海外文学の検索結果

非表示の作品があります

  • エミリーの求めるもの(新潮文庫)
    3.8
    平和で旧時代的なニュー・ムーンの世界から、ボーイフレンドのテディも、親友のイルゼも、都会へと旅立っていった。孤独に耐えながら、ひたすら創作に没頭するエミリー。野心に燃える彼女にも、時として眠れぬ「夜中の三時」が訪れる。いわゆる適齢期を迎えた女性の、微妙な乙女心が求めるものは何か――エミリー・シリーズ完結編。

    試し読み

    フォロー
  • エミリーはのぼる(新潮文庫)
    3.7
    威厳正しいエリザベス伯母、優しいローラ伯母、批評家カーペンター先生、イルゼ、テディ……。美しい自然と人びとの愛情に恵まれたニュー・ムーンで、エミリーは「ひらめき」に従って創作に励み、雑誌社に送り続ける。「アルプスの道の頂上」にのぼっていこうと努力する彼女の姿には、著者の恐ろしいまでの文学への敬愛とたゆみない勉強がうかがわれる。エミリー・シリーズ第二作。

    試し読み

    フォロー
  • エリア随筆
    -
    英国のサラリーマン、チャールズ・ラムが、在職中から「ロンドン・マガジン」に書き継いだ自伝的なエッセイ。「エリア」はこのエッセイの語り手の名である。「エリア随筆」は、1823年と33年に2分冊として刊行され、大人の味をもつエッセイの至宝として今日でも綿々と読み継がれている。本書は長年この書の親しんできた訳者が10編を選んで訳したもので、その真髄がわかる。

    試し読み

    フォロー
  • エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人
    3.6
    1~2巻1,430~1,870円 (税込)
    容疑者は50名!90歳の英国女王、奇怪なピアニスト殺人事件に挑む! 英国で10万部突破、18カ国で翻訳 ウィンザー城で若い男の遺体がクロゼットから発見される。晩餐会に呼ばれたロシア人ピアニストで、遺体はあられもない姿だった。事件について城では箝口令が敷かれ、警察とMI5はロシアのスパイによるものと見なし捜査するが、容疑者が50名もいて難航する。でも大丈夫。城には秘密の名探偵がいるのだ。その名もエリザベス2世。御年90歳。世界最高齢の女王が華麗に事件を解決する!英国で10万部突破、18カ国で翻訳。解説・大矢博子 【絶賛の声】 今年出版された犯罪小説の中で、もっとも愛らしい作品。『ザ・クラウン』と『ミス・マープル』を掛け合わせたら、この魅力的なホワイダニットにしあがるだろう(ルース・ウェア) 優しく愉快で、控えめながら説得力があり、全くもって魅力的。英国王室の神秘性に探知性を加えている(アマンダ・クレイグ) 抜け目なく賢明で好奇心旺盛な女王陛下の姿である(ガーディアン紙) 本物のディテールが満載で、ストーリーはスマートかつねじれていて、そして全体が素晴らしく、奇妙なほど説得力がある。絶対的な完成度(イザベル・ブルーム) プロットはよく考え抜かれ、見事に観察されている。今年読んだミステリーの中で最高の一冊だ(フレッシュフィクション) この本のすべてを愛している…。女王陛下が王冠の下に他の事件も隠し持っていますように。『木曜殺人クラブ』は面白かった。『ウィンザー城の殺人』はもっと面白い(TheBookbag.co.jp) エリザベス2世を探偵役とする楽しいシリーズ。ベネットが描く、温厚で賢く、機知に富んだ女王とその王室生活は魅力的だ(パブリッシャーズ・ウィークリー誌)
  • エリザベス・ボウエン鑑賞事典
    -
    1巻4,400円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 アイルランドとイギリスの狭間に生きた女性作家ボウエンを味わうための本格ガイドブック。長編・短編・ノンフィクション・評論の代表作から作品と生涯を読み解くためのキーワード、作品舞台や重要トピックまで充実した資料を収録。ボウエン研究必携の書。
  • エリザヴェータ・バーム/気狂い狼 オベリウ・アンソロジー
    NEW
    -
    ダニイル・ハルムスの原点、伝説のグループ「オベリウ」の全貌がついに明らかになる──。 100年前、無名の若者たちによって結成された「オベリウ」(ОБЭРИУ)は、20世紀前半のロシアにおける文学的実験の極致をきわめた。ダニイル・ハルムスの「エリザヴェータ・バーム」「出来事」新訳、これまで未邦訳だったニコライ・ザボロツキー「気狂い狼」、コンスタンチン・ヴァーギノフ「スヴィストーノフの仕事と日々」、レオニード・リパフスキー「水論」など、この伝説のグループ周辺12名の代表作を網羅した世界初のアンソロジー。 ◎本書作品収録作家……ダニイル・ハルムス/アレクサンドル・ヴヴェジェンスキー/ニコライ・ザボロツキー/コンスタンチン・ヴァーギノフ/イーゴリ・バーフチェレフ/ドイヴベル・レーヴィン/ユーリイ・ウラジーミロフ/アレクサンドル・ラズモフスキー/クリメンチー・ミンツ/ニコライ・オレイニコフ/レオニード・リパフスキー/ヤコフ・ドゥルースキン 【目次】 100年前、無名の若者たちによって結成された「オベリウ」(ОБЭРИУ)は、20世紀前半のロシアにおける文学的実験の極致をきわめた。ダニイル・ハルムスの「エリザヴェータ・バーム」「出来事」新訳、これまで未邦訳だったニコライ・ザボロツキー「気狂い狼」、コンスタンチン・ヴァーギノフ「スヴィストーノフの仕事と日々」、レオニード・リパフスキー「水論」など、この伝説のグループ周辺12名の代表作を網羅した世界初のアンソロジー。 ◎本書作品収録作家……ダニイル・ハルムス/アレクサンドル・ヴヴェジェンスキー/ニコライ・ザボロツキー/コンスタンチン・ヴァーギノフ/イーゴリ・バーフチェレフ/ドイヴベル・レーヴィン/ユーリイ・ウラジーミロフ/アレクサンドル・ラズモフスキー/クリメンチー・ミンツ/ニコライ・オレイニコフ/レオニード・リパフスキー/ヤコフ・ドゥルースキン 【著者】 ダニイル・ハルムス 詩人・作家・劇作家。ペテルブルク生まれ。27年には詩人仲間と共に前衛的な芸術家グループ「オベリウ」を結成。30年代は主に児童文学の分野で活躍。スターリン政権下で弾圧に遭い、41年に逮捕。翌42年に監獄病院で餓死した。代表作に『エリザヴェータ・バーム』『出来事』『ばあさん』など。 アレクサンドル・ヴヴェジェンスキー 詩人・劇作家。31年に逮捕、翌年釈放されるが、流刑地を転々としたのちレニングラードに帰還。36年にハリコフへ移住。41年に再び逮捕、カザンへ移送される途中に肋膜炎で死去。代表作に『イワーノフ家のクリスマス』『灰色ノート』『挽歌』など。 ニコライ・ザボロツキー 詩人・翻訳家。ハルムスやヴヴェジェンスキーたちと共に「オベリウ」立ち上げに参加。「オベリウ宣言」の主要部分を執筆する。代表作に『気狂い狼』『農業の勝利』など。 コンスタンチン・ヴァーギノフ 詩人・作家。21年に「島民」グループを結成。その作品集において初めて詩が活字となる。20年代末から4つの長篇小説を次々と執筆。創作意欲は旺盛だったが、34年に結核で死去。代表作に『山羊の歌』『スヴィストーノフの仕事と日々』など。 イーゴリ・バーフチェレフ 詩人・作家・劇作家。詩の夕べでハルムスに出会う。26年、仲間と共に演劇グループ「ラジクス」を結成。やがて解散するが、このグループが母体のひとつとなり、27年に「オベリウ」が誕生。代表作に、ザボロツキーを始めとするオベリウ派の回顧録『私たちの若かった頃』、戯曲『冬の散歩』など。 ドイヴベル・レーヴィン 作家・脚本家。27年、「オベリウ」立ち上げに参加。「左翼の三時間」のパフォーマンスを考え、戯曲『エリザヴェータ・バーム』の演出をハルムスおよびバーフチェレフと共に担当した。代表作に長篇小説『十車両』『リホヴォ』など。 ユーリイ・ウラジーミロフ 詩人・作家。創作は全部で10篇程しか現存せず、本書収録の『スポーツマン』は唯一の大人向け作品。 アレクサンドル・ラズモフスキー 作家・劇作家・脚本家・映画評論家。「オベリウ」時代の友人バーフチェレフと共同で多くの作品を執筆したことでも知られ、とりわけ戯曲『スヴォーロフ元帥』は大成功を収めた。 クリメンチー・ミンツ 映画監督・脚本家。国立芸術史研究所附属芸術学高等コース映画科でラズモフスキーと出会い、27年、共に「オベリウ」に加入。脚本や監督を務めたコメディ映画は大成功を収めた。代表作に、映画『虎使いの女』、ラジオ番組『有名船長クラブ』など。 ニコライ・オレイニコフ 詩人・作家・編集者。25年からレニングラードの国立出版局児童書部門にて、マルシャークやシュワルツと共に編集者・作家として働く。編集を務めた児童雑誌『ハリネズミ』と『マヒワ』には「オベリウ」のメンバーも寄稿し、親しく交遊した。しかし37年に逮捕、銃殺される。代表作に『ゴキブリ』『ハエ』。 レオニード・リパフスキー 哲学者・児童文学作家。20年代から30年代にかけ、「チナリ」のメンバーたちを自宅に集め親しく交遊。41年にレニングラードの港湾都市ペテルゴフにて戦死。代表作に『水論』『恐怖の研究』『言葉の理論』。 ヤコフ・ドゥルースキン 哲学者・数学者・音楽研究家。独ソ戦が始まりレニングラードが封鎖されると、ハルムスの妻から夫の原稿の入ったトランクを託される。20年にわたりそのトランクを大切に保管しつづけたが、ハルムスの死が明らかになると、原稿を地下出版で広めはじめる。代表作にエッセイ『チナリ』、ヴヴェジェンスキー論『無意味の星』など。 小澤裕之 東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、東京大学ほか非常勤講師。専門はロシア文学。著書に『理知のむこう――ダニイル・ハルムスの手法と詩学』(未知谷)、訳書にダニイル・ハルムス『言語機械――ハルムス選集』(未知谷)、サムイル・マルシャーク『森は生きている~12の月のおとぎ話~』(小学館)、最近の論文に「ゴーゴリ「査察官」の忘れられた初邦訳:底本・文体・受容」(『ロシア語ロシア文学研究』56号)がある。
  • Lの運動靴
    3.5
    1巻1,799円 (税込)
    1987年6月、韓国の民主抗争の最中、警察の発砲した催涙弾によって命を失った20歳の青年、大学生の「L」。28年後、彼のものだとされるボロボロの片方だけの運動靴が、修復家の元へ持ち込まれる。 「L」とは誰なのか? 運動靴の「欠けら」を修復する行為にどのような意味があるのか? 個人の「消せない記憶」とは? 人が生き、死して残す「物体」に、そしてその「修復」に、果たしてどのような意味があるのか? 主人公の美術修復家の視点を通して、静謐な時間の中で語られる「物質」と「記憶」をめぐる物語。現代アート作品の修復に関するエピソードが挿入され、修復室を訪れる寡黙な人々の人生が断片的に語られ、読者は静謐な美術修復室で繊細な思考を主人公とともに体験する。【モチーフ】 モチーフとなっているのは、以下のような事実。「L」こと李韓烈の運動靴の復元を知った作者が緻密な取材をへて創作した物語である。《李韓烈(イ・ハンニョル)は、1987年6月9日、延世大学で開かれた「6.10大会のための決意大会」のデモの最中、警官が発射した催涙弾に頭を打たれ、1カ月間死境をさまよい、7月5日、20歳で亡くなった。 彼の犠牲は、大統領直接選挙制の実現を目指す6月民主抗争の導火線となり、民主化運動の犠牲の象徴として広く国民の関心を集め、国民葬で行われた葬式には150万人が集まった。当時、彼が履いていた27.0センチの白い「タイガー運動靴」は、右側の片方だけが残されており、2015年、彼の28周忌を前に、美術品復元専門家のキム・ギョム博士の元に復元作業の依頼が寄せられた。キム博士はさまざまな葛藤を抱えながら、最新の美術品復元の技術をもってその運動靴を3カ月かけて復元した。現在、運動靴はイ・ハンヨル記念館に展示されている。彼が登場する映画作品にカン・ドンウォン監督「1987、ある闘いの真実」(2017)がある》
  • エルミニー
    -
    エドゥアールは法律の勉強のかたわら友人たちや恋人マリーと遊興生活にふけっている。ある日、オペラ座舞踏会でドミノ仮面をつけた謎の女性に待ち伏せされる。その女とはフェンシングの達人で馬を乗りこなすアマゾネスのような女エルミニーだった。エドゥアールは五階の建物の向い合う二つの窓の間に三メートルの板を渡して命がけの夜ばいを強いられた。エドゥアールはいったいどうなるのだろうか。一八四五年に出版されたアレクサンドル・デュマの珠玉の短編。
  • エロティカ・アンソロジー
    -
    1巻2,640円 (税込)
    隠然と咲き誇る英国十八世紀ポルノの世界 近代小説の古典を生み出した英国十八世紀は同時にあまたのポルノをも生み出した時代であった。 英国文化に造詣が深く、『ファニー・ヒル』の新訳でも知られる小林章夫氏が、詩や小説、地誌や講演の体裁を取った作品など幅広く選び出し、英国十八世紀文学の多元的な世界を紹介する。 日記作者サミュエル・ピープスは言う、「真面目な人間として、一度は目を通しておくのも、この世の邪悪さが分かって、損ではない」。
  • 園芸家の一年
    3.8
    いつだって土作りや水やりのことで頭がいっぱい。そんな園芸家たちの〈あるある〉を愛情たっぷりに描く超ロングセラー園芸エッセイ。
  • 艶笑滑稽譚 第一輯
    4.0
    1~3巻1,034~1,122円 (税込)
    「未来に於ける私の最高の栄誉」となる作品とバルザックが自負した『艶笑滑稽譚』。社会・風俗への諷刺をこめた、エロティックで大らかな笑いの世界は、文豪の隠れた名作として愛されてきた。ヨーロッパ伝統の滑稽話の形式とラブレー等の語彙を借りた原文の古めかしい味わいを、流麗な日本語に移し替える。図版多数。(全3冊)

