佐々木徹の作品一覧

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作品一覧

2023/07/21更新

ユーザーレビュー

  • 英国古典推理小説集
    英国推理小説の黎明期から黄金時代までの作品を収録。
    推理小説として洗練されてゆく過程も分かる。
    『バーナード・ラッジ』第一章より チャールズ・ディケンズ
      (付)エドガー・アラン・ポーによる書評
      推理小説的なの部分を、連載序盤にポーが書評で謎解き。
      次いで、完成後の作品についての手厳しい書...続きを読む
  • 英国古典推理小説集
    とても良い。「推理小説」とは何かを考えさせるもの。訳者は推理小説が「犯罪を探偵が推理を働かせて解決する物語」としているが、ポーの評論では読者は謎解きされるとかえって「失望する」と見抜いている。これは推理小説の定義を探偵対犯人、探偵対謎とする前に、小説が作者対読者であると考えるかどうかにかかっている。
  • 大いなる遺産 下
    下巻は一気読み。古典で一気に読めるなんて!ディケンズすごい!
    なんていうかもう小説全体が英国流のシニカルな笑いに満ちている。
    ヒップの本当の恩人が誰であるか分かったときもそう。自分が裏切ってきたと思っていた故郷の恩人に胸の内を打ち明け、新たなスタートを切ろうとしたときに、相手から幸せの仕返しを受けた...続きを読む
  • 大いなる遺産 上
    うーん、何から書こうかなあ。
    面白いよ。
    この本を読もうと思ったのは実はちょっと前に読んだカルロス・ルイス・サフォンの「天使のゲーム」がいまいち良く分からなくて、「天使のゲーム」の中の主人公が子供の頃から大事にしていたこの「大いなる遺産」に鍵があるのではないかと思ったから。なるほどねえ。鍵かどうか分...続きを読む
  • 荒涼館 一
    やっと読んだ
     3巻まで岩波文庫で読んだが、読みづらさを感じて4巻はちくま文庫で読んだ。岩波文庫はわりあひ正確な訳で、挿絵も登場人物表も地図もあって至れり尽くせりだが、訳文が堅苦しくてこなれてゐない印象。ちくま文庫の方は訳は古いが、訳文が生き生きしてゐて、岩波文庫より読みやすかった。個人的にはちくま...続きを読む

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