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1866年、大西洋に謎の巨大生物が出現した。クジラよりもはるかに大きく、驚異的なスピードで移動する異形の怪物の存在は、世界中の人々を震撼させていた。その正体をつきとめるべく、パリ自然史博物館のアロナックス教授は、召使いのコンセイユとともにアメリカ海軍が誇る高速フリゲート艦に乗り込んだ。それは、世界の海を巡る、驚異と波乱に満ちた冒険の幕開けだった――胸躍る海洋冒険小説の傑作!
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Posted by ブクログ
このタイトルを知ったのは、小さい頃に見ていた「ふしぎの海のナディア」のOPでした。ネモ船長が渋くて威圧的で怖かったけど、今見るとまた違う印象になりそう。 同じくNHKの「YAT安心!宇宙旅行」も好きだった。ヒロインカツラさんが可愛い。珍しい名前だと思ってた記憶があります。 世間を騒がせる海の怪物の...続きを読む正体を追う船に同乗できた博物館学者の主人公。ついに怪物を見つけ攻撃するも、全然適わず。逆襲され、海に落ちて死にそうなところを潜水艦に助けられ、世間と絶縁した、いかにもワケアリ風なネモ艦長と接触し、世界中の海を巡る冒険に出る…序盤から最高です。 怪物の正体は最先端技術の粋を集結させた潜水艦で、巨大なイッカクだと推測していた主人公は驚く。「助けてくれてthx、ところで国に帰りたいのだが」と伝えるも、俗世に存在が知られたくない艦長の答えはNO。「船中ならご自由に」と言われ、帰りたい気持ちよりも学者の血が騒いでしまう…面白い展開 ノーチラス号に攻撃した衝撃で海に落ち、逆に救出された主人公たち。世俗を断つネモ艦長から「君たちを陸地には戻せないが、船の中はご自由に」と告げられる。食べ物、衣服は全て海から採取したもの。エネルギー源の電気も海から。ノーチラス号造船の経過、レアな海洋生物の展示に膨大な書物等、興味深いものばかり。「我々は囚人ではない!」と訴えた主人公も、船の中は自由移動で、尋ねれば(割と)何でも応えてくれるネモ艦長との会話に大興奮。「狩りに招待します」と向かった"海底の森"に心を奪われるなど"囚人生活"を満喫している様子。 天才ネモは何者なのか?旅の目的は? ----- 1870年(!)に発表された海洋冒険小説。色鮮やかな海中風景や潜水艦の超ハイテク技術、主人公の心情、魅力的なネモ艦長の描写etc.....「確認ですが、あなたが体験したことではないんですよね?」と作者にインタビューしたいくらいの臨場感に溢れています。スマホの地図を見つつ、今はこの辺か〜とか、次はどの海に行くのかな〜とかを想像できて超楽しい。特に好きなのは、主人公と仲間達がいい歳した大人にもかかわらず、海や魚にはしゃいだり、技術に感嘆したり、肉だー!と久しぶりの陸を目指して船を漕ぐシーンです。下巻も楽しみ!
ネモ艦長率いる潜水艦ノーチラス号での不思議な生活が、捕獲されたアロナックス教授の語りで綴られます。 軟禁状態といえる待遇であっても知的好奇心が手伝い、脱出したいけれど留まりたくもある葛藤が伝わってきます。 又、私は文明社会に別れを告げ隠遁し、新たな生活と研究に没頭するネモ艦長に憧れもします。 下巻に...続きを読む続きます。
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