    試し読み

    フォロー
  • 塩鉄論
    -
    1巻2,530円 (税込)
    ※本シリーズに使用している原版データは時間が経過している作品が多いため、一部不鮮明な箇所がある可能性がございます。ご了承下さい。 前漢時代,塩・鉄・酒の専売,均輸,平準などの新財政政策をめぐって,儒教思想により廃止を主張する賢良派と,法家思想により存続を主張する御史大夫派。その間に展開された論戦の口語訳。

    試し読み

    フォロー
  • 園遊会
    -
    母の主催する園遊会に心浮き立っていたローラは、晴れ上がった当日、張り切って準備の手助けに精を出す。そのときクリームパフを届けにきた店員から、すぐ近所に住む馬車屋が事故で死んだことを聞かされる…子ども5人と奥さんが残されたと。ローラの心は沈み、園遊会の中止を母に頼むが「ばかなことを」と一蹴される。園遊会がぶじにお開きになったあと、ローラは残った食べ物をバスケットに入れてその家を訪ねるが(「園遊会」)…抒情詩のような短編集。

    試し読み

    フォロー
  • 園遊会まで
    -
    短編「手紙」「環境の力」とともに、「カジュアライナ樹」と題された短編集に収められた、モームのいわゆる「南海もの」に属する作品。「奥地駐屯所」「臆病者」「園遊会まで」の3編を収録。どれもマレー半島やボルネオの旧英領植民地に住む英国人たちをとりあげ、その生態をモームならではの視点から浮き彫りにしている。

    試し読み

    フォロー
  • AM/PM
    3.6
    このアンバランスな世界で見つけた、私だけの孤独――AMからPMへ、時間ごとに奇妙にずれていく120の物語。いまもっとも注目を浴びる新たな才能の鮮烈デビュー作を、松田青子が翻訳!
  • 美味しく楽しいフランス文学―文学から考えるフランスの飲食文化
    -
    1巻2,420円 (税込)
    文学を知らずしてフランスは理解できない 飲食文化を知らずしてもフランスは理解できない フランス文学を楽しく、そして美味しく読む手引書 フランス文学への新しい扉 □目次 第1章 ポトフとポテ―国民食としての煮込み料理 第2章 美食文学の誕生と展開 第3章 バルザックの描く食事場面 第4章 フロベールにみる食べ方の変容とその影響 第5章 ゾラの描く庶民の食欲とその深層構造 第6章 アルザス・ロレーヌを越えて広がる地域の魂シュークルート 第7章 南仏プロヴァンスの象徴ブイヤベース 第8章 新しいブルゴーニュの伝統郷土料―ブルゴーニュ愛を語るコレット 第9章 チーズ礼讃 第10章 フランス料理にデザートは欠かせない □著者 福田 育弘(ふくだ いくひろ) 早稲田大学教育・総合科学学術院教育学部複合文化学科教授。 1955年名古屋市生まれ。早稲田大学大学院文学研究科フランス文学専攻博士後期課程中退。1985年から88 年までフランス政府給費留学生としてパリ第3大学博士課程に留学。1991年流通経済大学専任講師、1993年同助教授を経て、1995年早稲田大学教育学部専任講師、1996年同助教授、2002年より同教授。専門は文化学(とくにポストコロニアルの文化と文学、飲食表象論)、フランス文化・文学。 □本文紹介(「はじめに」より) この著作は端的にいって、フランス文学を楽しく、そして美味しく読む手引き書である。 しかし、ありきたりのフランス文学の紹介ではない。そもそも、わたしにもそんな一般的なフランス文学の楽しみを書くつもりはない。フランスの小説を軸に、フランスの十九世紀の文学作品にひんぱんに登場する食事場面や料理に注目して、それらを料理史的観点を中心に、当時のフランスの飲食文化のなかに位置づけて、文化的に解説しようというのが、本書の趣向である。だから、楽しいだけでなく、美味しいフランス文学となる。いや、そうなってほしいというのが、著者の願いだ。できれば、楽しいと美味しいが相乗効果で、みなさんの興味がさらにフランス文学に引かれれば、これほどうれしいことはない。 大きなテーマは二つである。 一つめは、フランスの飲食文化発展の大きなばねとなった、多様な料理をいちどきに出したいわゆるフランス式サービスから、現在のように料理を一品一品出すロシア式サービスへの転換というテーマである。この転換は十九世紀のあいだに徐々に起こり、広く浸透していく。これを文学作品がどう描いたか。 二つめは、十四、五世紀から地方料理を統合してきたフランスの美食文化において、文学作品がいかに地方料理を描き、そこに積極的なイメージと価値、つまり社会的表象を付与してきたかというテーマである。 これら二つのテーマを、具体的な作品の検討をとおして明らかにしていきたい。 文学作品の飲食の場面を分析するということは、当時の飲食文化をそこに探るということにほかならない。したがって、この著作は、楽しく美味しいだけでなく、文学研究を文化の研究へとつなぐ著作である。つまり、文学を包含する文化学研究の著作でもあるのだ。 そして、そのような多少とも学問的な野心をもった著作が、みなさんに楽しく美味しく読んでもらえたら、著者としては望外の幸せである。
  • オイディプース王
    -
    ギリシア悲劇の最高傑作と評される本作は、詩人ソポクレース(前496頃-前406年頃)によって、前441年から前432年のあいだに書かれたと推定される。 フロイトの「エディプス・コンプレクス」をはじめ、後世に多大な影響を及ぼし、今日まで読み継がれてきた本作のあらすじは、よく知られている。 ――劇の冒頭、オイディプースはテーバイの王として登場する。かつてスピンクスによるテーバイの危機を救った王は、新たに疫病が国を襲った今、神のごとき救い主として市民たちの嘆願を受け、自信にあふれた姿でこれに対処しようとしている。それは劇の最後で、父を殺し、母と交わって恥ずべき子供をつくったことが判明し、わが手で目をつぶし、みずから呪われた身となる男とはあまりにも対照的な姿である。そして、冒頭の姿がオイディプースの「非・真実」、最後の姿が「真実」であり、詩人は「非・真実」と「真実の対照」を示しているように見える。しかし、冒頭の姿はスピンクスを退治した功績によるものである以上、「非・真実」とは言いきれない。ここにあるのは真実を恐れると同時に真実を求めるオイディプース自身に重なる。訳者は言う。 「この劇においてわれわれの心をはげしく揺さぶるのは、真実を恐れて逃げようともがき、かえって真実に引きつけられて破滅するオイディプースの姿である。父を殺し母と交わる定めを告げられたとき、誰がこれを恐れずにいられようか。〔…〕だが真実にたいする恐怖が真実を見失わせるのはオイディプースだけではない。〔…〕われわれの中には暗い未知のものがある。われわれは、自分が何者なのか本当に知っているのか。日常の生活において見せかけ(非・真実)の中で暮らしているのではないか。〔…〕 『オイディプース王』がわれわれの心を揺さぶってやまないとすれば、それはわれわれ自身の中にオイディプースが宿るからにほかならない。」(「訳者解説」より) このあまりも有名な作品には数々の日本語訳があり、文庫版も複数存在している。しかし、1990年に『ギリシア悲劇全集』のために訳し下ろされた名訳が、顧みられないままになっていた。キケロー『国家について 法律について』に続き、碩学が残した貴重な仕事を学術文庫に収録し、後世に継承するべく、ここに刊行する。 [本書の内容] [プロロゴス] [パロドス] [第一エペイソディオン] [第一スタシモン] [第二エペイソディオン] [第一コンモス] [第二スタシモン] [第三エペイソディオン] [第三スタシモン] [第四エペイソディオン] [第四スタシモン] [エクソドス] [第二コンモス] ヒュポテシス(古伝梗概) 訳者解説
  • 黄金の壺
    4.3
    ドイツ・ロマン派の異才ホフマン(一七七六―一八二二)自らが会心の作と称した一篇.緑がかった黄金色の小蛇ゼルペンティーナと,純情な大学生アンゼルムスとの不思議な恋の物語は,読者を夢幻と現実の織りなす妖艶な詩の世界へと誘いこんでゆく.芸術的完成度も高く,作家の思想と表現力のすべてはこの作品に注ぎこまれている.

