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元劇作家にして大学教授。 異色の私立探偵・呉誠(ウー・チェン)が帰ってきた! 風光明媚な〈台湾のベニス〉淡水で、20年前に容疑者死亡で幕を閉じた 連続殺人事件の真相に迫る。 台北国際ブックフェア大賞、翻訳ミステリー大賞、ファルコン賞などを受賞した 『台北プライベートアイ』待望の続編。
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Posted by ブクログ
★5 あの私立探偵が返ってきたよ! 高品質、超濃厚な探偵小説 #DV8 #台北プライベートアイ2 ■あらすじ 元大学教授の私立探偵の呉誠は、前回の連続殺人事件の解決以降、台北の淡水に引越しをしていた。彼は淡水にあるバー「DV8」に通うようになっていた。 ある日、新人弁護士の安安から仕事の依頼を受...続きを読むける。少女時代、ある事件に巻き込まれた際、助けてくれた少年を探してほしいというものだったのだが… 前作、台北プライベートアイに続く、シリーズ第二弾。 ■きっと読みたくなるレビュー ★5 高品質な探偵小説、どなたでも安心して読める一冊ですね。台湾の街並みやそこに住む人間たちを味わいながら、ボリュームたっぷりのミステリーを楽しめます。 今回はタイトルにもある「DV8」という名前のバーを拠点にしながら物語が展開される。美味い酒があって、キレイ目のバーテンダーがいて、酒場の仲間たちがいて… ゴキゲンなことから愚痴や悩みまで会話が飛び交い、賑やかで楽しい空間。いいなぁ~、こんな大人の世界、憧れちゃいます。 まず本作で語りたいのは、探偵×美女の色恋ですよ。もう超王道。若い子たちの恋愛じゃなく、大人の恋愛。セリフひとつひとつに含蓄があって、エスプレッソコーヒーのような渋みのある距離感。最高でしょ。 特に恋愛観についてエマと語り合うシーンなんかは、年齢を重ねて初めて理解できるこの味わい。陳腐な恋愛エピソードは興ざめになりがちだけど、本作は大成功ですよね。 他の登場人物たちも人間味あふれる奴らばかり、特に呑み仲間&仕事仲間たちが頼りになるのよ。やっぱり人間的にチャーミングだと、優秀で優しい人たちが集まってくるんでしょう。私も見習わなきゃです。 そして本作では、主人公呉誠の病気についても語られる。過去の痛苦を吐露するシーンでは、その病気のことがわからなくても、理解できるほど綿密に描かれるんです。苦悩を乗り越え、成長し、結果辛い目にあったからこそ、同じ悲劇にならないように人には優しくなれる。神様は時に辛いことを押し付けることはあっても、決して意地悪でやってるんじゃないと思わせてくれるのです。 さて今回の事件、人探しから始まるのですが、その後ちょっとしたノイズから大きく発展してゆく。さすがはプロの探偵の気づき、地道な地道な地道な調査を続けていくのです。これがなかなかの長さなんだけど、この長さが読みどころなんすよね~ しかも後半からの展開は読む手が止まらなかった、最終盤はどうなるんだと気になってしょうがなかったです。読み物としても重厚感たっぷりで、じっくりと楽しめる探偵小説でした。 ■ぜっさん推しポイント 若い頃は大きな夢を追って道を反れてしまったり、無茶をして友人に迷惑をかけてしまったりと、人生を踏み外してしまうようなことが多かったですね。 大人になって守らなければいけないものが増えてしまうと、むしろ踏み外さないことだけを考えて生きるようになってしまう。生活や人間関係は安定するのでしょうが、挑戦的でアグレッシブな生き方とは言えないのかもしれない。そんなカッコイイ生き方に憧れつつも、やっぱり人生のレールから逸脱するのは勇気がいるものですよね。 でも、どんなに難しい道を選択したとしても、ひた向きに取り組んでさえいれば何とかなるんです。なぜならそんな魅力のある人には、自然と助けてくれる人たちが集まってくるから。 どんなに年齢を重ねても、チャレンジングに、素直に、ひた向きに、そして周りの人に優しく愛すべき人でありたいですね。
台北郊外の街・淡水に引っ越した私立探偵の呉誠は、人捜しをきっかけに20年前に容疑者死亡で幕を閉じた連続殺人事件の真相に迫る。 10年ぶりに書かれたシリーズ第2作。ミステリ好きの主人公が好きな作家が、マンケル、コナリー、横山秀夫とくれば、好感度アップ!
