなかった。ルートも中学校の先生になってるしびっくり、内容アプデ入った?

しとしと降る暖かい雨みたいなお話だ

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2026年06月19日

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よかった!!!!!!!
小川洋子さんの本を初めて読んだけど、節々に言い表せない優しさ?を感じて、意味わからんところで度々泣きそうになった。

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2026年06月16日

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とても暖かい文章。ルートと博士のまるて親子の会話が生んでいる、母との確執が出たシーンも、博士の前でのふるまいの約束もとてもいじらしくリアル。

数学を愛する表現は難しくなくいいエッセンスだが、本当に愛した数式は何を意味しているのか?またNとの関係にも余白が多く考えさせられる。

帯に「300万人が泣きました」とありました。折角の良書を稚拙な表現でチープにしてしまっているような。帯の意味をなしていないような。

一番ぐっとくるのはルートの誕生会の最後のシーンでした。

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2026年06月14日

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短期記憶障害のある元数学者の「博士」とそこへ家政婦として雇われた「私」と私の息子「ルート」の優しい物語。博士の数学の蘊蓄を自分でも理解しようと努める「私」とルートが愛おしい。そして数字の面白さをちょっと味わうこともできる。小川洋子は「密やかな結晶」以来2冊目だが、どちらも記憶を失うことが中心テーマ。私にとっては「博士の愛した数式」のほうがしっくり来る話だった。


実際に短期記憶障害のある人のドキュメンタリーを観たことがある。イギリスの元学者の話だったが、この物語に出てくる博士のモデルになったのではないかというくらい。体中にメモを貼るということはしていなかったが、メモ帳に覚えておきたいことをいちいち書き留めていた。彼には家族もあって割合幼い子供もいたように記憶しているが、記憶が生活にどれだけ大切なことかを痛感したドキュメンタリーだった。

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2026年06月13日

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すごく優しくて美しくてあたたかい作品だった。文章がきれいで、すごく心に響いて、大きな出来事がある訳でもないけど心がきゅっと締め付けられる感動があった。博士の数字と、ルートへの愛の表現が本当に綺麗だった。何かをこんなに愛を持って接する生き方は並大抵の事じゃないと思うけど、素敵だと思った。記憶できない恐怖や残酷さは想像しても分からない。だけど、だからこそ一瞬一瞬が大切だと思えた。本当に出会えてよかった。感動しすぎて、ここに表せる言葉が今の私にはないから、また読んだ時に表せられたらいいな。

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2026年06月09日

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ネタバレ

感想を書き忘れていた事をふと思い出したので、記憶を辿りながら書いてみる。

博士の記憶が80分しか持たないやるせなさ、しかし、それをも覆す博士の愛情がとても心を温かくしてくれる素晴らしい作品でしたよね。過去に囚われなくても「今」を数字という形で紡いでいる。過去や未来に囚われ今に生きれない人間にとって学ばなければいけない点なのかもですね。

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2026年06月08日

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2004本屋大賞 
記憶が80分しか持たない数学者の博士がその家に派遣された家政婦に次々と数の美しさを語る。家政婦の息子に√ルートと名付け接する様子は子どもに対する愛情の深さと真面目さ、丁寧さを感じとれ、人として大切に扱われるという意味を文章を通じて感じることができた。、
今まで知らなかった数学の美しさ、数学が美しいと感じる理由を少しだけ理解した気がした。

穏やかで平和で胸の底からじわっと包まれるような静かで美しい本を読んだ感じ。

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2026年06月06日

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中高生の時以来の再読。当時一番好きな本だった。こういう、ものすごい才能を持っているけど社会ではうまくやれない不器用な人ってとてつもなく惹かれるなぁ。大人になると、博士のルートへの眼差しによりグッとくる。野球も数学も全然興味ないのに、なぜか全部すんなりと頭に入ってくる。やっぱり良い本でした

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2026年06月06日

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温かいと感じた。人との触れ合いだとか向き合い方だとか生活する姿のどれもが穏やかで温かい気がした。