    試し読み

    フォロー
  • 黄金の壺/マドモワゼル・ド・スキュデリ
    3.9
    美しい金緑色の蛇に恋した大学生アンゼルムスは非現実の世界に足を踏み入れていくが……代表的メールヘン「黄金の壺」。17世紀のパリで、天才的な職人が手がけた宝石を所有する貴族たちがつぎつぎと襲われる事件。ようやく逮捕された犯人は意外な人物だった。推理小説の嚆矢ともいえる「マドモワゼル・ド・スキュデリ」。画家で音楽家でもある鬼才ホフマンの多面的な魅力が味わえる4篇を収録。
  • 黄金の林檎
    -
    現代アメリカ女流作家ユードラ・ウェルティーの最高傑作。時は二十世紀前葉、場所はアメリカ深南部ミシシッピ州モルガナの町。「黄金の林檎」はギリシアの昔から、人間の追い求めた永遠の価値である。現状に満足できずに不断の熱情に駆られて、みずからの「黄金の林檎」ともいうべきものをさがし求めて、さまよい続けずにはいられない人たち。それぞれが、有限の「時」に束縛されながらも、愛に、英雄的冒険に、芸術に永遠の価値を求め続ける。──狭小な時と場所に生きる名もなき人びとの情熱の中に、人類の歴史と宇宙の星々にまで及ぷ壮大なイメージが展開する。
  • 牡牛座物語
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 愛し合うことの許されない妖精イオと詩人アルディー。2人が本当に愛し合っていることを知った愛の女神はどうするのか。
  • 王書
    -
    ※本シリーズに使用している原版データは時間が経過している作品が多いため、一部不鮮明な箇所がある可能性がございます。ご了承下さい。 イランが世界に誇る詩聖フィルドゥスィーの大民族叙事詩。新興アラブに屈したイラン民族を鼓舞するため,諄々6万句を費やして謳いあげた過去一千年の栄光とロマンス。11世紀初頭に完成。その主要部を抄訳した。

    試し読み

    フォロー
  • 王子クレオマデスの冒険 ヨーロッパ中世ロマン
    -
    十字軍の遠征は、サラセンという新しい文化を大陸にもたらした。この物語もそのひとつで、サラセン文化が開花していたセビリアを舞台に展開する冒険物語。空飛ぶ木馬は『千夜一夜』などの挿話に見られ、混交する物語として楽しめる。

    試し読み

    フォロー
  • 王子と乞食
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 歴史上実在の英国国王ヘンリー8世の死からその息子エドワード6世即位までの期間を背景に、人間の残酷さと優しさを、皇太子エドワードと少年トムを主人公に“とりかえばや物語”として描いた初の歴史小説。

    試し読み

    フォロー
  • 王船山詩文集
    -
    1巻3,520円 (税込)
    ※本シリーズに使用している原版データは時間が経過している作品が多いため、一部不鮮明な箇所がある可能性がございます。ご了承下さい。 明代末から清代初期の思想家王船山(夫之)がのこした数多くの著作は,今日高く評価されている。しかしこの動乱期にみずからの信念を貫いた事実は忘れられがち。彼の詩文を紹介し,動乱期の知識人の生き方をさぐる。

    試し読み

    フォロー
  • 王妃マルゴ(上)
    -
    舞台はフランス・ルネサンスの一見はなやかな時代。だが新旧の宗教の対立はきわだち、聖バルテルミーの大虐殺で対立はクライマックスを迎える。シャルル9世は君主ではあったが、母親のカトリーヌ・ド・メディシスは隠然たる力をもち、シャルルの弟たちもそれぞれが次期の王位を狙っていた。こうしたなかでシャルルの妹マルゴはプロテスタント勢力の旗頭ナヴァール王アンリと政略結婚をさせられる。だがマルゴは披露宴の席で元恋人のギーズ公からなにごとかささやかれると「今夜、いつものように」という言葉をラテン語であたえるのだった。

    試し読み

    フォロー
  • 大いなる遺産(上)
    -
    クリスマスイブの夕暮れ、鍛冶屋の少年ピップは足かせを付けた脱獄囚に捕まり、やすりと食い物をもってこいと脅かされる。このときの恐ろしい経験はあとあとまで尾をひく……田舎暮らしのピップに、降ってわいたように莫大な遺産相続の話がころがりこむ。送り主は誰なのか、世話になっている異様な金持ち夫人のミス・ハヴィサムか? ピップはミス・ハヴィサムの養女エステラへのかなえられない思いを胸にロンドンに出る。だが友人もでき、都会生活にうつつをぬかすピップのまえに、謎の人物が姿をあらわす……話は急転直下、緊迫の度をまし一気に終末へ。皮肉とユーモア、ミステリーと冒険活劇が一体となったディケンズ晩年の傑作。
  • 大いなる遺産 上
    4.8
    テムズ河口の寒村で暮らす少年ピップは、未知の富豪から莫大な財産を約束され、紳士修業のためロンドンに旅立つ。巨匠ディケンズの自伝的要素もふまえた最高傑作、新訳版。
  • 大阪弁で読む『変身』
    3.0
    カフカの名作小説をまさかの大阪弁で翻訳! 「どないかしてこれを追い出さな」 ある日突然、巨大な虫へと変身してしまったグレゴールと、異常事態にてんやわんやな家族たち……。 はたして彼らは平穏な生活を取り戻せるのか? 怒濤のテンポで繰り広げられるドタバタ劇! ――グレゴール・ザムザはある朝けったいな夢から目が覚めてみたら、ベッドん中で馬鹿でかい虫に変わってる自分に気がついた。仰向けの背中は鎧みたいに硬いわ頭をちょっともたげてみたら腹は茶色ぅふくらんで硬い節に分かれとるわ、その腹にかかっとる布団はずり落ちる一歩手前で最後の瞬間を待つばかり。無数にある脚は腹回りのわりに情けないくらい細ぅて、目の前でワヤワヤと頼んなくうごめいとった。「おれ、どないしてん?」(本文より)

    試し読み

    フォロー
  • O嬢の物語
    3.9
    パリの前衛的な出版社ポーヴェールから一九五四年に刊行された本書は、発表とともにセンセーションを巻き起こし、「ドゥー・マゴ」賞を受賞した。女主人公の魂の告白を通して、自己の肉体の遍歴を回想したこの書物は、人間性の奥底にひそむ非合理な衝動をえぐり出した、真に恐るべき恋愛小説の傑作と評され、多くの批評家によって賞賛された。

    試し読み

    フォロー
  • 大旅行記 1
    -
    ※本シリーズに使用している原版データは時間が経過している作品が多いため、一部不鮮明な箇所がある可能性がございます。ご了承下さい。 マルコ・ポーロと並び称される,イスラム世界最大の旅行家イブン・バットゥータの旅行記。初の全訳。第1巻では,北アフリカを出発し,メッカ巡礼をへて,14世紀の旅はインド,元代末の大都(北京)におよぶ。

