【感想・ネタバレ】荒涼館 三のレビュー

あらすじ

「ああ,いとしいわたしの子,ゆるしておくれ!」 生死の淵から生還したエスターを待ち構える衝撃の数々.鏡に映る変わりはてた容貌,「母」からの思いがけぬ告白,父のように慕うジャーンダイス氏の求婚…….一方,ロンドンではジャーンダイス訴訟に関わる人物が殺害される.逮捕されたのは誰か? 19世紀英国の全体を描く代表作.(全四冊)

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Posted by ブクログ

大長編四分冊中の三冊目。

二冊目で失明したかに見えた主人公エスターの視力は戻ったものの、感染症の後遺症で美貌は失われる。しかし、周りの人たちは一貫して優しい。特に、荒涼館の主人ジャーンダイスに至っては、プロポーズするくらいだ。

リチャード・カーストンは相変わらず最低の甘ちゃんで周りの人を悪い方へ引き摺り回す。リチャードとスキンポールの人格未熟者コンビには唖然とする場面が多いが、スキンポールに奥さんと三人の娘がいると知り、更に驚く。

レディ・デッドロックの醜聞を握った弁護士タルキングホーンは、準男爵夫人を脅すのかと思ったら、そうはならず、逆に殺される、という驚きの展開。最終巻はどんな展開になるのやら。


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2025年10月11日

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