無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2020年05月24日
初めて読んだのが原文という、今思えばかなりの無茶だったなぁ…
改めて日本語訳を読んだ時、不安だった原文の解釈がそれなりに外れてなかったことに逆に驚き、その時たまたま出ていた課題の仏作文を仏〝小説〟にして提出した(これもかなりの無茶だ)くらいの衝撃を受けた。
変な転換だけど、それくらい挑戦的な文章に...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年12月16日
幻想と皮肉と遊びと悲壮の入り交じった、美しいメルヘンです。根底に暗澹とした「不条理」が見え隠れしているところなんかは、いかにも当時のフランスらしい感じもしますが、簡単にフランス文学と一括りにはできないほど力強い作品だと思います。耽美で独特な描写は、このボリス・ヴィアンでしか見たことがありません。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年10月15日
再読。もう何度読み返してるかわからない大好きな小説
というか世界でいちばんこの本がすき
あまりにも道化で可笑しいことばかりがあふれるのにどうしてこう悲痛なのかしら
本当に悲しいことは真面目なもののなかよりも、ふざけたものの中にあるのだと思う
幸せな時は全然長続きしないなぁ
そんなことないっていうひと...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年10月26日
容姿端麗、有り余る資産、そつのない社交性。
コランの優雅な愛と凋落の日々。
シュールで戯画的な描写。
美しくもあり、残酷でもあります。そして滑稽なのです。
美しい悲痛な愛の物語の裏に、持たざる者の鬱屈を、シニカルな視線を感じます。
愛を失い貧乏になったコランは無邪気に問います。
何も悪いことをしてい...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年01月24日
全く同じ内容であるという「うたかたの日々」(ハヤカワepi文庫)は翻訳文に抵抗があって、全く読み進めることが出来なかった。
しかしこの曾根元吉訳の「日々の泡」(新潮文庫)は問題なく読むことができた。日本人作家でも合う合わないがあるから、それの違いかな?
肺に睡蓮の花が咲く奇病に冒されたクロエと、彼女...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。