    試し読み

    フォロー
  • お菓子とビール
    -
    時流に乗ることに憂き身をやつす知り合いの作家に、近年亡くなったある大家の伝記を書きたいので協力してくれと頼まれる作家の「わたし」。破天荒なその大家のことは、「わたし」は私事にいたるまで知悉していた……作家の世界、ジャーナリズムの世界、社交の世界を皮肉たっぷりにえぐってみせるモームの快作。きれいごとのお菓子と、苦味があるが飾り気のないビール……ここには小説を読む醍醐味が。

    試し読み

    フォロー
  • お気に召すまま 七五調訳シェイクスピアシリーズ〈12〉
    -
    1巻495円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『お気に召すまま』(1599)は、喜劇時代の系譜の中では後期に属すものである。シェイクスピアはこの作品を作るにあたり、田園礼賛のロマン溢れる牧歌劇をベースにしているが、森や田園の肯定的な面を踏襲しつつも、それまでには描かれなかった否定的な面をも新たなキャラクターを登場させて語らせている。現実世界では起こり得ないと思われる(変装によって)親子や恋人同士が認識できないことなど、おとぎの国の世界でしかあり得ないことが舞台上で繰り広げられるが、舞台そのものが虚構の世界なので、架空の世界が現れても納得できる。この喜劇は観客や読者がどの視点に立っても堪能できるように工夫されている。森はあたかも神様のように人の運命を左右する。「森の精」がフレデリックの汚れた心を清め、武器を捨て、世俗の地位を去る決意をさせるのである。さらに、婚姻の神が現れて、4組のカップルが誕生し、ハッピーエンドでこの劇は終わる。
  • お気に召すまま
    -
    アーデンの森を舞台に軽妙洒脱に取り交わされる4組の男女の恋のかけひき。恋人同士の追いかけごっこも、権力争いも、兄弟の憎しみも、ついにはすべて解決して一大饗宴となって終わるファンタジック喜劇。ときおり挿入されるピリッと辛みのきいたせりふや、どたばたやりとりのおもしろさによって知られる、シェイクスピア喜劇の代表作。

    試し読み

    フォロー
  • お気に召すまま ――シェイクスピア全集(15)
    3.9
    ド・ボイス家の末弟オーランドーは、長兄オリヴァーから逃がれ、アーデンの森に入る。オーランドーに一目惚れした前公爵の娘ロザリンドも、従姉妹のシーリアとともにアーデンの森へ向かう。男装し、羊飼いとして暮らすロザリンドを本人とは気づかず、オーランドーは恋の告白の練習をするが……。アーデンの森を舞台に数組の男女が繰り広げる恋愛喜劇。
  • オスカー・ワイルド全集 第1巻
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 十九世紀末から われらの時代のそれへ――。 二つの世紀末にきらめく巨星オスカー・ワイルド。 現代ヨーロッパ文学の輝かしき原点ともいうべき ワイルドの多彩な営為を集大成する! 決定版 オスカー・ワイルド全集。

    試し読み

    フォロー
  • オスカー・ワイルド全集 第5巻
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 十九世紀末から われらの時代のそれへ――。 二つの世紀末にきらめく巨星オスカー・ワイルド。 現代ヨーロッパ文学の輝かしき原点ともいうべき ワイルドの多彩な営為を集大成する! 決定版 オスカー・ワイルド全集。

    試し読み

    フォロー
  • オスカー・ワイルド全集 第3巻
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 十九世紀末から われらの時代のそれへ――。 二つの世紀末にきらめく巨星オスカー・ワイルド。 現代ヨーロッパ文学の輝かしき原点ともいうべき ワイルドの多彩な営為を集大成する! 決定版 オスカー・ワイルド全集。

    試し読み

    フォロー
  • オスカー・ワイルド全集 第2巻
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 十九世紀末から われらの時代のそれへ――。 二つの世紀末にきらめく巨星オスカー・ワイルド。 現代ヨーロッパ文学の輝かしき原点ともいうべき ワイルドの多彩な営為を集大成する! 決定版 オスカー・ワイルド全集。

    試し読み

    フォロー
  • オスカー・ワイルド全集 第4巻
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 十九世紀末から われらの時代のそれへ――。 二つの世紀末にきらめく巨星オスカー・ワイルド。 現代ヨーロッパ文学の輝かしき原点ともいうべき ワイルドの多彩な営為を集大成する! 決定版 オスカー・ワイルド全集。

    試し読み

    フォロー
  • オスカー・ワイルド全集 第6巻
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 十九世紀末から われらの時代のそれへ――。 二つの世紀末にきらめく巨星オスカー・ワイルド。 現代ヨーロッパ文学の輝かしき原点ともいうべき ワイルドの多彩な営為を集大成する! 決定版 オスカー・ワイルド全集。

    試し読み

    フォロー
  • オスカー・ワイルドに学ぶ 人生の教訓
    3.9
    1巻1,298円 (税込)
    オスカー・ワイルドという作家は、 死後100年を経た現代でこそ、輝いている。 「周りになじめない」「大勢の中でなんだか居心地が悪い」 そんな思いを抱きながら他人に対して、どこか冷めた目で見ていることはありませんか。 人と人とのつながりが希薄になってきた現代において、それは決して珍しいことではありません。 むしろ私たちの「本質」を表しているともいえるのです。 そんな現代人の本質を、じつに100年以上前から指摘していた人物がいるのをご存じでしょうか。 それがオスカー・ワイルドです。 中産階級出身、同性愛者、外国人というハンディを背負いながらも、 保守的な風潮が色濃く残る19世紀末の英国ヴィクトリア朝の社交界において、 独自の世界を確立した、売れっ子劇作家。 そんな彼は、「個」がいかに生きるかということに対して、数多くの事を教えてくれる天才です。 「常識」にとらわれない言葉に触れることで「自分は自分でいいんだ」「みんなと違う感じ方でもいいんだ」と生きる勇気が湧いてきます。 「自分自身」「人間関係」「男と女」「人生」「道徳」の5つのテーマを読み進めていくことで、 違った角度から自分自身を見つめなおすことができる「珠玉の一冊」です。 【本文より】 ○浅はかな人間だけが、己を知っている。 ○その女を愛してさえいなければ、男はどんな女といても幸せなのだ。 ○友人は外見で選び、知人は性格で選んでいる。 ○男は年寄りにはなるが、善人には決してならない。 ○老人はすべてを信じ、中年はすべてを疑い、若者はすべてを知っている。 ○人が本当に馬鹿げたことをするときは、つねにとても高尚な動機からである。 ○生きる秘訣は、とことん、とことん、騙される喜びを味わうこと。 ○真実は滅多に純粋なことなどなく、単純であることは決してない。
  • オスロ警察殺人捜査課特別班 フクロウの囁き
    3.8
    あの連続誘拐事件から半年―。 特別班に舞い込んだ新たな殺人事件はノルウェーを恐怖の渦に巻き込んだ。 おどろおどろしい儀式のいけにえのように飾り立てられ息絶える被害者たち。 彼らの胃には、共通して鳥の餌が詰め込まれていたのだ。 ネットに流れる怪映像、主人公ミアを狙う謎の女、そして、全身に羽を纏う、「梟」の男…。 殺人捜査課特別班に降りかかる第2の試練。 『アイム・トラベリング・アローン』に続く、オスロ警察殺人捜査課シリーズ第二弾。
  • オズの魔法使い
    -
    カンザス名物の大竜巻に家ごと運ばれたドロシーは、見知らぬ土地にたどりつき、頭にわらの入ったかかし、心臓がないブリキのきこり、臆病なライオンたちと出会う。故郷カンザスに帰りたい一心のドロシーは、変わった仲間たちと、どんな願いもかなえてくれるというオズの魔法使いに会うために、エメラルドの都をめざす……世界中で愛され続ける魔法と冒険がいっぱいの物語。
  • オズの魔法使い
    3.9
    カンザスの大平原のまんなかから大竜巻で家ごと見知らぬ土地に飛ばされたドロシー。ヘンリーおじさんとエムおばさんが待つ故郷へ戻りたい一心で、どんな願いも叶えてくれるという偉大なる魔法使いオズに逢いにエメラルドの街を目指す。頭にわらの入ったかかし、心臓がないブリキの木こり、勇気がほしいライオン。仲間とともに困難を乗り越える一行の願いは叶えられるのか? 柴田元幸の新訳による不朽の冒険ファンタジー!
  • オセロ -ヴェニスのムーア人- 七五調訳シェイクスピアシリーズ〈7〉
    -
    1巻495円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『オセロ』は1604年に上演された。オセロは貿易で栄えるヴェニス公国の将軍である。傭兵であるのに将軍である。なぜか? ヴェニスの人間が将軍になり、富と政治に軍事力が加われば、独裁者になることが分かっていたのだろう。ヴェニスの人々はこの点で賢明だった。四大悲劇の他の作品と比較すると、戦争のことは背景として描かれてはいるが、この作品は出世を阻まれた男の妬みと復讐、そして夫婦に起こる小さな世界の悲劇である。この作品は、ある意味、イアゴが主人公で「嫉妬」がテーマである。有名な台詞は、「嫉妬とは 緑色した 怪物で/ 人の心で 増殖し 人の心を 弄(もてあそ)ぶ」というものである。オセロは最後に「自分は嫉妬深い人間ではないが、悪漢の言葉に惑わされ、デスデモーナを殺してしまった」と自白する。自分の最も大切で神聖な「宝」を誰にも奪われないようにするためのオセロの究極の選択が、その宝を葬るという極論である。
  • オセロー
    -
    シェイクスピア四大悲劇の一つ。勇猛なムーア人の武将オセローは、美しい公爵令嬢デズデモーナの愛を得て妻とするが、旗手イアーゴーの奸計に落ち、猜疑に狂って妻を殺害した後、妻の潔白を知る――。人間の多面的な性格像を鮮烈に彫り上げ、深刻な運命劇に凝縮させた不朽の名作の魅力に肉迫する、木下順二の名訳。
  • オセロー
    -
    ヴェネチア陸軍に仕えるムーア人の将官オセローは、最愛の妻デズデモーナを伴ってキプロス島派遣軍司令官となってトルコとの戦いに出立する。だが、オセローが全面的に信をおく副官・旗手の野心家イァーゴーは部隊長のキャッシオーを失脚させ、ひいてはオセローをも破滅させようともくろんでいた。デズデモーナに対するオセローの盲目的な愛は、イァーゴーの画策に格好の手がかりをあたえた。

