鹿島茂の作品一覧
「鹿島茂」の「怪帝ナポレオン三世 第二帝政全史」「エロスの記憶 文藝春秋「オール讀物」官能的コレクション2014」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「鹿島茂」の「怪帝ナポレオン三世 第二帝政全史」「エロスの記憶 文藝春秋「オール讀物」官能的コレクション2014」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
フランス文学者の書いた、フランスを愛し過ぎた蕩児・薩摩治郎八についての評伝である。
この人は、突き抜けた人が好きなんだなあ、と改めて思った。薩摩治郎八は祖父と父が築いた財産を一代で蕩尽した男だけれど、その金の使い方は彼なりの美学に基いたもので、各方面に影響を与えることになっている。芸術を解し才能を愛しパトロンとして惜しげもなく援助し、窮地に陥る知人には我が身を投げ打って尽力する。それは私財があらかた尽きてからも変わらず、大戦中の困難な時期に手を尽くして渡仏したのも私欲だけではないだろう。
この評伝はとても変わっていて、というのは治郎八は時間に関する記述にきわめて不正確な面があり、その事実を
Posted by ブクログ
いま、18世紀に生きたフランスの詩人であり小説家のビクトル•ユーゴーの『レ•ミゼラブル』について、フランス文学研究者の鹿島茂の書いた解説本を読み終えたところである。10年ほど前にNHK(地上波)で放映されたドラマを見て、どうしても忘れられなかった。感動があったからこそ原作を読破しようと若い頃から思っていたがそのままになっていた。幅広い知識と当時のフランス社会の動乱についての分析力と洞察力、ユーゴーに対する熱烈な愛を感じさせる文章は、静かに心に伝わり幸福感を覚える。まさに、大長編である原作(全4巻)を1冊にまとめ、より多くの人にこの本が読まれることを提示した著者の力量であると思う。勿論、全4巻を
Posted by ブクログ
神保町書肆街の変遷を大学、予備校等の沿革を絡めながら、叙述しサブカルにまで及ぶ。
・幕末の蕃書調所が神田神保町界隈の護持院ケ原(もともと池を干拓した後に護持院が建立、廃寺となり広大な松林や馬場になっていた。)に移され、東京大学、東京外語学校もここが発祥の地。
・教科書の古書売買から古書店が始まる。明治9年の出版条例までは書籍販売は株仲間、条例により認可制から届出制になり出版が可能に。更に八品商取締規則と古物商取締条例により、出版、取次、新刊書店、古書店が分離していく。
・有斐閣、三省堂、冨山房、東京堂、中西屋の歴史。洋書取扱・翻訳本出版は武士の商法から。
・私立法律学校が神田に集中したのは、