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テレビ放映から55年、映画『シン・ウルトラマン』も公開予定など、いまだ幅広い世代に人気を誇る『ウルトラマン』。だが、「怪獣と戦う空想特撮作品」にもかかわらず、そのバトル自体にフォーカスした本はこれまでなかった。そこで小学生時代に本放送を見て以来の大ファン、漫画家のやくみつる氏が「10大決戦」を選出し、ライター佐々木徹氏とともに、〈ウルトラマンになった男〉スーツアクターの古谷敏氏に、戦いの舞台裏を聞いていく。ゼットン、ジャミラ、ゴモラ…はもちろん、意外な怪獣も登場。さらに、ウルトラマンが新世紀エヴァンゲリオンやブルース・リーの映画に影響を与えた話、スペシウム光線誕生に力道山が関係していた裏話、ウルトラマンがなぜあの怪獣にあの技を使ったのか、なぜあの怪獣を倒さなかったのか…など、鼎談は思いがけない展開に。巻頭カラー口絵では、ウルトラマンと10大決戦怪獣の、懐かしのバトルシーンも掲載!
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Posted by ブクログ
ウルトラマンスーツアクターの古谷敏、漫画家やくみつる、ライター佐々木徹による楽しい対談。
ウルトラマンといえば、子供の時、ソフビで手に入れたテレスドンや、今回取り上げていたゴモラ、ジラースのような恐竜よりの怪獣が好きだった。ダダやバルタン星人、メトロン星人は怖かった印象がある。
そんな怪獣とウルトラマンの戦いにフォーカスを当てた本書。古谷さんの当時の感想や裏話が興味深い。
「鬼滅の刃」が敵役にもやむに止まれぬ背景、理由があるエピソードを取り入れたと、高い評価が言われているが、その本家本元はウルトラマンではないか。
人類の身勝手さによって生まれたり、連れてこられた怪獣たちに罪は無く、勧善懲悪ではなく、悲哀を表しながら戦っていく。日本人の優しさを1960年代から子供向けに作っていた意義を感じた。
Posted by ブクログ
・初代ウルトラマンが好きで、三回変化したウルトラマンのマスクが判別できて、スーツアクターがセブンのアマギ隊員ってことぐらいを知ってる人なら楽しめる。さらにマニア度が高い人ほど、本書の面白みを味わえるだろう。
・ウルトラマンを、世界観やら社会風刺やらという側面から捉えた著作は数多いが、編著者が自負する通り、戦いそのものにフォーカスをあてたものは、これまでになかったように思う。幼少期に視聴していた頃は、そのシーンこそが楽しみであったはずなのに、虚をつかれた感じだ。
・タイトル通り、名勝負が10番、取り上げられているわけだが、戦いそのものに焦点をあてているので、その顔ぶれには「?」と感じるものもあるかも知れない。それがまたよい。そして、その時にどんな感情が現場にはあったかを、実際にそこにいたスーツアクターの古谷敏が語るのだから素晴らしすぎる。しかも、ブルース・リーがジラースの回を参考にしていたかも知れない、なんてエピソードまで飛び出したりして、初代マン好きな人にとってはちょっと「奇跡」のような本です。
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