    試し読み

    フォロー
  • オセロー ――シェイクスピア全集(13)
    4.2
    ヴェニスの貴族でムーア人の将軍オセロは、元老院議員ブラバンショーの美しき娘デズデモーナと結婚し、幸福の絶頂にあった。だが、部下イアゴーの奸計により、愛する妻と信頼する副官が不義の関係にあると誤解。怒りと嫉妬の末に訪れる結末は……。シェイクスピア四大悲劇の傑作を待望の新訳で贈る。
  • 恐るべき子供たち
    3.4
    ◆享楽的で退廃的なムードが漂う第1次大戦後のパリ。高等中学に通うポールは、憧れの男子生徒ダルジュロが投げつけた雪玉で大けがを負ってしまう。◆同級生のジェラールがポールを家まで送っていくと、そこには、美しく奔放な姉エリザベートがいた。ポールとエリザベートは、社会から隔絶されたような「子供部屋」で、ふたり一緒にくらしているのだった。◆エリザベートと「部屋」の魔力に惹かれたジェラールは、その日から、ふたりのもとへ足しげく通うようになる。◆そこへ、ダルジュロにうりふたつの少女アガートがあらわれ、運命に吸いよせられるように4人の共同生活がはじまる。◆同性愛、近親愛、男女の愛。さまざまな感情が交錯するなか、4人はまだ幼く未熟であるがゆえに、たがいに傷つけあうことしかできない。◆やがて、ポールとアガートが強く惹かれあっていることを知ったエリザベートは……!◆20世紀のフランスで天才芸術家の名をほしいままにしたジャン・コクトーの小説を、西洋画家・東郷青児が美しく鋭い筆致で訳しだした名作。
  • 恐るべき子供たち
    -
    エリザベート、ポール、ジェラール、アガートの四人の子供たちがパリの下町で繰り広げる夢幻的な背伸びした暮らし。その陰には見えない美少年ダルジュロスの幻影がつきまとっていた。奇才コクトー(1889~1963)の数少ない小説の代表作。 コクトーは現代芸術のあらゆるジャンルに大きな足跡を残し、ストラビンスキー、サティ、ラディゲらとの交友もよく知られている。映画では「美女と野獣」、自作の戯曲を映画化した「オルフェ」などが代表作である。

    試し読み

    フォロー
  • おてんばヨリーとひげおじさん
    5.0
    今日は新しい特急列車がはじめて走る日.車掌のひげおじさんは大はりきり.ところが発車寸前,元気な女の子ヨリーがかけこんできて,列車の下にもぐりこんだハリネズミを助けます.列車の出発はおくれ,とんでもない事件が発覚します! ハラハラドキドキが止まらない,オランダの国民的作家&画家による最後のコラボ作品.

    試し読み

    フォロー
  • オデュッセイア(上)
    -
    1~2巻990円 (税込)
    トロイアの陥落後、帰路についたオデュッセウスは単眼巨人ポリュペモスの島に着く。仲間を食われたオデュッセウスはポリュペモスの目をえぐって脱出するが、ポリュペモスの父親、海神ポセイドンの怒りをかい、以後故郷へたどりつくまで10年間の長い放浪苦難をよぎなくされる。女神カリュプソによる7年の幽閉、人を豚に変える魔女キルケ、美しい歌声で誘惑するセイレネス、恐ろしい怪物スキュレとカリュプデスらとの遭遇と闘い、そしてようやくたどり着いた故郷イタケでは、妻ペネロペイアに言い寄り、その家を我が物顔に占拠利用するやくざな求婚者どもと闘わなければならなかった。 だが、オデュッセウスは単純な勇士、不撓の航海者にとどまらない。策士であり、高貴であると同時に残酷・貪欲な人物でもある。「オデュッセイア」はそうした意味でも「最初の小説」「最初のすぐれた冒険小説」の名にはじない。

    試し読み

    フォロー
  • おとぎ話はなぜ残酷でハッピーエンドなのか
    3.9
    人間ではない恋人,語るなの掟,開けてはいけない部屋――幸せな人が,幸せを求めて旅に出るでしょうか.むかしむかし,死の恐怖におびえる人々が夢みて語り継いだ物語が,アニメやゲームのモチーフになって現在にも生き続けています.なぜおとぎ話はあり,私たちに何を語るのでしょう.闇と光の物語の,深層に触れてみませんか.

    試し読み

    フォロー
  • おとこぐせ
    -
    1巻693円 (税込)
    「昔から好きだった。初めて会った時から」 義理の姉を抱きしめながら、未希雄が囁いたのは禁断の告白だった。 39歳で急死した兄が遺したのは、美貌の妻と、男を知らない19歳の娘。弟の未希雄は、ふたりのか弱い遺族ふたりを扶けようと思いながらも、未亡人となった義姉の熟し切った女の魅力に、気持も性欲も向かってしまった。 義理の弟という立場、倫理観を棄て、未希雄はどこまで義姉を貪るのか――。心優しい男の揺れる心、惑う欲望を、女性作家ならではの視点で描ききった!
  • おとなしいアメリカ人
    3.5
    ヴェトナム戦争直前のサイゴンで水死体となって発見された一人のアメリカ人青年の死の真相を、友人の英国人記者ファウラーは静かに回想していく――若いアメリカと老獪な欧州の報われない邂逅を描き著者の転換点となった記念碑的名作
  • 大人のための中国古典 新釈 韓非子
    -
    1巻1,100円 (税込)
    「信なくんば立たず」と教える孔子に対し、「人を信ずれば則ち人に制せらる」と説いた中国古代の思想家・韓非子。孔孟の「仁」の教えに対して、厳格な「法」の適用と信賞必罰を主張し、秦の始皇帝に絶賛された彼の著書は、“人間不信の哲学”といわれる冷徹な論理、卓越した人間観察と「法術」理論を核に展開されるリーダー論であった。イソップ寓話さながらのたとえ話から、人間の本質や為政者のあるべき姿に鋭くせまる『韓非子』。その魅力と、現代に活かすべき叡智を、組織管理を中心にトップやリーダーのあり方に焦点をしぼり、著者独自のわかりやすい口語訳と役立つ解説で紹介する。◎現実を生きる人間学◎リーダー学の要諦◎部下を操縦する7つの心得◎組織管理の6つのポイント◎トップが自滅する10の原因◎仕える側の論理 リーダーは論理的であれ! 人間の実相、権力の本質を見すえた不朽の古典がここに甦る。組織を合理的に操る最強の管理学。

    試し読み

    フォロー
  • おとなは子どもにテロをどう伝えればよいのか
    -
    2015年1月7日、フランスの新聞社をテロリストが襲撃し、編集長や風刺画家ら12名が殺害されるという一連のテロ事件がおきました。このシャルリー・エブド事件のインパクトは、世界中の人々に表現の自由とは何かを改めて考えさせることとなりました。 本書はこの出来事を受け止めたフランスの著名作家が、娘との対話の形をとりながら、テロリズムとは何か、テロリストとは誰か、テロの恐怖とそれを乗り越えるにはどうしたらよいのかをめぐって、真剣に思索を深めていきます。 本書では、ライシテ(政教分離)などとの関連でテロの問題が論じられますが、話はフランス国内に限らず、世界中で拡大するイスラム原理主義にもとづくテロ全般に及びます。 国際社会においてテロが終息する気配は一向に見えておりませんが、ウクライナ情勢でむき出しになった国家の暴力や、日本における安倍元首相襲撃事件とその後の政教分離の政治問題化など、いまの社会の動向を考えるうえでも有益な知見を提供してくれます。 テロリズムはなぜ起きるのか? と疑問に思ったらまず読んでいただきたい一冊です。

