作品一覧

  • 骸骨:ジェローム・K・ジェローム幻想奇譚
    4.5
    1巻3,344円 (税込)
    残念ながら自分には いささか陰鬱な傾向があるに違いない―― 英国屈指のユーモア作家に隠された、もう一つの顔。 ユーモア小説『ボートの三人男』で知られるジェローム・K・ジェロームによる異色作品集。 西洋骨董のように古風な趣と気品をそなえた、知られざる逸品の数々。 心和ませる幽霊小説、冷たく怖い怪奇小説、優しく美しい幻想小説、不思議な現代ファンタジイ、数千年の時を跨ぐケルト・ファンタジイ等々、多彩な味わいの奇譚17篇を収録。 1篇ごとに異なる魅力の、世にも稀なる短篇小説集。 【目次】 食後の夜話 ダンスのお相手 骸骨 ディック・ダンカーマンの猫 蛇 ウィブリイの霊 新ユートピア 人生の教え 海の都 チャールズとミヴァンウェイの話 牧場小屋(セター)の女 人影(シルエット) 二本杉の館 四階に来た男 ニコラス・スナイダーズの魂、あるいはザンダムの守銭奴 奏でのフィドル ブルターニュのマルヴィーナ 訳者あとがき

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  • ボートの三人男~もちろん犬も~
    3.6
    1巻968円 (税込)
    ありとあらゆる病気に罹っていると判断した僕は、休養と変化を求めて、友人ハリスとジョージ、そして犬のモンモランシーとともに、ボートに荷物を積み込み(歯ブラシは入れた?)、テムズ河を遡上する旅に出る。景勝地を巡ってゆっくりするはずが、トラブルとハプニングの連続で……。読んでいて思わず笑いがもれる英国ユーモア小説の傑作!
  • ボートの三人男
    3.7
    1巻838円 (税込)
    気鬱にとりつかれた三人の紳士が犬をお供に、テムズ河をボートで漕ぎだした。歴史を秘めた町や村、城や森をたどり、愉快で滑稽、皮肉で珍妙な河の旅が続く。数々のオマージュ作品を生み、いまだ世界で愛読されている英国ユーモア小説の古典。

ユーザーレビュー

  • ボートの三人男~もちろん犬も~

    Posted by ブクログ

    好き(笑)
    理由は単純で、昭和の小学校の図書室によくあった「小学館少年少女世界の名作文学」のイギリス編に掲載されていたから。好きすぎて暗記するほど読みました。
    特に好きだったのは、食べ物に関する様々な記述。何も知らない子どもの頃、「ルバーブのパイ」なんて聞いたこともなく、"どんなに美味しいんだろう"と妄想しましたよ。大人になって調べたら、ルバーブってギシギシなどのタデ科の植物で、下剤などで使う「大黄」の仲間なんですね。ちょっとがっかりしたなぁ…。
    それでも三人が繰り広げるドタバタは、イギリスらしいユーモアに溢れていて、やっぱり大好きです。

    0
    2023年02月18日
  • ボートの三人男

    Posted by ブクログ

    三人と一匹のボート旅。
    軽妙洒脱な文章。愛すべきあほらしさにクスッと笑ってしまう古典ユーモア。
    ジーヴスシリーズが好きな人は好きだと思う。楽しい作品だった。

    0
    2021年08月16日
  • 骸骨:ジェローム・K・ジェローム幻想奇譚

    Posted by ブクログ

    ハードカバーで買うほどの興味は無い作家だったけど、
    少し待ってれば文庫版でちょいとお安く買える事も無さそだしでポチった

    最近は国書刊行会とかのじゃなくても、電子版が出ても文庫版が出ないのあるよな…
    (/_;)

    0
    2021年08月01日
  • ボートの三人男

    Posted by ブクログ

    その時いたのは、ジョージとハリスとぼくの三人、そして犬のモンモランシーだった。
    三人でどうも最近体の具合がよくないなあなんて話し合っていたんだ。ジョージもハリスも不調を訴えていたが、ぼくなんてもっと重症だよ、病床図鑑を調べたら全部が当てはまるんだ!
    ぼくたちには休暇が必要だ。だからぼくたちはテムズ河に出ることにした。
    キングストンからオクスフォードへ、ボートをひきながら河を漕ぎ上がる。そしてキングストンへ漕ぎ下がる一週間の旅。
    こうしてぼくたち、ボートの三人と一匹の休暇が始まったんだ。

    ***

    イギリスのユーモア小説。

    読んでいる最中には頭の中で「ボートの上には三人男~~♪犬もいるよボー

    0
    2019年11月08日
  • ボートの三人男~もちろん犬も~

    Posted by ブクログ

    ジョージ、ハリス、犬のモンモランシー(かわいい名前だけどアグレッシブ)、そして語り手Jがボートに乗ってテムズ河を2週間旅する話。

    すっごいおもしろかった。なんでボートの旅をすることになったか、からして笑える。出てくるエピソード一つひとつが笑える。特に好きなのはポジャー伯父さんの話とハリスのコミックソング、ハリスの迷路、Jのお嬢さん2人とのボート遊びのエピソード。ああおかしい。ハリスはいいキャラしてる。

    こういういい本は終わっちゃうと悲しくなる。また後で再読決定。

    0
    2019年01月21日

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