鹿島茂の作品一覧
「鹿島茂」の「エロスの記憶 文藝春秋「オール讀物」官能的コレクション2014」「講談社 学習まんが 渋沢栄一 歴史を変えた人物伝」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
世界でも類まれな本の街である神田神保町だが、どのような背景を経て本の街へと発展したのか。そんな疑問を長年神田神保町と縁があり、実際に数年間住み着いた著者が、その歴史を幕末まで遡って歴史を紐解く。本書では、本の街に至った要因をさまざまな分野や視点で見ていくが、幕末期の日本に注目していくと、黒船来航、すなわち外圧が歴史におけるターニングポイントであった。当時の知識人は洋書から外国の知識を得ており、これがのちの明治維新で、日本の近代化が曲がりなりにも成功した。その後明治政府主導の政治により、国民教育を含めてインフラ整備が普及された。さらにその後、東京大学や数々の私立大学が神田神保町で設立されて、生徒
Posted by ブクログ
単行本は2004年刊。もとはNHKテレビ「フランス語会話」テキストの連載コラム、2年分、24回。
エッフェル塔とアポリネール、オペラ座とガストン・ルルー、凱旋門とモーパッサン、リヨン駅とドーデ……パリの名所とそこを描いた作家を解説。24の名所、24人の作家、まさに文学史的パリガイド。ただし、作家は19世紀と20世紀前半限定。古典や現代の作家がひとりもいないのがいい(すっきりしている)。
もちろん、たんなるパリガイドではない。1836年以前には凱旋門はなかったし(着工は1809年)、1847年以前にはリヨン駅も、1889年以前にはエッフェル塔もなかった。それに1853年からはパリ大改造も始まった
Posted by ブクログ
2008年刊。もとは「東京新聞」連載(隔週、3年間)、計72回分。いつも通りの安定した語り口。パリのトリビア満載。
とくに興味を引いたのは、以下の3回。それぞれ、仙台出身の漫才コンビ、しぶ~い喫茶店、メリーポピンズの相手役のことではない。
「背と腹を看板にかえて」。サンドイッチマンが登場したのは、1820年頃のパリ。宣伝用の看板を背中と腹にかついで街を歩いた。最初は看板男と呼ばれていたが、イギリスからサンドイッチマン(homme sandwich)という呼称が入って来て定着。これをするのは、ガタイのいい退役軍人だったそうな。なるほどネ。
「洗濯船の興亡」。パリに洗濯船が登場するのは15世紀末。
Posted by ブクログ
『上等舶来 ふらんすモノ語り』(1999)の改題文庫版。
前半が「ふらんすモノ語り」。もとは「日本経済新聞」連載、50回分。フランスにまつわるアイテムについての鹿島流の解説。後半は、雑誌等に載せたフランス関連のエッセイ、35篇。
初回に読んだ時には読み流してしまったのか、再読すると、いろんな発見がある不思議なエッセイ集。たとえば、2つほどあげると、
「イギリスの五カ国?」。12世紀から15世紀にかけて、ボルドーを含むアキテーヌ地方はイギリスの領土だった。ボルドーと言えば、ワイン。でも、ボルドーのワインは19世紀まで(つまり運河網ができるまで)、パリではほとんど知られていなかった。では、それまで
Posted by ブクログ
2000年刊のエッセイ集。もとは「オール讀物」連載、26回分。
フランス文化にまつわる常日頃からの疑問。仮説を立てながら、思考実験も交えて、解き明かす。もちろん、決着がつかないものもある。これも、謎が謎を呼んでおもしろい。ビデの謎、情死の謎、乳房の謎、SMの謎、ポルノの謎、長茎ぺ〇スの謎……疑問の半数は下ネタ、でも考察は上品に締めている。
下ネタを除いたマイベスト3は、以下のエッセイ。
「ナポレオンの片手」。肖像画のナポレオン、片手の指先を服のボタンとボタンの隙間に入れていることが多い。なんのポーズなのか? ナポレオン暗殺説や病死説と絡めて、いろんな推理が展開する。
「パリ焼き鳥横町」。パリで