    試し読み

    フォロー
  • 乙女座物語
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 娘を失った母の哀しみ。「人間の愛とは何か」を語っていく感動の物語。
  • オトラント城/崇高と美の起源
    4.5
    ★奇跡、幻影、魔法、予知夢――あらゆる超自然が信じられていた、暗黒の時代の物語 『オトラント城』はゴシック文学の先駆けであり、今日のホラー小説の原点。 格調は損なわずに斬新な新訳で刊行。 『崇高と美の起源』はゴシック美学をはじめて理論化した古典的エッセイ。 奇跡、幻影、魔法、予知夢―あらゆる超自然が信じられていた、暗黒の時代の物語。
  • 踊るマハーバーラタ~愚かで愛しい物語~
    4.3
    恋あり愛あり性あり欲あり善あり悪あり涙あり笑いあり――。“ここにあるもの総ては何処にもあり、ここに無いものは何処にもない”。『世界最大の叙事詩』エッセンス八話を収録。
  • 鬼火(上)
    3.9
    ハリー・ボッシュが新人の殺人事件担当刑事だったころ、パートナーを組んで、殺人事件に関する取り組み方を一から教えてくれた恩師にあたるジョン・ジャック・トンプスン元刑事が亡くなり、ボッシュが葬儀に参列したところ、未亡人から夫が自宅に残していた一冊の殺人事件調書を託される。二十年まえに(2000年1月)ロス市警を引退したトンプスンは、その調書を市警から盗んで、自宅に保管していたらしい。  その事件とは、1990年に起こった元服役囚で麻薬中毒者の白人男性ジョン・ヒルトン(24歳)がハリウッドの路地で後頭部を撃たれて亡くなった未解決事件だった。  恩師の執着していた未解決事件を解決すべく、ボッシュはバラードに協力を求める。  また、ボッシュは、ミッキー・ハラーが担当しているモンゴメリー上級裁判事暗殺事件裁判に被告側調査員として協力もしていた。モンゴメリーは日中に裁判所近くの公園で刺殺され、現場に残されたDNAが一致したことでジェフリー・ハーシュタットが逮捕され、裁判にかけられていた。ハーシュタットは自供もしており、有罪必至の状況だった。  一方、バラードは、ホームレス男性の焼死事件の現場に出向いていた。テントに暮らしていたエディことエディスン・バンクス・ジュニアが、大量のアルコールを摂取して寝ているうちに、うっかり石油ヒーターを倒して、その火が全身に移り、焼死した模様だった。事故死とみて、バラードはロス市消防署に処理を任せた。  これら三つの事件(「元服役囚殺害事件」「裁判所判事暗殺事件」「ホームレス焼死事件」)が複雑に重なり合い、終盤の怒濤の展開は近年屈指の作品に仕上がった。
  • おばあちゃん、青い自転車で世界に出逢う
    3.7
    あなたの宝物にそっと気づかせてくれる物語。 《今の世界に、この物語が現れたことには間違いなく大きな意味がある。悲しみ、辛さ、不条理を潜り抜けた人間はやがて太陽のように光り輝き、優しさの化身となる。そんなマルおばあちゃんに出会えた喜びに、涙が何度も溢れ落ちた。》――漫画家・随筆家 ヤマザキマリさん  メキシコのオアハカで手作り菓子「アルファホール」を売りながら、つましく暮らしている天涯孤独のマルおばあちゃん、90歳。ある日、遙か昔に家を出てしまった息子がすでにこの世にいないこと、そして彼には一人息子がいたことを知る。マルおばあちゃんは、自分の「人生の環」を閉じるべく、おんぼろの青い自転車でまだ見ぬ孫に会うために、450キロの旅に出る……。  マルおばあちゃんの叡智に溢れる言葉と無欲で自由な生き方が、「知らないうちにあなたの手のなかにあった宝物」にそっと気づかせてくれる。人生に迷える人に贈る、スペインから来た哲学小説。
  • 牡羊座物語
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 アルゴー丸の英雄イアソンと王女メディアの愛の物語。
  • オペラ座の怪人
    -
    夜ごと華麗な舞台が繰り広げられる世紀末のパリのオペラ座。だが舞台の裏では大道具主任の首吊り死体が発見され、公演中の天井のシャンデリアが落下する惨事が起こり、おまけに主役の歌姫が舞台から忽然と消え去るという奇怪な事件があいつぐ。座中で最近うわさになっていた「幽霊」のしわざではないかと誰もが疑心暗鬼になった。だが果たして真相は? 愛する歌姫を追ってオペラ座の奈落の底へ分け入ったシャニイ子爵が出会ったのは、この世ならぬ哀切な愛の姿だった。数々の映画化、ミュージカル化で話題をさらったルルーの傑作長編。
  • オペラ座の怪人
    4.0
    十九世紀末、パリ。華やかなオペラ座の舞台裏では奇怪な事件が続発していた。首吊り死体、シャンデリアの落下。そして、その闇に跳梁する人影……。「オペラ座の怪人」と噂されるこの妖しい男は一体何者なのか? オペラ座の歌姫クリスティーヌに恋をしたために、ラウルは、この怪異に巻き込まれる。そして、その運命の夜、歌姫とラウルは、まるで導かれるように、恐ろしい事件に飲み込まれてゆく。オペラ座の地下で、闇を支配する怪人と対峙したラウルが目にした、想像を絶する光景とは? そして怪人と歌姫の真実とは? 不朽の名作『オペラ座の怪人』の新訳決定版、ついに刊行!
  • オペラ座の怪人
    3.8
    怪人の噂が囁かれるパリ・オペラ座で死体が見つかり、美しき歌姫は演目中に姿を消す。怪人が歌姫に抱く狂おしいほどの愛はさらなる惨劇を招き、オペラ座は死の迷宮と化す――ノンフィクション風の小説手法に、ミステリー、怪奇、ユーモア、ロマンスを織り込み、容貌も能力も人間離れした異形の怪人エリックの人間的な悲劇を描く傑作小説を待望の新訳で!
  • お前らの墓につばを吐いてやる
    4.1
    伝説の作家がアメリカ人を偽装して執筆して戦後間もないフランスで大ベストセラーとなったハードボイルド小説にして代表作。人種差別への怒りにかりたてられる青年の明日なき暴走をクールに描く暗黒小説。
  • 汚名(上)
    4.3
    SFPD(サンフェルナンド市警)の予備刑事(reserve officer)として、自発的に未解決事件捜査にあたっているハリー・ボッシュのもとを、昔のパートナーだったロス市警本部強盗殺人課未解決事件班刑事のルシア・ソトが現在パートナーを組んでいるボブ・タプスコットとロス検事局のアレックス・ケネディ検事補とともに訪れ、ボッシュが三十年ほど前に逮捕し、現在も死刑囚として服役中の連続殺人犯プレストン・ボーダーズに関して、あらたな証拠が出たとして、再審がひらかれる見込みだと聞かされる。残された証拠を調べ直したところ、すでに死亡している別の死刑囚ルーカス・ジョン・オルマー(連続婦女暴行殺人犯)のDNAが被害者の着衣に精液の形で付着していたことが科学的に立証されたという。事件発生当時、DNAは、犯罪捜査の証拠として認められていなかった。証拠保管庫に収められた被害者の着衣の入っている当該事件の証拠保管箱をソトとタプスコットが開封する様子は、ビデオに録画されており、そこに問題はまるで無いように思えた。  ボーダーズの弁護士ランス・クローニンの主張は、被害者の着衣に別人のDNAが付着している以上、ボーダーズ逮捕の決定的な物証(ボーダーズの住居で見つかった被害者のペンダント)は、事件担当の捜査官(ボッシュと彼のパートナー)が仕込んだものだ、というものだった。ロス市警と喧嘩別れしたいきさつから、ロス市警と検事局のボッシュに対する心証はことのほか悪く、証拠を捏造した悪徳警官としてボッシュに責任をかぶせようという気が満々だった。おのれの信用が地に落とされる危機に際し、リンカーン弁護士ミッキー・ハラーにボッシュは相談し、ミッキーの導師であるリーガル・シーゲルの智慧を借りることになる。  一方、サンフェルナンド市警の管轄で、薬局を経営する父親と息子が薬局内で銃殺されるという事件が発生し、小規模共同体の警察としては、手が足りず、ボッシュも捜査に狩りだされる。捜査を進めるなかで、この事件が、薬局を舞台にしたオキシコドン(半合成麻薬)不正請求にまつわるものであることが判明する。すなわち、身内に引き込んだ医師に鎮痛剤でもあるオキシコドンの処方箋を書かせ、患者を装った出し子たちに薬局で大量に入手させ(料金は医療保険Medicareでカバーされる)、それを売りさばいて大金をせしめている犯罪者集団がいた。薬局の父親は、永年その片棒を担がされていたのだが、息子がその不正に気づき、手を引こうとして、犯罪者集団に処刑されたのだった。犯罪者集団のアジトを突き止め、親玉を逮捕する証拠を手に入れるため、ボッシュは、潜入捜査に赴く。
  • 親と子の心をつなぐ 世界「名作」おはなし玉手箱 : 語り聞かせお話集
    -
    1巻1,584円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 世界の昔話、民話、神話、童話の中から、グリム童話、ジャータカ物語など「語り聞かせ」にぴったりの名作を、子どもにそのまま話してあげられるよう、自然な文章で表現した温もりのあるお話集。好評の「日本昔ばなし」の姉妹編。

    試し読み

    フォロー
  • お呼びだ、ジーヴス
    4.3
    自活への道を模索すべく職業訓練学校へ通学するバーティーは今回はお休み。新規のご主人に仕える天才封建執事ジーヴス。大好評シリーズ第12弾、異色の外伝。

    試し読み

    フォロー
  • オリジン 上
    4.1
    スペインのビルバオ、マドリード、バルセロナを舞台に、ラングドンの前に最強の敵が立ちはだかる! 鍵を握るのは、人類最大の謎“我々はどこから来たのか、どこへ行くのか”――。 全世界で2億部突破のベストセラー作家、ダン・ブラウンの最高傑作が待望の文庫化!!
  • オリヴァ・トゥイスト(上)
    -
    オリヴァは貧民院で生まれた孤児だった。あるときオリヴァは、孤児仲間からクジで代表に選ばれ、薄い粥(かゆ)を「もう一杯ください」と哀願する。たちまちオリヴァは反逆児とみなされ、葬儀屋に払い下げられる。だがいじめにあって、ついに意を決して脱走、めざすは大都会のロンドンだ。しかし途中で知り合った若い男の案内でたどり着いたロンドンは……無垢な少年の、幸福を求める姿を描いたディケンズの名作。

    試し読み

    フォロー
  • オリヴァー・トゥイスト(上)
    5.0
    18XX年初頭、イギリスのとある町の救貧院で1人の男の子が生まれ落ちた。母親は子供を産むとすぐに、ぼろ布団の中で息を引き取った。過酷な環境の中で育った孤児オリヴァーはその後、葬儀屋サワベリーなどのもとを転々とするも、残酷な仕打ちに見まわれ続ける。ついにロンドンに逃れたオリヴァーを待ち受けていたのは凶暴な盗賊団一味だった……。若きディケンズが19世紀イギリス社会の暗部を暴露し、痛烈に風刺した傑作長編小説。
  • オリヴィエ・ベカイユの死/呪われた家~ゾラ傑作短篇集~
    4.0
    完全に意識はあるが肉体が動かず、周囲に死んだと思われた男の視点から綴られる「オリヴィエ・ベカイユの死」。新進気鋭の画家とその不器量な妻との奇妙な共犯関係を描いた「スルディス夫人」など、稀代のストーリーテラーとしてのゾラの才能が凝縮された5篇を収録。
  • オルドス口碑集
    -
    ※本シリーズに使用している原版データは時間が経過している作品が多いため、一部不鮮明な箇所がある可能性がございます。ご了承下さい。 かつて雄叫びをあげて平原を疾駆し,「猛き鷹の翼となりて山のごとき包(ゲル)を守るオルドス万戸」と歌われたチンギス帝(ハーン)の末裔たちが語り継いできた伝説と歌謡。

