持続可能な魂の利用

持続可能な魂の利用

836円 (税込)

4pt

4.1

「毎日会社に行くたびに思うんです、わあ、なんだ、このおっさん地獄は、って」。

会社に追いつめられ、無職になった三十女が、女性アイドルに恋して日本の絶望を粉砕!? 新米ママや会社員も連帯し、「地獄」を変える賭けに挑む。世界幻想文学大賞受賞の著者がおくる、最強レジスタンス小説。

〈解説〉松尾亜紀子

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持続可能な魂の利用 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年02月16日

    うんうん、そうそう、と頷き共感しながらあっという間に読んだ。
    私たちの社会のゆがみに気付くこと。この毎日が当たり前じゃないと知ること。小さくても少しでもいいから行動していくこと。

    0

    Posted by ブクログ 2023年08月06日

    p124
    「魂は減る。(中略)
    魂は永遠にチャージされるものじゃない。理不尽なことや、うまくいかないことがあるたびに、魂は減る。魂は生きていると減る。(中略)
    三十年以上生きてきた敬子はもう自分の魂は、どれだけ満タンにチャージしても、残り「82%」ぐらいなんじゃないかと感じる。さっきの××たちのライ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年12月22日

    普段であれば自分の選択肢にはなかなか入らない、今の日本に対するアンチテーゼのような一冊。
    自分もおじさんなので「おじさん」のようにならぬように気をつけないと。

    0

    Posted by ブクログ 2023年07月23日

    書いてもらうことで自分の中のモヤモヤや、恥ずかしながらスルーしてしまっていた物事に気付かされる。
    おんな、おとこ、おじさん、おばさん、という以前にみんながみんな、消費されずのびのびと生きていくためにはどうしたらいいのか。
    みんなで考えて行動していくことの大切さ。

    0

    Posted by ブクログ 2023年07月24日

    わかりやすく強い言葉でこれでもかこれでもかと繰り返される「おじさん」への糾弾、拒絶、排除の物語。気づかせる、目を覚まさせる、奮起させる、連帯させるという意味ではとても良い作品なのだと思う。

    だけど、残念ながらわたしにはあまり響かなかった。特に、作中に驚くほどたくさん登場する「おじさん」という言葉。...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年08月27日

    すがすがしいディストピア小説。
    「おじさん」による「おじさん」に都合のいい社会。
    ※この場合の「おじさん」は「家父長制・男尊女卑」を維持しようとする生物のことであり、年長の男性を指して言う言葉ではない
    こんな日本に誰がした!という答えにいやいやそんな、と思いながらもそうでもなければこんな風なことがま...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年11月19日

    世界最弱の国に誰がした!という気持ちになった。
    これは現在進行形の話で私たちの国の話だった。
    最後の連隊と革命は、読んでいてすごくエネルギーになった。なんとも言えない、幼少期から感じていたアニメ描写への違和感、気まずさを作り出し消費してきた存在、社会をつくりだしている存在に嫌気がさす。どうすればいい...続きを読む

    0

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