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Posted by ブクログ
おとぎ話は、伝わっていく中で、様々な歴史的背景や社会的背景を含んでいて、その背景を汲み取るだけで、そのおとぎ話の持つ意味というのが変わっていくるという体験は、まるでミステリーを紐解いているみたいで、中々ない体験だった。
本書では、おとぎ話と近年のアニメなどの作品(鬼滅の刃やヴァイオレットエヴァーガーデン)の類似点などを比較しつつ、おとぎ話と現代で同一のテーマを書き出していることなどが解説されており、大変読みやすかった。
声や腕がなくなることにも主人公の持つ課題を明確化する意味があることや、そもそも主人公も悪女も全員女性であり、本当の黒幕は男性である可能性があるなどの話も、面白く読めた。
Posted by ブクログ
おとぎ話はその時代背景や社会的制約を踏まえた子どもたちへの教育的なメッセージだったのか。娯楽的な物語とばかり思っていたから新鮮な気づきだった。きっと日本の昔ばなしにも同じようなメッセージが込められていたのだろう。
なんというか生成されて論理的な部分が抽出された教科書で学んだ現代の我々よりもおとぎ話で育ったほうが情緒が育つような気がする。それは現代ではノイズと言われるのかもしれないけれど…
ただ人の心に土足で入らないとか孤独の先に自立があるとか言葉にしにくい説教くさいことは物語のほうが納得しやすいなと個人的に思う。そう考えると昔ばなしやおとぎ話との接点が少なくなることはさみしいことなのかもしれない。
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