怪帝ナポレオン三世 第二帝政全史

怪帝ナポレオン三世 第二帝政全史

1,980円 (税込)

9pt

偉大な皇帝ナポレオンの凡庸な甥が、陰謀とクー・デタで権力を握った、間抜けな皇帝=ナポレオン三世。しかしこの紋切り型では、この摩訶不思議な人物の全貌は掴みきれない。近現代史の分水嶺は、ナポレオン三世と第二帝政にある。「博覧会的」なるものが、産業資本主義へと発展し、パリ改造が美しき都を生み出したのだ。謎多き皇帝の圧巻の大評伝!(講談社学術文庫)

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怪帝ナポレオン三世 第二帝政全史 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ナポレオン三世の既存のイメージを改める。
    ナポレオン三世は、ナポレオンの弟ルイの三男。すなわち、ナポレオンの甥。プロローグの出だしは、「ルパン三世」のフレーズを模して、「ナポレオンには甥がいた。その名もナポレオン三世!」 なぜ彼に憑りつかれてしまったのか、そこから話は始まってゆく。
    ナポレオン三世は

    0
    2025年06月03日

    Posted by ブクログ

    歴史の教科書ではごく一文でしか登場しなかった記憶、、のナポレオン3世。ナポレオンの甥ってだけでしょうもない人なんだと勝手に思ってたので、現在のパリの街の礎を作った人なんだと知ってびっくり。時代背景もよく描かれてて読み応えがあり、おもしろかった!パリを訪れる機会があったら再読したい。

    0
    2025年05月19日

    Posted by ブクログ

    ヴィクトル・ユゴーやカール・マルクスと、同時代の人物に酷評されたせいで、ナポレオン三世の評価は低かった。しかし、著者は当時の左派の評価に疑問を呈する。本書は従来の評価を改め、ナポレオン三世の功績に目を向けた評伝本。普仏戦争の末路に注目すると、確かにナポレオン三世の外交政策は散々な結果であったが、一方

    0
    2025年03月10日

    Posted by ブクログ

    ナポレオン三世のフランス第二帝政という日本ではあまりメジャーではない時代ですが、この時代がどれだけ革新的で重要な社会変革が起きていたかをこの本では知ることになります。人々の欲望を刺激する消費資本主義が発展したのもまさしくこの時代のパリからです。その過程を見ていくのもものすごく興味深いです。 非常にお

    0
    2024年08月14日

    Posted by ブクログ

    ▼今年の読書の大テーマである、「フランス/パリを軸にして、ルイ14世から第2次大戦までを読んでいく」の一環です。ちなみに発端はロバート・キャパの評伝「キャパ」(ウィーラン作)があまりにオモシロかったからなのと、「第一次世界大戦っていうのが、どうもまだ皮膚感覚でよくわからん」なんですが。
    ここまで「キ

    0
    2023年11月03日

    Posted by ブクログ

    まあなんという振り幅の激しい人であったことか!
    あるときは慎重過ぎ、あるときは大胆過ぎ。
    どちらの場合も、成功と失敗があった。
    社会保障の先駆けやインフラの整備、パリの大改造等の
    功績は」素晴らしいけれど、同等にとんでもない事も多し。
    最後は捕虜になり、英国で余生を過ごす・・・あぁ怪帝!
    産業革命、

    0
    2017年10月14日

    Posted by ブクログ

    その生い立ちから、傍目には「無茶?」と見える振る舞いで権力奪取を目指してみて失敗し、やがて大統領となり、クーデタで皇帝となり、敗戦で廃されてしまうまでのナポレオン三世の歩みが本書には網羅されている。彼と行動を共にした、または対立した男達や、彼の人生を彩った女達に関する言及も多く、それぞれ面白い。更に

    0
    2014年10月16日

    Posted by ブクログ

    分厚い本ですが、短く区切られた構成と堅苦しさとは無縁な文章のおかげでちょっとの空き時間でも気軽に読める親しみやすさがあります。しかも時間を忘れてしまうほどの面白さ。ユゴーやマルクスなどのビッグネームにこきおろされたり、普仏戦争の惨敗が目立って後世に散々な評価を残したナポレオン3世ですが、この本を読む

    0
    2013年02月13日

    Posted by ブクログ

    『英国マザーグース物語』を再読したので
    『やる夫が鉄血宰相になるようです』を再読し
    『やる夫で学ぶ第一次世界大戦』を再読しつつこれも再読する
    ナポレオン三世はあんまり好きになれないが
    フランツ・ヨーゼフ1世はいいよね
    ヴィルヘルム1世もいいよね
    ビィクトリア女王もいいし
    ヴィルムヘルム2世も人間味が

    0
    2018年10月18日

    Posted by ブクログ

    パリについての紀行文なら、鹿島茂氏が第一級。何より、詳しいし、文章も上手い。
    但しこの本は、筆者が少し構えて、研究者の側面を前に出した本格本。ナポレオン三世については、ちゃんとした本がないので、貴重な良書だ。以下別途

    0
    2016年10月02日

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