文学的パリガイド

文学的パリガイド

ビジネス・実用
990円 (税込)

4pt

4.3

シャン=ゼリゼあるいはプルースト、パレ=ロワイヤルあるいはバルザック、モンパルナスあるいはボーヴォワール……24の名所・旧跡と24人の文学者をつないで描く、パリの文学的トポグラフィ。文学のエピソードから新しいパリが見つかる、鹿島流パリの歩き方。

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文学的パリガイド のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    単行本は2004年刊。もとはNHKテレビ「フランス語会話」テキストの連載コラム、2年分、24回。
    エッフェル塔とアポリネール、オペラ座とガストン・ルルー、凱旋門とモーパッサン、リヨン駅とドーデ……パリの名所とそこを描いた作家を解説。24の名所、24人の作家、まさに文学史的パリガイド。ただし、作家は19世紀と20世紀前半限定。古典や現代の作家がひとりもいないのがいい(すっきりしている)。
    もちろん、たんなるパリガイドではない。1836年以前には凱旋門はなかったし(着工は1809年)、1847年以前にはリヨン駅も、1889年以前にはエッフェル塔もなかった。それに1853年からはパリ大改造も始まった。そこも含めてのパリ文学ガイド。
    本書を見て唸ったのは、記憶の「method of loci(場所付け法)」の実践例だったから。場所に結び付けてモノを記憶すると、格段によく覚えられる――記憶の鉄則。しかも、その場所がパリの歴史的名所、24カ所!

    0
    2026年07月15日

    Posted by ブクログ

    この作品の特徴は何と言っても、パリの文学ゆかりの地を鹿島氏の名解説と共に見ていくことができる点にあります。

    パリの名所ひとつひとつを文学と絡めてお話しして下さるこの本はフランス文学ファンにはたまらない作品となっています。

    これを読めばパリに行きたくなること間違いなしです。ぜひぜひおすすめしたい一冊です。

    0
    2024年08月21日

    Posted by ブクログ

    もう一度パリへ行けるとしたら、本書と、同じく鹿島さんの『パリのパサージュ』と高遠弘美さんの『物語パリの歴史』の三冊を持って行きたい。
    もし、そんな機会が訪れることがあるとすればだが…/

    なにしろ、目次を見るだけでわくわくする。

    「エッフェル塔あるいはアポリネール」、「シャン=ゼリゼあるいはプルースト」、「ノートル=ダム大聖堂あるいはユゴー」、「オペラ座あるいはガストン・ルルー」、「セーヌ川あるいはアナトール・フランス」、「パサージュあるいはセリーヌ」、「凱旋門あるいはモーパッサン」。

    この本からこれらの文学へ通ずる道が放射状に出ている。
    この本は、文学・歴史から見たパリのデッサンなのだ。/


    《底抜けに明るく、その屈託のなさで学生たちを魅了するグリゼット※注。今でも、カルチエ・ラタンを歩くと、カフェの窓辺にミミやルージェットが笑いながらこちらにほほ笑んでいるような気持ちになってくる。ラ・ボエーム伝説は「永遠に不滅」である。》(カルチエ・ラタンあるいはミュッセ)》
    ※注 グリゼット:お針子娘/


    《私がパリに行く目的はたいてい古書店巡りだから、宿を取るのは、古書店の多いサン=ジェルマン界隈、それも、リュクサンブール公園のまわりの小さな通りと決まっている。そのため、リュクサンブール公園を一日に一回は横切ることになるのだが、新緑の季節でも冬枯れの季節でも、その美しさはたとえようがない。
    中でも好きなのは、復活祭の時期に、樹々が、まるで合図でも受け取ったかのように一斉に新芽を吹き出して、公園全体を黄緑色に覆いつくす瞬間だ。このときには、おおげさではなく、生きていることの歓びを感じ、人間も植物と同じく自然の一部であることを実感する。ヘンリー・ミラーは「ニューヨークは大金持ちでも不幸だと思う町だが、パリは一文なしでも幸福だと感じる町だ」と言っていた。》(リュクサンブール公園あるいはジッド)/

    0
    2021年08月15日

    Posted by ブクログ

    パリと文学を結びつけたもの。オペラ座の怪人、ヴィクトル・ユゴーや、ボードレール、スタンダール、プルーストの失われた時を求めて、など。色々リンクしていてフランス文学をさらに読みたくなった!

    0
    2025年10月13日

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