    試し読み

    フォロー
  • 終わらざりし物語 上
    -
    『指輪物語』を読み解く上で欠かせない未発表文書を編んだ必読の書。トゥオルの勇姿、トゥーリンの悲劇、ヌーメノールの物語などを収録。 ※本電子書籍内の頁表記は、すべて紙書籍版(河出文庫)に該当する頁表記です。あらかじめご了承ください。尚、紙書籍版(河出文庫)の目次も収録しておりますので、頁位置の目安としてご参照ください。
  • 終わらざりし物語 上下合本版
    -
    『指輪物語』を読み解く上で欠かせない未発表文書を編んだ必読の書。トゥオルの勇姿、トゥーリンの悲劇、ヌーメノールの物語、イシルドゥルの最期、ローハンの建国記、『ホビットの冒険』の隠された物語など、トールキン世界の空白を埋める貴重な遺稿集。巻末資料も充実。 ※本電子書籍は、「終わらざりし物語 上・下」の合本版です。 ※本電子書籍内の頁表記は、すべて紙書籍版(河出文庫)に該当する頁表記です。あらかじめご了承ください。尚、紙書籍版(河出文庫)の目次も収録しておりますので、頁位置の目安としてご参照ください。
  • オン・ザ・ロード
    4.2
    安住に否を突きつけ、自由を夢見て、終わらない旅に向かう若者たち。ビート・ジェネレーションの誕生を告げ、その後のあらゆる文化に決定的な影響を与えつづけた不滅の青春の書が半世紀ぶりの新訳で甦る。
  • [音声DL付き]ことばの色 ──中級からのフランス文学読本[分冊版:テクスト11]
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 〈音声データ付き、ダウンロード方式で提供!〉 フランス文学を無理なく読んで、しっかりレベルアップ!<b/> 初級文法を終えた学習者に、無理なく読めて、かつ手ごたえのあるテクストに取り組んでもらい、中級へのレベルアップをはかりたい……。そんなフランス語教員共通の願いから、このアンソロジーは生まれました。いわゆる名作選ではなく、近現代を中心に、家族、友情、恋愛、都市生活、戦争、芸術、自然、動物など、多岐にわたるテーマの文章をそろえ、現代人の幅広い関心にこたえます。 テクストは20課で、難易度順に構成されています。本書は、そのなかの第11課「アルチュール・ランボー『夜明け』」」をピックアップした分冊版です。作品紹介と詳細な「読解のヒント」、巻末の「中級文法解説」は、自宅学習の大きな助けになるはずです。教室では辞書を用い、文脈に合った語義をていねいに選び出す訓練を重ねてください。末尾の「作者について」のコラムでは、かくも個性的なテクストを書いた作家たちの横顔をコンパクトに伝えます。(2020年初版)
  • [音声DL付き]ことばの色 ──中級からのフランス文学読本[分冊版:テクスト15]
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 〈音声データ付き、ダウンロード方式で提供!〉 フランス文学を無理なく読んで、しっかりレベルアップ!<b/> 初級文法を終えた学習者に、無理なく読めて、かつ手ごたえのあるテクストに取り組んでもらい、中級へのレベルアップをはかりたい……。そんなフランス語教員共通の願いから、このアンソロジーは生まれました。いわゆる名作選ではなく、近現代を中心に、家族、友情、恋愛、都市生活、戦争、芸術、自然、動物など、多岐にわたるテーマの文章をそろえ、現代人の幅広い関心にこたえます。 テクストは20課で、難易度順に構成されています。本書は、そのなかの第15課「イレーヌ・ネミロフスキー『舞踏会』」をピックアップした分冊版です。作品紹介と詳細な「読解のヒント」、巻末の「中級文法解説」は、自宅学習の大きな助けになるはずです。教室では辞書を用い、文脈に合った語義をていねいに選び出す訓練を重ねてください。末尾の「作者について」のコラムでは、かくも個性的なテクストを書いた作家たちの横顔をコンパクトに伝えます。(2020年初版)
  • [音声DL付き]ことばの色 ──中級からのフランス文学読本[分冊版:テクスト13]
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 〈音声データ付き、ダウンロード方式で提供!〉 フランス文学を無理なく読んで、しっかりレベルアップ!<b/> 初級文法を終えた学習者に、無理なく読めて、かつ手ごたえのあるテクストに取り組んでもらい、中級へのレベルアップをはかりたい……。そんなフランス語教員共通の願いから、このアンソロジーは生まれました。いわゆる名作選ではなく、近現代を中心に、家族、友情、恋愛、都市生活、戦争、芸術、自然、動物など、多岐にわたるテーマの文章をそろえ、現代人の幅広い関心にこたえます。 テクストは20課で、難易度順に構成されています。本書は、そのなかの第13課「アラン=フルニエ『グラン・モーヌ』」をピックアップした分冊版です。作品紹介と詳細な「読解のヒント」、巻末の「中級文法解説」は、自宅学習の大きな助けになるはずです。教室では辞書を用い、文脈に合った語義をていねいに選び出す訓練を重ねてください。末尾の「作者について」のコラムでは、かくも個性的なテクストを書いた作家たちの横顔をコンパクトに伝えます。(2020年初版)
  • [音声DL付き]ことばの色 ──中級からのフランス文学読本[分冊版:テクスト17]
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 〈音声データ付き、ダウンロード方式で提供!〉 フランス文学を無理なく読んで、しっかりレベルアップ!<b/> 初級文法を終えた学習者に、無理なく読めて、かつ手ごたえのあるテクストに取り組んでもらい、中級へのレベルアップをはかりたい……。そんなフランス語教員共通の願いから、このアンソロジーは生まれました。いわゆる名作選ではなく、近現代を中心に、家族、友情、恋愛、都市生活、戦争、芸術、自然、動物など、多岐にわたるテーマの文章をそろえ、現代人の幅広い関心にこたえます。 テクストは20課で、難易度順に構成されています。本書は、そのなかの第17課「シャルル・ボードレール『窓』『スー プと雲』」をピックアップした分冊版です。作品紹介と詳細な「読解のヒント」、巻末の「中級文法解説」は、自宅学習の大きな助けになるはずです。教室では辞書を用い、文脈に合った語義をていねいに選び出す訓練を重ねてください。末尾の「作者について」のコラムでは、かくも個性的なテクストを書いた作家たちの横顔をコンパクトに伝えます。(2020年初版)
  • [音声DL付き]ことばの色 ──中級からのフランス文学読本[分冊版:テクスト12]
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 〈音声データ付き、ダウンロード方式で提供!〉 フランス文学を無理なく読んで、しっかりレベルアップ!<b/> 初級文法を終えた学習者に、無理なく読めて、かつ手ごたえのあるテクストに取り組んでもらい、中級へのレベルアップをはかりたい……。そんなフランス語教員共通の願いから、このアンソロジーは生まれました。いわゆる名作選ではなく、近現代を中心に、家族、友情、恋愛、都市生活、戦争、芸術、自然、動物など、多岐にわたるテーマの文章をそろえ、現代人の幅広い関心にこたえます。 テクストは20課で、難易度順に構成されています。本書は、そのなかの第12課「ギョーム・アポリネール『オレンジエード』」をピックアップした分冊版です。作品紹介と詳細な「読解のヒント」、巻末の「中級文法解説」は、自宅学習の大きな助けになるはずです。教室では辞書を用い、文脈に合った語義をていねいに選び出す訓練を重ねてください。末尾の「作者について」のコラムでは、かくも個性的なテクストを書いた作家たちの横顔をコンパクトに伝えます。(2020年初版)
  • [音声DL付き]ことばの色 ──中級からのフランス文学読本[分冊版:テクスト14]
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 〈音声データ付き、ダウンロード方式で提供!〉 フランス文学を無理なく読んで、しっかりレベルアップ!<b/> 初級文法を終えた学習者に、無理なく読めて、かつ手ごたえのあるテクストに取り組んでもらい、中級へのレベルアップをはかりたい……。そんなフランス語教員共通の願いから、このアンソロジーは生まれました。いわゆる名作選ではなく、近現代を中心に、家族、友情、恋愛、都市生活、戦争、芸術、自然、動物など、多岐にわたるテーマの文章をそろえ、現代人の幅広い関心にこたえます。 テクストは20課で、難易度順に構成されています。本書は、そのなかの第14課「オノレ・ド・ バルザック『砂漠の情熱』」をピックアップした分冊版です。作品紹介と詳細な「読解のヒント」、巻末の「中級文法解説」は、自宅学習の大きな助けになるはずです。教室では辞書を用い、文脈に合った語義をていねいに選び出す訓練を重ねてください。末尾の「作者について」のコラムでは、かくも個性的なテクストを書いた作家たちの横顔をコンパクトに伝えます。(2020年初版)
  • [音声DL付き]ことばの色 ──中級からのフランス文学読本[分冊版:テクスト16]
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 〈音声データ付き、ダウンロード方式で提供!〉 フランス文学を無理なく読んで、しっかりレベルアップ!<b/> 初級文法を終えた学習者に、無理なく読めて、かつ手ごたえのあるテクストに取り組んでもらい、中級へのレベルアップをはかりたい……。そんなフランス語教員共通の願いから、このアンソロジーは生まれました。いわゆる名作選ではなく、近現代を中心に、家族、友情、恋愛、都市生活、戦争、芸術、自然、動物など、多岐にわたるテーマの文章をそろえ、現代人の幅広い関心にこたえます。 テクストは20課で、難易度順に構成されています。本書は、そのなかの第16課「ジョルジュ・サンド 『花たちのおしゃべり』」をピックアップした分冊版です。作品紹介と詳細な「読解のヒント」、巻末の「中級文法解説」は、自宅学習の大きな助けになるはずです。教室では辞書を用い、文脈に合った語義をていねいに選び出す訓練を重ねてください。末尾の「作者について」のコラムでは、かくも個性的なテクストを書いた作家たちの横顔をコンパクトに伝えます。(2020年初版)
  • オンディーヌ
    4.2
    森のなかの湖畔近くで暮らす漁師の養女オンディーヌは、ある日馬を休める納屋を借りに来た騎士ハンスに出会い、一目で恋に落ちる。ハンスもまた無邪気で美しい彼女に魅かれ、ともに城での生活を始める。ただ、彼女は人間ではなく、水の精だった――。水の精が「いまの言葉」で生き生きと語りだす。躍動感に満ちた20世紀フランスの国民的作家、ジロドゥの演劇の頂点。
  • 女の一生
    4.2
    男爵家の一人娘に生まれ何不自由なく育ったジャンヌ。彼女にとって、人生は夢が次々と実現していくものであるはずだった。しかし、現実はジャンヌを翻弄し続ける。乳母妹だった女中のロザリが妊娠し、その相手が自分の夫であることを知った時、彼女は過酷な現実を生き始めた――。感情移入を抑えて、現実を美化せずにありのままを描く自然主義文学の真髄ともいえる傑作。
  • 女の一生
    -
    修道院で教育をうけた清純な少女ジャンヌの夢は幸福な結婚生活であった。だが、その夢は無残に裏切られる。彼女はつぎに息子に希望を託す。だが息子も彼女を裏切る。苦闘に満ちたジャンヌの暮らしに浮かび上がる「女の一生」。現代でも古びないモーパッサンの最高傑作。

