作品一覧

  • ノーマの発酵ガイド
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    1巻8,580円 (税込)
    ノーマで提供される料理にはすべて、発酵食品が使われている。 数年前から「発酵」に興味を持っていたレネ・レゼピが、一般読者に向けて、発酵食品作りの始め方と実用的なレシピを書いた。 共著者は、ノーマの発酵ラボのリーダーであるデヴィッド・ジルバー。
  • 国家興亡の方程式 歴史に対する数学的アプローチ
    5.0
    1巻4,180円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 歴史を自然科学のように研究することはできるだろうか?  本書の著者、ピーター・ターチンは、歴史×数学という新しい枠組みで、この問いへの回答を試みる。このようなアプローチの重要性を示すことからはじめ(1章 取り組むべき課題・問題を明らかにする)、数学の簡単な紹介の後(2章 地政学)、歴史文献の圧倒的なレビューと精緻なモデル化で理論の検証を行う。  まずは「地政学」である。国境線や国家の置かれた地形によって国家の興亡を説明できるだろうか? 社会学的な記述を数式に落とし込んで分析した結果、国家の興亡が繰り返されてきた過去の歴史を再現するには何かが足りないことが示唆された(3章 集合的連帯)。  そこで注目したのが記号的に区分された集団(エトニー)が連帯して行動を起こす力である。これをもとに、メタエトニー辺境理論という新たな理論を提案する(4章 メタエトニー辺境理論)。これを実際の歴史と照らし合わせることで、高い説明力を持つ理論であることが確認された(5章 メタエトニー辺境理論の実証検証)。  次に、記号的に区分された集団であるエトニーがいかにして形成されるかを考察するために「民族運動学」を展開する。これは、ある民族がいかにして帝国に取り込まれるか、あるいは新たな宗教に改宗するかといったことを説明するための理論である。複数のモデルを作成し、それを実データと対比することで、自分の周囲の人の動向に歩調を揃える「自己触媒モデル」の説明力が高いことが示された(6章 民族運動学)。  そして、人口と国家の動態とを結びつける「人口構造理論」を展開する。人口をエリートと農民の2階級に分けて考えることで、エリートのふるまいが国家の衰退に対して強い影響をあたえることが明らかとなった(7章 人口構造理論)。また、この「人口構造理論」から、長期にわたる人口の増減が歴史上普遍的な流れであることが示唆され、再び実データと対比することによってその傾向を確認した(8章 永年サイクル)。  本書のしめくくりとして、ここまでに築きあげた理論を用いて、フランスとロシアの歴史を紐解いていく。ここで作り上げた3つの理論が、両国家の歴史をみごとに描くことが示されると同時に、理論の改善すべき点も示唆された(9章 ケーススタディ)。  最後に、本書の全体を振り返るとともに、この新しい研究分野を「動的経済史」と呼ぶことが提案される(10章 結論)。
  • ビッグクエスチョンズ 宇宙 Universe
    4.0
    1巻2,310円 (税込)
    『ビッグクエスチョンズ』は、人類の歴史を通して、探究心旺盛な人々を悩ませてきた科学や哲学の大疑問に対し、一流の専門家が回答するシリーズです。「親しみやすく簡潔に」という編集方針により、その分野を概観しつつ、最新の知見を身につけることができます。 天文学の疑問は、たいていが『ビッグクエスチョン』です。最も単純な問いかけさえ、さまざまな研究の発端となり、深遠な答えを導き出す可能性があります。 その回答が、さらに驚くべき発見につながることも多く、このことは天文学の大きな魅力のひとつといえます。 何十億光年もの空間と何十億年もの時間にわたる圧倒的な宇宙の大きさや、その説明に伴う想像を絶するほど大きな数は、それだけで畏怖の念を起こさせます。 この本は、宇宙の不思議について人々の心の中に沸き起こる疑問に答えていきます。クエーサーやパルサーなど、奇妙でかすかにしか見えない天体も取り上げるし、火星や木星など近くにある惑星についても詳しく見ていきます。 ただし、すべての問に対して完璧な答えが出せるわけではありません。専門家でさえ、正確なところはわかっていないものも宇宙にはたくさん存在します。例えば、ブラックホールの研究にはあらがいがたい魅力があるものの、満足な答えを出す能力がわれわれ人類にあるかどうかさえ現時点ではわかりません。 しかし、『ビッグクエスチョン』に答えようとしていくことは、広大な宇宙と向き合い、その中での自分たちの存在を確認する上で重要な手がかりを与えてくれます。また、われわれが宇宙について考える際に感じる不思議な気持ちを、多少なりとも解明してくれることにもなるはずです。【※本作品はブラウザビューアで閲覧すると表組みのレイアウトが崩れて表示されることがあります。予めご了承下さい。】

ユーザーレビュー

  • 国家興亡の方程式 歴史に対する数学的アプローチ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    歴史に対する数学的アプローチ
    というだけでワクワクが止まらないのだが
    類書が少ないからなと思いきや比較歴史制度分析とか計量経済史とか近しいところたくさんありそう
    これから読んでいくの楽しみ
    文理関係ない興味があり、かといって最先端の研究にはついていけない凡人の老後の楽しみとして動的経済史なんかは最適の分野ではないか
    昭和・平成の老人は素人考古学、素人郷土史が多かったが令和の老人は素人動的経済史だ

    1
    2021年02月06日
  • ビッグクエスチョンズ 宇宙 Universe

    Posted by ブクログ

    スチュアート・クラークのビッグクエスチョンズ 宇宙を読みました。

    現在の科学で判明している、または研究されているテーマの解説書(宇宙版)でした。

    現在の物理学・天文学の最新の研究の成果がわかりやすく解説されています。
    宇宙がビッグバンで始まって現在も膨張を続けている、地球外に生命が存在する可能性はあるのか、銀河の動きを調べていると空間に何か観測出来ないものが存在しているはず(それを暗黒物質と呼ぶ)など、おもしろく読みました。

    日々の生活には全く関係ありませんが、距離的にも時間的にも遠い世界のことを想像するのも楽しいものです。

    0
    2014年04月19日
  • ビッグクエスチョンズ 宇宙 Universe

    Posted by ブクログ

    宇宙は人類のロマンだ。古来より壮大なる空間に想いを馳せ神の叡智に触れるとともに真理の解明を夢見てきた。

    本書は偉大なる先人たちの知恵と、いまなお残る深遠なる謎を学ぶことができる。「物理」「数学」より難しく感じたが、個人の事前知識や興味の問題だろう。他2冊と引けは取らない完成度である。

    ・・・といいつつ天文学の予備知識がない私にとってはやや難解な本であった。

    0
    2015年03月13日
  • ビッグクエスチョンズ 宇宙 Universe

    Posted by ブクログ

    誰しも一度は疑問に思った事があるだろう宇宙のビッグクエスチョンに対し、概略的に俯瞰的に記載している本。
    宇宙はまだまだ分からない事ばかりなことも相まって、かなりふわってした内容までになってたのが残念。
    シリーズの数学、物理と合わせて読むと、これらの学問が関連し合っているのがわかる所は面白い点だと思う。

    0
    2017年10月01日

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