お前らの墓につばを吐いてやる

お前らの墓につばを吐いてやる

1,012円 (税込)

5pt

4.0

伝説の作家がアメリカ人を偽装して執筆して戦後間もないフランスで大ベストセラーとなったハードボイルド小説にして代表作。人種差別への怒りにかりたてられる青年の明日なき暴走をクールに描く暗黒小説。

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お前らの墓につばを吐いてやる のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年05月10日

    ジャズを愛し、黒人を敬愛していたヴィアンの人種差別に対する憎悪が、凄まじい力をこの本に託していると思いまます。
    手足の震えが止まりません...。

    0

    Posted by ブクログ 2023年03月18日

    文学作品としてめちゃめちゃ面白いかと言われればそうは思わない。レトリックも正直粗雑な印象だしスリラーとしての緊迫感みたいなものも特別ない。タイトルに勝る挑戦的な内容をどうしても期待してしまったわけである。
    ただ、フランス人がデビュー作としてアメリカ人を装い世に出したという本作にまつわるエピソードはま...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年02月03日

    仏人作家が米国の20世紀の人種差別問題をテーマにした小説。若い男が目的に向かって動きだしスピードを上げて一気にゴールに駆け込むような勢いがあり読みやすかった。印象的だったのは、肩のラインが黒人と認識されるポイントになり得るということ。いくら見た目白人でも分かる人には分かるらしい。今でも米国の人種差別...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年09月02日

    絶対的な復讐心。狂えるほどの憎悪。酒と暴力とセックス。
    圧倒的な文体に飲み込まれ、読み進める。私が感情をはさむ余地などない。
    黒人の差別問題に恐怖をいだいた。ラスト2行にやっと複雑な気持ちが沸き起こる。ただただ、知ること学ぶことを私はやっていかなければ。ヴィアンの戦いの一書。

    0

    Posted by ブクログ 2018年06月21日

    黒人の血が混じった主人公リーの白人への復讐劇。
    アルコールとセックスとバイオレンスに彩られた物語の胸に迫る最後の一文。

    ジャズのスタンダード“奇妙な果実”が頭をよぎる。

    0

    Posted by ブクログ 2018年05月26日

    内容・構成は凡庸。作品の最初を読んだところで、最後まで見通せてしまうし、特に面白いシーンもない。ボリス・ヴィアンの傑作『うたかたの日々』に比べると見劣りする。ただボリス・ヴィアンの「白人が不快になるような本を書いてやろう」という強い思いが全体に強く出ていてその怨念は面白い。『うたかたの日々』もそうだ...続きを読む

    0

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