作品一覧 2024/04/22更新 アンデル 試し読み フォロー 英子の森 試し読み フォロー AM/PM 試し読み フォロー 男の子になりたかった女の子になりたかった女の子 NEW 試し読み フォロー おばちゃんたちのいるところ Where The Wild Ladies Are 試し読み フォロー 女が死ぬ 試し読み フォロー 持続可能な魂の利用 試し読み フォロー 自分で名付ける NEW 試し読み フォロー じゃじゃ馬にさせといて 試し読み フォロー スタッキング可能 試し読み フォロー ポール・トーマス・アンダーソン 試し読み フォロー 問題だらけの女性たち 試し読み フォロー ロマンティックあげない 試し読み フォロー ワイルドフラワーの見えない一年 試し読み フォロー 1~14件目 / 14件<<<1・・・・・・・・・>>> 松田青子の作品をすべて見る
ユーザーレビュー おばちゃんたちのいるところ Where The Wild Ladies Are 松田青子 凄く良い。時代にフィットと思ったら2016年に出てる。やっと追いついた。 フェミニズム全開なのは好きじゃないけど、絶妙にフェミニスト臭が消臭されてる。主張はあるから、ユーモアで相殺されてると言った方が良いかもしれない。拒否感なく読める。 特に「クズハの一生」は何度も読み返した。馬鹿な振りをした若かり...続きを読むし私を想うと切なくなる。可愛がられるために馬鹿な振りなんて、絶対にしてほしくない。 Posted by ブクログ 女が死ぬ 松田青子 凄く良かった。小説というか一冊のアートみたいな短編集。最後に著者のひと言解説が付いているのも面白い。 日々感じる違和感を直接主張するんじゃなく、こうやって芸術として伝えることができるんだと、ハッとした気分。 Posted by ブクログ 持続可能な魂の利用 松田青子 うんうん、そうそう、と頷き共感しながらあっという間に読んだ。 私たちの社会のゆがみに気付くこと。この毎日が当たり前じゃないと知ること。小さくても少しでもいいから行動していくこと。 Posted by ブクログ おばちゃんたちのいるところ Where The Wild Ladies Are 松田青子 傑作! 何これ?とワクワクしながら読みました。 1話目の「みがきをかける」に度肝を抜き、夢中で読みました。 落語や歌舞伎を元にしているそうですが、かなり攻めてます。 とても楽しかった。 Posted by ブクログ 持続可能な魂の利用 松田青子 すがすがしいディストピア小説。 「おじさん」による「おじさん」に都合のいい社会。 ※この場合の「おじさん」は「家父長制・男尊女卑」を維持しようとする生物のことであり、年長の男性を指して言う言葉ではない こんな日本に誰がした!という答えにいやいやそんな、と思いながらもそうでもなければこんな風なことがま...続きを読むかり通るのおかしいよねとも変に納得してしまう。 どんな革命が起こり、どんな畳まれ方をしたのか具体的には描かれていないが「きれいに畳まれた」のは確かでそれはほっとする。 家父長文化、ミソジニーが色々書かれ、その象徴としてアイドル文化が出てくる。 アイドル文化を批判しながらそのアイドルに救われるジレンマ。だってそもそも芸能界を牛耳ってるのは「おじさん」たちなわけで。 K-POPの女性アイドルとの比較もアイドルに詳しくないけどわかる。 「アイドルとは愛でるもの」に完全にシフトしたのはいつなのか「アイドルとは憧れるもの」であったはずなのに。ハロプロとK-POP贔屓の友人がいて彼女にとってアイドルは年下であっても「憧れるもの」だったことを思い出す。 男性アイドルも「愛でる」対象として見ている女性も多いがまだやはり「憧れ」成分も女性アイドルに比べれば多い。 作中元アイドルの女性にとどめを刺したのが「ファンとの夢小説(R18)」を送り付けられたことというのがオタクとしては冷や汗ものだが、その後彼女自身二次小説を趣味とするのが二次小説を全部アウトとしているのではなく、一方的な性ファンタジーを『子ども』に受け入れてもらえると思いこんでいるのがやばい。 相手を「愛でる」ために「無垢」「健気」「幼稚さ」を求めるのに「ケア」「許容」は大人としてのものを当然として要求する「おじさん」が作った女のあるべき姿。そりゃ畳むしかないこの世界。 彼女たちが起こす革命、スタンガン、デモ、タメ口は現実の私たちにも手が届きそうだがなかなか難しい。でもどこかで始まりかけているというのがこういう小説の出現がその証拠だと思う Posted by ブクログ 松田青子のレビューをもっと見る