数学者や野球選手は別として、登場人物の名前が誰一人として出てこないのがどことなく数学に近い匂いを感じる。普遍的というか抽象的というか……。

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2026年05月29日

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博士とルートと私の掛け合いが楽しい。
暖かい気持ちになった。小川さんの文章は上品だけど吸収力がいいと思った。

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2026年06月07日

購入済み

心温まる

言わずと知れた名作。
不器用ながら愛に溢れた博士と親子の交流に、心が温かくなります。
博士の過去などを詳しく描かず、匂わせる程度なのも良かったです。

#ほのぼの #癒やされる #切ない

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2025年09月21日

購入済み

博士の愛した数式

何度読み返ししても、博士と家政婦さんとルートの絆に温かい感情が湧いてきます。映画もこの作品の品格を損なわない素晴らしいものでした。

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2025年05月15日

購入済み

最高の出会い

主人公とルートにとって、博士はかけがえのない存在になっていく過程にほのぼのした気持ちにさせられました。毎日、会うたびに博士は二人のことは覚えていなかったけれど、丁寧に接する博士は温かい心の持ち主なんだなあ。ルートはのびのびと成長したことが窺われ、安心しました。博士と出会っていなかったら、別の人生を歩んでいたでしょう。博士に会えて良かったね。

#ほのぼの #切ない

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2025年02月18日

購入済み

数学が1番好きなのですごく刺さりした。
数学を入れ込むとどうしても論理的で冷たくなりがちですがこの作品は心が温まる作品です。引き続き数学を勉強したいと思います笑

#感動する

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2025年01月30日

QM

購入済み

ずっと気になっていた作品

かなり前から存在は知っていたのですが、なるほどこういうお話だったんですね。
博士と、男の子とそのお母さんと、3人が共に関わり合い成長していく姿に感動しました。

#感動する

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2023年12月19日

購入済み

美しい数式

いろいろな数式や定理について調べながら読みました(結構大変)。
記憶が80分しかもたない博士を中心とした心温まる話に感動しました。

#ほのぼの #癒やされる #感動する

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2023年06月19日

購入済み

良い本に出会いました。
日向坂46の小坂菜緒さんが推していたので読んでみたのですが感動しました
スラスラと読みやすく、情景が頭をよぎります。
昭和生まれの私にはどこか懐かしさを感じる部分もありました。

#感動する

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2023年04月24日

ネタバレ 購入済み

やさしい

数字を、数式を、数学を美しいと初めて感じられた。私は終始ゆったりとした空気感を感じながら読みすすみましたが、読み終わるのはあっという間でした。

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2020年09月07日

匿名

ネタバレ 購入済み

 作者は数学の美しさに対して、心をひかれていて、それを博士を通して表現しています。
 博士と家政婦とその子供との交流はとても暖かいものを感じます。
 博士は長時間記憶を保つことができません。それは、異形なものであり、そのような不具者を描くところに作者の真骨頂があります。
 この作品では不具者を描いてもグロテスクにはならず、それが一般受けしたのだと思います。

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2020年02月25日

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小学生の時に家にあったからチャレンジして見事に挫折した純文学。
大学生になって読み返してみたら身構えていたほど読みにくくなく、ルートが出てきてからの暖かい雰囲気が心地よくて割とスラスラよめた。数学は小学生から苦手だし、文系ルートを辿って来たけどちょっとだけ興味もつきっかけになってくれた。大学で楽単って聞いたから取った数学の授業もちゃんと聞いて、自分も「私」や博士と同じ数学の美しさを感じてみたいと思えた。

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2026年06月19日

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大きな事件はないけど、どんどん登場人物がみんな愛おしくなっていって、後半になればなるほど読むスピードが上がった

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2026年06月16日

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記憶が80分しかもたない博士と、派遣されてきた家政婦とその息子のルート。

博士が敬愛する数字と数学に魅入られ、いつしかコミュニケーションのひとつとなる数字。そして阪神の江夏豊。

家政婦とその子供という立場だけでなく、孤独の博士にできた“友達”として、関わっていく様子は、とても温かいものでした。
80分しか記憶がもたない博士になるべく混乱を与えないよ話を合わせ、なるべく心地よい空間になるよう努めた二人。
ルートをはじめ、子供には無償の愛を注ぐ博士、そして記憶が持たないながらも家政婦にだんだんと信頼を寄せる博士。気難しいようにみえてとても温かい博士。

