Posted by ブクログ
2011年09月19日
ヴェルヌの作品の中でももっとも有名なものの一つ。
それゆえか、この作品は何社かから出ている翻訳がありますが、岩波文庫版はその中でももっとも新しいものです。
読み始めて、岩波文庫とは思えない読みやすい文字の大きさ、適切な行間が印象的です。これならば、読んでいても疲れません。
アメリカから太平...続きを読む洋上、アロナックスと召使コンセーユ、銛打ちのネッドが謎のイッカククジラ(ノーチラス号)の探索中にノーチラス号に助けられ、サンゴの王国に連れて行かれるまでが上巻の内容です。
『八十日間世界一周』にも感じたことですが、ヴェルヌの作品は淡々と、本当に淡々と話が進んでいく印象があるので、そういうのが苦手な人は結構読むのが大変かもしれません。私もあまり得意な方ではありません