作品一覧 2024/03/26更新 オンネリとアンネリのおうち 試し読み フォロー オンネリとアンネリのふゆ 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> 渡部翠の作品をすべて見る
ユーザーレビュー オンネリとアンネリのおうち マリヤッタ・クレンニエミ / マイヤ・カルマ / 渡部翠 フィンランドの児童文学。 光村教科書 4年教科書掲載本 7歳の女の子、オンネリちゃんとアンネリちゃんはとーーっても仲良しです。 オンネリちゃんの家は子供が10人もいるけれど、みんなで一つの部屋で住んでいます。お父さんとお母さんは大忙しだし、兄弟姉妹のなかでもオンネリちゃんは一人ぼっちになってしまう...続きを読むの。 アンネリちゃんのお父さんとお母さんは別々に暮らしてけっして口を利こうとしないんです。 そんな二人は、とびっきり素敵なお家に二人だけで住むことになったんです!家を建てたのは薔薇乃木夫人。このお家は二人の女の子が住むための素敵なものが全部揃っています。右のお隣さんは、薔薇乃木夫人の従姉妹のノッポリーナさんとブックリーナさん。二人は庭で、風船やクリスマス飾りを育てているの!風船が木から生えるなんてびっくりよね。 左のお隣は…ちょっと怖いウメ・ボーシュおばさん。怒った顔のこぶたの貯金箱を売っているの。ウメさんは怖くて苦手。 でもとっても強くて仲良しのおまわりさん、ゴォ・リキネンさんに「君たちにも悪いところはあったよね。今からでも遅くない、直接お隣さんに行って話をしてみたら?」 そこでお隣に行ってみたら…ウメさんとも段々仲良くなれそうだわ。 そんなある日、ウメさん家に入った泥棒を見つけて…。 === かわいい、おしゃれ、幸せなお話。 とっても幸せな生活なので、この暮らしはいつか終わっちゃうのかなと思いながら読んだけど、最後まで子供二人の暮らしが認められました! オンネリとアンネリが二人暮らしを始めたのは、家にいなくても家族が気が付かないから。でも最後は両方の家族とちゃんと向き合い、本当はお互い大事に思っているって伝えあい、そして自分の家と家族のいる家の両方で暮らすことが認められました。フィンランドは自立の気持ちが早いのかな。 薔薇乃木夫人とホッソリーナさんプックリーナさんは妖精さんかなにかかな。アンネリオンネリの家族たち現実の人間たちもそのまま存在を認めてますね。 幼い仲良し女の子の夢のような暮らしとして面白いのが、ちゃんと二人で家事やってるんですよ。買い物して(お金も有る)、ご飯つくって、お皿洗って、お掃除もする。まあお掃除には自分で動いてくれる鶏ハタキもいてくれますけどね。この鶏ハタキは、自動掃除機をペットに見立てることがありますが、それが実現した感じ。うちにも欲しいです!(現実の大人の切実な願い 笑) Posted by ブクログ オンネリとアンネリのふゆ マリヤッタ・クレンニエミ / マイヤ・カルマ / 渡部翠 一番おもしろかったのは、プティぼうが大きくなって、子ども部屋を守ったところです。強いなって思いました。 あと、ショーララ家の人びとが、手ぶくろのかごひこうをしたのがおもしろかった。ぼくも乗ってみたい。 お父さんの手作りの本は、虫メガネで見えないというのに、どれだけ小さいんやと思った。ショーララ家の人...続きを読むびとはほんとにちいさいんだな。 ばらの木ふじんに、ぼくぴったりの家をしょうかいしてもらいたい。(小3) Posted by ブクログ オンネリとアンネリのおうち マリヤッタ・クレンニエミ / マイヤ・カルマ / 渡部翠 すっごくおもしろかった! オンネリとアンネリのおうちがかわいい。オウムがいて、お皿がそろってて、おもちゃがある家です。うらやましい。ぼくも、お母さんと住みたい。大事なノートと本を持っていきます。 ばらのきふじんが、家を買っても自分に合わなくて、すぐに売っちゃうのが、おもしろくてかわいそうでした。 オ...続きを読むンネリとアンネリはたぶん美人。そんな気がする。どろぼうをつかまえたのがすごい。 1番すきなのは、けいさつかん。ゆうかんだったから。でも、すぐにじゅうをかまえるのがちょっとおもしろい。本当にいたら、けいさつかんだけどけいさつにつかまっちゃう。(小3) Posted by ブクログ オンネリとアンネリのおうち マリヤッタ・クレンニエミ / マイヤ・カルマ / 渡部翠 アンネリとオンネリはとても仲良し。好きなこともおんなじで、ケンカなんかも一度もしたことない。だからいつも一緒。 ある時ぶ厚い茶色の封筒を拾ったことが発端となり、二人は薔薇乃木夫人から家を買うことになる。その家は、アンネリとオンネリのために建てられたかのようなとてもステキな家だった。 二人のためのお洋...続きを読む服、窓には真っ白いレースのカーテン、窓のそばには鳥籠があり、レモン色のインコが二羽さえずっている。 台所には美しい机と赤い木のイス、そして冷蔵庫の中には、ミルクやたまご、クリーム、バター…2人が住むために必要なものがなんでもそろってる。 アンネリは、お父さんとお母さんが離れて暮らし、二人ともアンネリのことは無関心。オンネリは、9人兄弟の真ん中。お母さんは他の兄弟のことで手がいっぱいで、オンネリのことまで気が回らない。 そこで、2人は気兼ねなく、この家で一緒に暮らしはじめる。 読んでいて、とても懐かしい気持ちになった。 こういう雰囲気のお話を、子どもの頃に読んでいたからなのか。 子ども心を目一杯満たしてくれるお話だと思った。 このお話、5年前にフィンランドで映画化されているらしい。 絶対かわいいだろうなぁ。 Posted by ブクログ オンネリとアンネリのおうち マリヤッタ・クレンニエミ / マイヤ・カルマ / 渡部翠 かわいくって癒される北欧の児童文学。 両親が別居していて家が2つあるアンネリと、4人の姉兄と4人の妹弟のおかげで家に居場所のないオンネリ。ひょんなことから、「女の子ふたりが暮らすための家」を手に入れて2人暮らしをすることになる。 児童文学においては定番の家出ものですが、このお話の素敵なところはオ...続きを読むンネリとアンネリが日々の暮らしを心から楽しんでいること。冬の長い北欧は家の中で過ごす時間が長いので丁寧な暮らしをとても大切にすると聞きますが、そういう文化の繁栄なんでしょうか。個性的なお隣さんとのやりとりもとても丁寧で上品で、ほっこりする。 家出をしてあらゆる冒険をした後は、普通は最後に家に戻るものだけれど、オンネリとアンネリの場合は違う。家が2つあっても、10人も家族がいても寂しかったオンネリとアンネリが家出をして手に入れたしあわせについて、ぜひ大人にも知ってほしい。 Posted by ブクログ 渡部翠のレビューをもっと見る