人との関わりについて考えさせられるストーリーでした。

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2026年06月14日

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ネタバレ

とてもほっこりとしていて読みやすかった、、。「博士」という人物像が非常にユニークで面白い。暖かくもあり、少しの儚さをも含んでいる作品。題名に数式とあるように数学に関する知識が多く出てきた。そこの表現が綺麗。また博士に対するルートの質問。質問の内容の難易度等は関係ない。ただそこにある真理の導き方。導くまでの過程。そこのみが博士の関心。この博士の感じがすごく好きな描写。また主人公に「そのままで」「料理している君が好きなんだ」あのシーンの書き方がすごくすき。博士の無頓着でありながら、子供や数学、阪神タイガース等とある一点にのみ執着やこだわりを見せる点がとても愛おしい作品。

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2026年06月10日

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ずっと作品の存在は知っていたが、小説も映画も触れたことがなかったので、やっと読めて満足。
美しい情景描写が多く、登場人物たちのそれぞれに対する慕情や嫉妬などの感情は、はっきりと描かれないが、丁寧な語り口の奥からじわじわ伝わってくる感じが心地よかった。
数学者・藤原正彦の解説もよくて、
「くっきりした輪郭に、ぼんやりした暗示が縦横に張りめぐらされていて、墨絵のような静謐をかもし出している。(p.289)」
という批評に共感した。
高校を中退し、シングルマザーとして奮闘する「私」と80分しか記憶がもたない「博士」の交流は哀しみを避けられないけれど、「私」の息子「ルート」や、阪神タイガースといった要素が、物語に陽光を差し加えてくれる。
長年愛される名著なのも納得の一冊。

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2026年06月09日

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カフネで家事代行の話を読んだ流れで読んでみた。
静かで大きな波はない物語だけど、静かっていいよなって思ったり、穏やかな気持ちでいられて心地よかった。

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2026年06月08日

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何か教訓めいたことが書かれているわけではなく、博士が亡くなることが明かされる後半でハラハラしても大変な場面が書かれるわけでもなく、本全体に、数学の静けさ・美しさが貫かれていた
日常の描写が丁寧で、穏やかな気持ちにさせてくれた
自分は数学苦手だけど本や映画を通じていつも数学と物理の美しさを感じるから、本の中で出てきた様々な定理も面白かった
今の時代や生活では忘れてしまう穏やかな時間だった、読書はいいねぇ

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2026年06月07日

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ネタバレ

すごく昔に読んだことがある本を再読。僕が数学を美しいなと初めて感じたのは、大学で論理学を受講した時で、おそらくその後にこの本に触れています。数学の美しさを見せるこの本に、すごく親近感をもった記憶がぼんやりとありました。

この作品は、文体が優しく、描かれる情景も押し付けがましくない。というか作中の博士が愛した静寂をそのまま形にしたような作風でした。

数学と少ない登場人物のほかに、野球、特に阪神タイガース、江夏豊選手がキーになる話だが、それらに全く知識がなくても問題ありませんでした。

オイラーの公式のことについての解釈が、綺麗だなと思ったので記します。

“果ての果てまで循環する数と、決して正体を見せない虚ろな数が、簡潔な奇跡を描き、一点に着地する。どこにも円は登場しないのに、予期せぬ宙からπがeの元に舞い下り、恥ずかしがり屋のiと握手する。彼らは身を寄せ合い、じっと息をひそめているのだが、一人の人間が1つだけ足し算をした途端、何の前触れもなく世界が転換する。すべてが0に抱き留められる。”

