ユーザーレビュー AM/PM アメリア・グレイ / 松田青子 映像のインスタレーションを見ているような気持ちになった、とても好き。 1ページずつの掌編が、一見なんの脈絡もないようなんだけどどこか連続している。今までに読んだことのないタイプの作品。日常と非日常が混じり合って溶け合う感覚…感覚が鋭敏になって広がっていくよう。 人対人になった時は、えらく皮肉で孤独だ...続きを読むなと思った。 きっと原語だったらもっとワードのセンスが読み取れたんだろうな…沢山あるけど、「生まれたてのビッチ」がお気に入り。 Posted by ブクログ AM/PM アメリア・グレイ / 松田青子 “自分の胸の中にある確かなこの気持ちをどうしたらいいのという時に、ある瞬間、人々は無意識に、〝普通〟から少しずれた、変なことをしたり、口に出したりしてしまうことがある。側から見ると脈略や意図が不明だったとしても、それはその人にとっては、人生に抗おうとする、決死の瞬間だ。そしてそのギリギリの小さな瞬間...続きを読むを、アメリア・グレイは見逃さない――” 訳者の後書きも合わせて読みたい、居にくさに対するやさしい答えみたいな本。世界からはみ出しそうな人たちへ。 Posted by ブクログ AM/PM アメリア・グレイ / 松田青子 Amelia Gray 『AM / PM』 文章からなんとなく滲み出てくる雰囲気はA.ベンダーとよく似てると思う。上手いか下手は分からないけど好きか嫌いかだとわたしはとても好き。毎ページに付箋を貼りたくなる掌編集だった。 Posted by ブクログ AM/PM アメリア・グレイ / 松田青子 他人の存在は無視できないし。ゴミ箱とかパソコンとかまで、なんとなく有機物に思えてくるし。生きているだけなのに、まわりは、うるさい。 固有名詞を整理するのが、ちょっと大変。 Posted by ブクログ AM/PM アメリア・グレイ / 松田青子 『AM / PM』アメリア・グレイ “冴えない人生は美しくないけれど、少なくとも詩的ではある” 日常のなんて事ない断片の集まりなんだけど人生が詰まってる。 ミランダ・ジュライが好きな人は好きかも。表紙が好み Posted by ブクログ アメリア・グレイのレビューをもっと見る