鹿島茂の作品一覧
「鹿島茂」の「エロスの記憶 文藝春秋「オール讀物」官能的コレクション2014」「勝つための論文の書き方」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
この本、すごいなあと思います。ハード面でもソフト面でも。「文藝春秋」としては、生みの親である菊池寛についての本を出すのですから当然なのかも知れませんが。
裏表紙にはドーンと菊池寛の顔写真。本を開いてびっくりしました。見返しには文藝春秋に関係する、そうそうたるメンバーの集合写真。中にもふんだんに人物や雑誌の写真が使われており、内容理解の助けになりました。
タイトル『菊池寛アンド・カンパニー』のカンパニーには、2つの意味がかけてある。1つは文学仲間たち、もう1つは「文藝春秋」を支えた読者。このように記した鹿島茂さん。
鹿島茂さんが人間、菊池寛を論じていくにあたり、とても効果的に過去の「文藝春
Posted by ブクログ
文学者であり、文藝春秋を創業した菊池寛の、評伝であり伝記。
彼は激動の時代に、どう行動して生きたのか。
菊池寛と彼の仲間(カンパニー)たちと文藝春秋を含めての
企業(カンパニー)の足跡を詳細に解き明かし、綴る力作。
1~20
・あとがき
参考文献、菊池寛 略年譜、人名索引有り。
明治・大正・昭和の激動の歴史の変遷の中、
菊池寛は藻掻き、紆余曲折の道を歩み、文学者としての
立場を確立していった。特に一高時代の仲間たち、
同人としての仲間たち、それらの人間関係が彼を支えてゆく。
文藝春秋の創刊。
大衆のニーズに応じた編集方針。原稿料について。
SNSのようなの呟き文から総合雑誌への大転換。広告。
Posted by ブクログ
▼ダレることなく、本当にオモシロい一冊でした。菊池寛(明治生まれ~戦後直後逝去の、小説家であり、文芸春秋を起業した編集者であり経営者)の評伝。鹿島茂さんなので、編集者、本作り、雑誌作りの裏側を同業者として考察しながら。
それから、「アンド・カンパニー」ですから、「菊池寛と仲間たちの評伝」「菊池寛の作った文芸春秋社の、終戦までの評伝」とも言えます。まあ、でもひとことで言えば菊池寛の評伝、菊池寛とその時代です。
▼とにかく本の書かれかたがエンタメでした。こういうのは、「どういうひとを読者のラインとして設定するか」が難しいと思います。
・菊池寛という名前を聞いたことも無い人で、文芸春秋の歴史や
Posted by ブクログ
タイトルは、あのシルヴィア・ビーチのパリの書店、Shakespeare & Companyからヒントを得たものという。Companyは、「仲間たち」と「会社(文藝春秋)」のダブルミーニング。絶妙。しかも、表と裏の見返しには、菊池寛と「仲間たち」の集合写真を使っている。造本も凝りに凝っている。
「逸話」ではちれんばかりの菊池寛(1888-1948)。評伝や伝記を書く際には、これが足枷となる。逸話が目くらましになって、本体が見えなくなってしまうからだ。しかし、そこは鹿島茂、膨大な資料をもとに、きっちり仕事をしている。
一高のマント事件での退学、京大の学生時代、secretの女性関係など、読