なんとなく、私とルートと博士のメタファーなのかな、と思いながら読みました。

それにしても『ぼくの記憶は80分しかもたない』という前提で話は進むが、僕は謎の勘違いをしながら読み進めていました。
午前11時に博士宅に行き、夜の7時に仕事を終えて帰宅。朝、記憶がリセットされた博士といつものやりとりをして、色んなエピソードがあり、次の日またリセット…のような読み方をしていました。
読み終わった後に、あれ?記憶もつのが80分だよな?と。午前11時から夜7時まで8時間。その間80分のサイクルは6回ある。つまり家政婦としての1回の出勤中に博士は6回記憶がリセットされているはずで…。野球の試合も80分では終わらないから、途中でリセットされた博士はいきなり球場にいたりもしたのかなーと思ってしまいました。


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2026年06月05日

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文章が綺麗で読みやすく引き込まれてしまった。
80分しか記憶がもたない博士と親子の物語、数学が苦手で途中わからない数式が出て難しいなぁと思ったけどそれでも良かった

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2026年06月03日

Posted by ブクログ

博士と家政婦の「私」とルートの日々を描く。どうしてもつきまとう博士の80分しか記憶が持たないという重い設定を忘れてしまうぐらい、数学の世界は美しく、阪神タイガースへの愛は素敵だった。博士が私とルートを記憶し続けることはないという重い設定が作品の土台部分を常に流れながらも、美しい数学の世界と阪神タイガースへの愛、そして3人の日々が美しいメロディのように作品を彩っている。今まで読んできた本たちとはまた違った、とても面白い作品でした!

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2026年06月02日

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「数学と文学が結婚した」作品。あとがきにそうあったのだが、正に言い得て妙、というか、これほどに、端的にこの作品を表す作品はないであろう。

数学と文学が結婚したこの作品は、実に美しく、また、恋愛とは異なる幸福な愛情に満ち満ちていた。あたたかく、そしてまた切ない物語でした。

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2026年06月01日

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総じていい話だったけど、自分には皆が感動するほどそこまでぐさっと心に来るほどではなかった。感動したかった。年が過ぎて再読したらまた違った読み方ができるかもしれないので、後年の楽しみの一つに。仕掛けや伏線を期待してしまったが静かに丁寧に優しく終わった感じ。

ただ、小説に数学を入れてよくここまで読ませたものだと関心。著者は文系なのに。オイラーの式にルートが関する虚数が入っているのもにくい。未亡人目線の読み物も読んでみたくなった。

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2026年05月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

博士は自分だけの世界観を強く持っている人。その世界は時に周囲とのコミュニケーションを遮る結界のようにも見えるが、周りの人たちは博士自身だけでなく、その空間ごと受け入れ、愛しているように思えた。その温かい関係性がとても印象的だった。

また、「私」と博士を繋ぐ友愛数の存在も心に残った。数字は本来、言葉よりも冷たく機械的で、感情とは遠いもののように感じていた。しかしこの作品では、数字がむしろ人と人との絆を深める役割を果たしている。感情だけではなく、絶対に変わらない数学的な根拠があるからこそ、二人の繋がりがより特別で温かいものに感じられた。数学が苦手な私でも、博士が語る数式の美しさや、数字に宿る特別さは不思議と伝わってきた。

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2026年05月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 現代には数多くの文学賞が存在するが、その中で唯一、本屋大賞は全くと言っていいほど外れがない。読み手、買い手が評価する文学賞ならではだと思う。当たり障りの無い万人受けする作品と言ってしまえばそれまでだが、皆が面白いと思える作品はそれだけで価値がある。
 この作品はその本屋大賞元祖ということで、数学者といういかにも取っつきにくそうな主人公像を、違和感なく、かつ美しく文章に溶け込ませており、すべての人がのめり込める作品になっていると思う。
 初版発行から二十年以上が経過し、登場人物の会話等には時代を感じさせるものや、もはや現代の若者は知らないのではないかという内容も散見されるが、それでもなお多くの人が手に取っているのは、作品の魅力ゆえであろう。
 個人的には、作中で何度も博士は既に亡くなっている事に触れながら、それを、作品の結末では敢えて詳述することなく、それまでのストーリーを読者に回想させながら終わるエンディングがとても好きだった。起承転結の結を、時の流れと同じく終わりの話にしてしまうのではなく、起、承、転、までのまとめ、回想として使う。これによって、あくまで物語のお話の中の出来事であるのに、読者は、それまでを受動的に振り返ることができ、懐かしみにも似た感情を持つことができる。この作品の温かさはそこにあると思う。
 また、読者や博士以外の登場人物はこうやって回想することができるのに、博士とだけはこの記憶を共有できないというのは、お話の中の一主人公にすぎないのに、何故か寂しさや悲しさを感じる。
 こうやって、読後、登場人物と時間を共有したような気持ちになれる作品は、総じて素晴らしい作品であると私は思う。