前作があまりに良かったので比較するのは酷だけれど、それでも十分すぎるほど面白かった。相変わらず文体が軽快で読んでいて楽しい。一方、引き続き登場人物はなかなか多くて覚えるのが大変なので、一気読みがおすすめ。
2024. 19 今回も400頁近くある(しかも2段組) 続編出てることを知らなかったので たまたま見かけてハ!!となった 前作の話はすっかり忘れてしまってたけれど 面白かった記憶がはっきりとあった 今作も面白かった ものすごいボリューム 物語のスピードが ぎゅいんと上がるタイミングがあって 私...続きを読むのページをめくる速度もあがるのが気持ち良い 淡水を歩き回りたくなる
またまた二段組の長編、読み切った自分を褒めたい。笑 前作の内容を忘れてしまっていたけど、問題なく楽しめた。淡水に引っ越し、マドンナ的存在のエマの店"DV8"で新たな友人たちと出会った呉誠が、依頼人の持ち込んだ人捜しをきっかけに過去の事件に向き合っていく。淡水の街の描写も素敵で、行...続きを読むってみたくなったなぁ。前回同様、呉誠の思考、特にパニック障害との向き合い方に関する描写は哲学的で理解しきれないところもあった。それでも人捜しから始まり20年前の事件、さらにもう1つの事件の真相まで明らかになり、読み応え充分な内容でした。
みなさま、ご無沙汰しております。しばし、漢字だらけの航路に出ておりました。 その航路の名は『DV8 台北プライベートアイ2』。台湾発の探偵小説『台北プライベートアイ』の続編でございます。 続編だからもう慣れたはず…と思われそうだが、今回も漢字の海にアップアップだった。 事件に次ぐ事件、その度に増え...続きを読むる登場人物や重要ワード…。予感はしていたけど前作よりもページ数が増えていて、おまけに漢字を吸い込みすぎて腹パン…というのが正直な感想である。 「友だちになりたいわけではないが、人とつながっている感じは欲しい。もっと正確に言えば、おれは人類を憎んでいるが、人間を必要としているんだ」(P14) 主人公は引き続き、私立探偵の呉誠(ウーチェン)が務める。だが前作の登場人物は誰一人として出てこない。 「今まで孤独だったけど、ここで知り合った仲間たちとこれからも仲良く暮らしていくんだ」という心温まる結び方だったのに、肩透かしを喰らった感じ。まるで呉誠だけ別の宇宙に飛ばされたかのようで、しばらくはアウェー感から抜け出せずにいた。 というのも呉誠、今作では引っ越しをしている。場所が変われば登場人物のカラーも変わるというもので、今回も個性豊かな仲間たちが彼のもとに集結する。いや、「DV8」に集結する…と言っても良いかも。 「DV8」とは、バーの名前で”deviate”(「逸脱する」)から来る。 呉誠がたまたま発見した店で、エマという女性が一人で切り盛りしている。魅力的なエマに一目惚れした(前作から何も変わっていない…)呉誠は彼女目的で店を利用し始めるが、やがて事件捜査の活動拠点・捜査で知り合った仲間たちとの憩いの場と化していく。(そーいや、最初の事件の依頼もDV8で始まっている!) 「時間は犯人の味方ですよ」(P 216) 正直、推理面はいくつか予測できるところがあった。真犯人が別にいる点とか。 実際の事件ならまだしも、一応探偵小説なんだから既知の事実(ここで言うところの、警察による捜査)だけで済むはずがない。まぁ、一度に2つの事件捜査に乗り出すことになった展開には燃えたけども。(これ以上、口外せぬよう努めます…!) 感嘆したと言っても良いのが、呉誠の成長。(呉誠の年齢で「成長」というのも妙だが…)仲間への思いやりが前作よりも明らかに表れているのだ。 「大切な人にはハッピーでいてほしい。自分の問題でウジウジ悩むのなら、その人のために忙しくする」というマインドセットまで持つようになっている。全員集まってお祝いをする場面が節目節目で描かれているのも、そうした彼の良き変化を象徴しているように思う。 「つまり、あれだよ。縁があるなら千里離れてたって必ず会えるって言うじゃないか」(P 388) 作中で「過去と現在の間には関連がある」と語られているように、未来も現在の延長線上にある。それに関連すると現在、続編の3を執筆中なんだとか!ストーリーにもより深みが出るみたいで、こりゃまた漢字の海にダイブの予感…。(そりゃそうだ) 古いけど、気分はもう「欽どこ」ならぬ「紀(筆者名)どこ」だ。
前作より面白い! テンポのいい会話と、サクサク進むストーリーにすっかり引き込まれてしまった! 過去の幼馴染を探してほしいと言われ、はじまるストーリー。それだけではなく、謎に次ぐ謎を解き明かす。 主人公だけでなく、周りのキャラもすごくよくて人情がある。 エマもキップがよくてかっこいい! 続編もあるのか...続きを読むな?楽しみ!
元大学教授で私立探偵の呉誠は郵便局のわずかな貯金を頼りになんとか暮らしている。調査依頼は二年間で僅か三件しかなかった。古い友達がやっている雑誌に連載コラムを書いて細々と凌いでいる。古い町から新北の淡水に引っ越しした。こちらは家賃が安くて助かっている。この町で店を見つけた。DV8と言う名前だ。Devi...続きを読むate(逸脱する)という名前が面白い。この店の主人が美人のエマだ。男の客はみんなエマにまいってる。呉誠もその一人だ。これから呉誠とエマの仲はどうなるのか?そしてこんどの事件は何だろうか?呉誠の活躍に乞うご期待を
シリーズ2作目。主人公は呉誠と言う中年を過ぎた私立探偵。台北の北、淡水に越した彼がDV8と言うクラブを舞台に、安安と言う女性の依頼を受け、過去に接点をもつ人物探しから始まるハードボイルド系ミステリー。気の良いクラブの常連や元刑事達と連携して連鎖的に謎を解いていく。プロセスもしっかりしていて、台北近辺...続きを読むの街もリアルに描いている。何よりあちこちに散りばめた蘊蓄も程よく読ませてくれる。海外や、日本では横山秀夫氏、島田荘司の作家の名も出てくるし、まさか、シンセ奏者の喜多郎氏も、、。事件に関係ない所でも読ませてくれた。ミステリーとしても上出来と思った。
題名が気になって読んでみた台湾の探偵小説。さっさと読める。1冊に2エピソード入っているのは昔の2in1 ペーパーバックみたいなものだろうか
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紀蔚然
舩山むつみ
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