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彼女たちを「違う世界」へ連れて行ってくれる魔法、それは―― 『スタッキング可能』でわたしたちが〈洗脳〉されている「社会」の「不確定さ・不安定さ」と「個人」の「代替可能性」をシニカルに描いた松田青子が贈る、待望の第2作品集。
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Posted by ブクログ
好き!!寓話的でありながら、リアルな現代を皮肉る視点が冴え渡っていてとっても面白かった。グローバル化を謳う社会、丁寧すぎる注意書、建前だらけのコミュニケーションなどなどに溢れた世界にどっぷり浸って生きている私の鈍感さと空虚を見透かした著者によって、時に面白おかしく、時に温かくそれらを胸に突き付けら...続きを読むれた気分。本当に面白かった。
元ヨーロッパ企画女優さんの小説集第二段。 現代を生きる一般的な女子目線寄りのシュールな世界観や、ヨーロッパ企画の演劇を思わせるチョイ脱線感のちりばめられ方は相変わらずクセになる◎ 特に後半の作品は、この世界観の最後に星新一ばりにハッとなるのがプラス。 松田さんのペンがレベルアップしてるのが素人でもわ...続きを読むかるくらいでした。 ちなみに、無数のよしき事件を引き起こした『おにいさんがこわい』、世にも奇妙な物語が好きな人にはオススメです(怖くはないよ笑
松田青子さんの著書はフィクションでありノンフィクションだ。 それは彼女と私が同世代で、生まれ、育ち、そして働き今に至るまでに共有する感覚、世代間が共通しているからかもしれない。 英子の森にあるように、 私も「英語」が得意で英語ができて、英語ができれば職業選択の自由を得、お金持ちになれると思ってきた...続きを読むけれど、いざ働いてみたら完全ドメスティックな仕事、あれだけ得意で難解な学術論文すら読んでいた自分の英語力は化石となってしまった。 笑えない、苦しい、こんなはずじゃなかったのに、 しかも妊娠出産のキャリアを経て、第一線や出世というキャリアからは完全に遠かった。 葛藤があるからこそ、人は成長するものだと思う。 著書に描かれている他人事のようで紛れもない自分ごとと感じるなにかの世界に触れ、無意識に受けてきた呪詛に気づき、自立してどう生きるのか? そのきっかけにしたいな、と強く思うのだった。
節々におもしろさが滲み出てる。笑う。けど、笑えない。 読むのがしんどいです、松田青子さん。 おだやかな気持ちではいさせてくれなくて、読み終わるといつもくたくたです。
松田青子さんはじめまして。友だちが松田青子めっちゃいい!!と絶賛していたので。名久井直子さんの装丁も素敵。どこかふわふわとしてつかめないおとぎ話みたいでなんかひかれる感じ。『スタッキング可能』を買ってしまった。
・「英語が使える仕事とそうでない仕事の差が、たったの50円」というのに愕然とし、「英語が話せる仕事」という夢の行く先はこんなもんか、という脱力を感じる場面が特に好き ・小花模様が壁紙からぽろぽろこぼれたり、家が森の中にある、という描写も、若干シュールレアリスチックで、非現実と現実に片足ずつ突っ込ん...続きを読むでいる感じが良い
面白い小説を書く人だなぁ。振り返ると、特にすごい事を書いているわけじゃないんだけど。苛立ちはすごく伝わってきて。
母親は、娘に期待しすぎて、娘は、思っていた通りにいかないことを、母親のせいしている。 森という幻想の中に、グローバルと言う言葉に振り回されてすがる親娘と社会がより明らかとなる。 やがて彼らは、再生の道を選ぶ。 意図があると思うけど、固有名詞と普通名詞が同時に使われてて、小説として読みにくい。
英語の仕事に執着する人々とそれぞれの森、表題作の英子の森 *写真はイメージです、おにいさんがこわい、スカートの上のABC、博士と助手、わたしはお医者さま? この人の文章って匿名性が強いと言うか顔やキャラが浮かばないんだよなあ。悪い意味でなく。 おにいさんがこわいとわたしはお医者さま?がすきだった。
私的2013年度ナンバーワンの本は松田青子さんのデビュー作スタッキング可能だったので、二作目はとにかく期待度高く楽しみにしていました。 二作目のこちらも素晴らしい。こう来たかと思わず唸りたくなる面白さ。相変わらず世の中の皮肉を摘み取るのがうまい。実に巧妙。ただスタッキング可能のときよりも幾分難しい、...続きを読むというか分かりづらい。どなたかの解説が読みたいくらい。表題作英子の森がちょっと読み取りづらかったかなー。英語の森? にかけてるのかしら。英語ができたとしても時給にして50円ほどしか変わらないなんとも残酷なんですよ、ってね。 表題作以外は分かりやすいです。なかでも、おにいさんがこわいが好き。 スタッキング可能と比べてこの評価ですがとても面白かったです。誰かの解説を読んだ後にまた読みたい。次回作が今一番楽しみな作家さん。
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