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2026年05月11日

Posted by ブクログ

確かに考えたこともなかった、0という数字がどれだけすごいのか。優しい人の周りには優しい人が集まるなと思った。ルートが優しいまま育って良かった。切ないけど温かい気持ちになる。

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2026年06月09日

匿名

ネタバレ 購入済み

あたたかいの一言

博士の切なさと家政婦さんのあたたかさを感じられるお話。読み終わった後に温かくなりたい人はこの本を読むべき。読み終わりまでルートと書いているところが個人的に好きだった。

#ほのぼの #癒やされる #エモい

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2023年02月04日

購入済み

優しい気持ちになれる本

胸にジーンとあたたかいものが込み上げる、そんな素敵な本でした。
また読み返したいなと思います。

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2022年08月11日

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数学だからこそこの物語は美しい。「博士の愛した百人一首」でも「博士の愛した四段活用」でもダメなのである。
数学とは小学生の時算数と呼ばれていた時代からすでに縁は切っているけど、「大嫌いな奴のちょっといいとこ」みたいな素敵な物語でした。

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2026年06月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

静かな名作
個人的には感情の起伏がある方が好みだが、それぞれの愛と優しさがあった。

未亡人との関係
博士の過去を多く語らない
あえて書いてないのか、そこに想像の余白があるが、そこが知りたくもある

80分という記憶の保持
それが削られていく様がリアルで、まるで命を燃やしているように感じた

寿命が可視化されてるような
静かな優しい本だった

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2026年06月13日

Posted by ブクログ

家政婦とその息子、80分間しか記憶が続かない博士の日常をのぞかせてもらった。ほとんどこの3人➕未亡人の4人しか登場人物が出てこない。未亡人との関係を考えると、私はなぜ家政婦を雇ってお世話をさせたんだろうと思う。時間超過を怒ったり、疑って首にしたり...。現実を受け入れてないにしても自分のことは忘れていないしなあ。とはいえ、家政婦さんもルートも多分未亡人も博士もみんな優しい人しか出てこなかった。記憶が持続しない博士に対しての接し方を攻略していく家政婦とルート、この2人の成長もみててとても安心した。ヒヤヒヤすることがあまりなく、ただ日常をみている。博士側の気持ちはこちらが想像するしかないけど、朝起きて泣いているシーンはすこし悲しかった。でも最後までまた幸せな生活をしていた気がする。博士も家政婦もルートもいい出会いをしたなあ。私がわからなかったのはオイラーの公式。すごく重要な場面だったけど、どうしてあの公式が喧嘩を止められたのだろう...あとで調べてみます。

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2026年06月08日

Posted by ブクログ

この本は、博士と家政婦(私)と私の息子(ルート)の三人が中心で話が進んで行きます。

そのなかでも、博士の息子(ルート)への接し方、向き合い方には素晴らしく、色々と考えさせられる事が沢山ありました。

ただ、野球の話が多く…野球に興味がない僕には、野球熱が伝わりにくかったです。

しかし、数学の知識は面白くて、「フェルマーの最終定理」の小説も読むと、さらに分かりやすくオススメです。

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2026年06月04日

Posted by ブクログ

2026/31
「夜の準備は始まっている。一番星が出たのだから」
という言葉が美しかったな〜
ルートに数学を教えてるのもホカホカしたし、わたしとルートと博士の絆みたいなものをすごく感じて良かった
ただ、なかなか読み進められなかったのはどうしてだろう?数学がちんぷんかんぷんだったからかな
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2026年05月27日

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