    試し読み

    フォロー
  • 女のいない男たち ヘミングウェー短編集2
    -
    「失われた世代」の代弁者として、黙々と生きる男の虚無と絶望と救いをうたいあげた、ヘミングウェー28歳のときの第二短編集。長編『日はまた昇る』と『武器よさらば』のあいだの時期に書かれ、熱狂的な支持をえた作品集。

    試し読み

    フォロー
  • オンネリとアンネリのおうち
    4.3
    なかよしの女の子オンネリとアンネリは、夏休みのある日、「正直な拾い主さんにさしあげます」と書かれた封筒をひろいました。中に入っていたのは、たくさんのお金。家族の誰にもかまってもらえず、いつもひとりぼっちだったふたりは、そのお金でふたりだけのおうちを買うことにしました。女の子の憧れがぎっしりつまった夢のようなおうちで、ふたりだけの暮らしがはじまります。フィンランド生まれの、楽しくて幸せな夏の物語。

    試し読み

    フォロー
  • オンネリとアンネリのふゆ
    4.7
    『オンネリとアンネリのおうち』で小さな可愛いおうちを手に入れたオンネリとアンネリのもとに、11月のある日、ショーララと名乗る小さな家族が薔薇乃木夫人をたずねてきました。彼らは、彼らをつかまえようとする悪い人間たちから逃げているといいます。そこでふたりは、夫人が見つかるまで、家にかくまうことにしました。はたして、彼らを守ることができるのでしょうか。フィンランド生まれの、ハラハラドキドキの冬の物語。

    試し読み

    フォロー
  • オーウェル暦年事典
    -
    1巻16,019円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 オーウェルの伝記的研究の第一人者による画期的な年譜。伝記事項/著作/手紙/住居・旅行/家族消息/友人消息/補遺の各項目ごとに詳細に生涯を跡づけた。オーウェルや同時代人の証言をコラムとして挿入。付、系図、文献一覧。

    試し読み

    フォロー
  • オープン・ボート、青いホテル、モンスター
    -
    米国の自然主義文学の先駆とされる作家、スティーヴン・クレインの一連の短編の新訳。  アーネスト・ヘミングウェイは二十代の若い作家志望者に助言を求められ、トルストイの『戦争と平和』やドフトエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』など世界文学の古典十六作を示したが、そのリストのトップにスティーヴン・クレインの『青いホテル』と『オープン・ボート』という二つの短編が含まれていた。  クレインは二十八歳で早世したが、フォークナーやヘミングウェイなど後の世代の作家にも大きな影響を与えた。 『オープン・ボート』は、キューバに新聞社の通信員として取材に向かうために乗っていた船が沈没し漂流した末に生還したという作者自身の実体験に基づいている。  クレインはその体験を新聞にノンフィクションの手記として記載し、その半年後に小説『オープン・ボート』として雑誌に発表している。  本書では新聞に掲載された手記と小説の両方を訳出しているので、同じ事故をめぐるノンフィクションとフィクションを読み比べることで、すぐれた作家の創作手法や意識の違いがはっきり読み取れる。 『青いホテル』は逆に心理描写がなく、登場人物の目に見える行動のみを追うことで、東部からの旅行者の不条理な死の顛末を描いている。  『モンスター』はワイロムヴィルという中西部の架空の町を舞台にした作品で、医師の家庭で起きた火災をめぐって、人間の誠実さとは何か、小さな共同体における人の噂や社会の空気、フェイクやヘイトといったものの持つ力などが描かれ、SNS全盛の二十一世紀のネット社会の縮図を見るよう。あまりに現代的で、現代にこそ通じる作品である。
  • オー・ヘンリー傑作集1 賢者の贈り物
    値引きあり
    4.1
    1ドル87セント。クリスマスを翌日に控え、若妻デラが夫へのプレゼントに費やせるのは、たったそれだけだった。しかし、愛する夫にどうしても世界一の贈り物をしたい。デラは唯一の自慢である髪を売る決心をするが……(「賢者の贈り物」より)。 世界中でもっとも愛読されているこの一編をはじめ、「警官と讃美歌」「金のかかる恋人」「春の献立表」など、短編の名手オー・ヘンリーが、1900年代初頭のニューヨークに暮らす庶民の姿を独特のユーモアとペーソスを交えて描きだした短編16話を収録。
  • オーローラ・リー
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「芸術は偉大なり。されど愛はさらに偉大なり」詩人の道を歩むオーローラ・リー。理想社会主義者のロムニーと紆余曲折を経て結ばれるまでの半生を通じて芸術と女性の問題を扱う長篇詩。
  • 回想のブライズヘッド 上
    3.3
    第2次大戦中,物語の語り手ライダーはブライズヘッドという広大な邸宅の敷地に駐屯する.「ここは前に来たことがある」.この侯爵邸の次男でライダーの大学時代の友セバスチアンをめぐる,華麗で,しかし精神的苦悩に満ちた青春の回想のドラマが始まる.20世紀イギリスの作家ウォー(1903-66)の代表作.(全2冊)

    試し読み

    フォロー
  • 【電子復刻版】書いた、恋した、生きた――ヘミングウェイ伝
    -
    1巻1,320円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 創作力、激しい恋愛ぶり、酒・釣り・狩猟などの生の楽しみ、これらによって作られる劇的な挿話に満ちたヘミングウェイの生涯を描く。 待望の電子復刻版。
  • 怪盗ギャンビット1 若き“天才泥棒”たち
    4.8
    ロザリンは、伝説的な怪盗一家のひとり娘で、類まれな盗みの才能をもつ少女。だが彼女は、稼業から足を洗い「ふつうの人生」を送ることを夢見て、ひそかに家出する計画を立てていた。そんなある日、ロザリンのミスで母親が捕まり、10億ドルの身代金を要求されてしまう。途方にくれるロザリンのもとに、〈怪盗ギャンビット〉への招待状が届く。それは、世界中から選ばれた新進気鋭の泥棒たちが盗みの技を競い合う、違法で危険なコンテストだった。ロザリンは母を救うために、命がけの闘いに身を投じる決意をする――!! ライバルには、9歳からの宿敵ノエリア、ハンサムで謎めいたイギリス人の男子、決して隙を見せない日本人など錚々たる顔ぶれ。そして全員が暗い事情を抱えているのだった。彼らの運命を賭けた非情なゲームの幕が開く! はたして勝利するのはだれか!?
  • 回復する人間
    4.4
    ノーベル文学賞受賞作家による珠玉の短篇集 大切な人の死や自らの病、家族との不和など、痛みを抱え絶望の淵でうずくまる人間が一筋の光を見出し、ふたたび静かに歩みだす姿を描く。 『菜食主義者』でアジア人初のマン・ブッカー国際賞を受賞し、『すべての、白いものたちの』も同賞の最終候補になった韓国の作家ハン・ガン。本書は、作家が32歳から42歳という脂の乗った時期に発表された7篇を収録した、日本では初の短篇集。 「明るくなる前に」:かつて職場の先輩だったウニ姉さんは弟の死をきっかけに放浪の人になる。そんな彼女を案じていた私に3年前、思わぬ病が見つかる。1年ぶりに再会した彼女が、インドで見たというある光景を話してくれたとき、小説家の私の心は揺さぶられる――ウニ姉さんみたいな女性を書きたい、と。 「回復する人間」:あなたの左右の踝の骨の下には穴があいている。お灸で負った火傷が細菌感染を起こしたのだ。そもそもの発端は姉の葬儀で足をくじいたことだった。ずっと疎遠だった姉は1週間前に死んだ。あなたは自分に問いかける。どこで何を間違えたんだろう。2人のうちどちらが冷たい人間だったのか。 大切な人の死や自らの病気、家族との不和など、痛みを抱え絶望の淵でうずくまる人間が一筋の光を見出し、再び静かに歩み出す姿を描く。現代韓国屈指の作家による、魂を震わす7つの物語。 [目次] 明るくなる前に 回復する人間 エウロパ フンザ 青い石 左手 火とかげ

最近チェックした作品からのおすすめ