無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
「私たちの時代に失われてしまっているのは、
幸福ではなくて幸福論である。」
哲学といっしょで、幸福そのものよりも(そんなものはきっとない)、どうすれば幸福か、なにが幸福かを考えて行動することのほうが大切、だと思う。
・書物の歴史性を、現在化していくおは、読者の肉体である。
→どういう肉体のコンディションで本を読むか。
・スクリーンがあれば、人は何度でも死に、何度でも生きられる。
・変装の役割。差別の克服。
自分を解放する日常的な冒険。
・演技を生き方の方法にすることで、想像と現実の間の階級を取り除く。
・交際を広げたい人は、身近な人も他人とみなす疎外感。
出会いに期待する心は、幸福を探す心。
・アトム畑井。自分がボクサーになって殴られる様子がテレビに映ることで、母に自分を探してもらえるという期待。
・売春婦は、「遊んでいかない?」とは言うが、「愛していかない?」とは言わない。
ホイジンガ「愛が遊戯であり、性がまじめである」
・なぜ「いく」っていうんだろうか。
なにかが逃げていくのか。
・オナニーはランプの魔人と似てる。
・「オナニーは、出会い。自分の中に同胞を見出す行為」寺山修司
・距離と歴史。
100mを11秒で走るランナーにとっては、10000mは18分の歴史。
走ることは、過去をたぐりよせること。
・歴史で大切なのは、伝承されるときに守られる真実の内容。どうつくりかえ、再構築していったか。そこにどういう意図があったか。
・寺山修司の劇団は、身の上相談。
不幸な人が、不幸を演じればいい、という考え方。
Posted by ブクログ
寺山修司の著作を読んだのは初めてだったのですが、とにかく引用が多いこと、登場する人物名が多岐に渡ること、文の表現や比喩、状況の描写などが独特であること、競馬の知識が皆無であること等から、その言わんとすることはなかなか理解し難かったのですが、彼の伝えたいことはその独特の文章から少しばかりは汲み取ることが出来たかなと感じました。
寺山の幸福論を読み解くための手掛かりになると思われる想像力や演技、出会い、偶然と必然などの言葉にはいささか得るものがあったのかと思われるところがあります。「出会いに期待する心とは、いわば幸福をさがす心のことなのだ」、「偶然の本質、偶然をそれ自体の存在として受けとめようと思い立ったときに、はじめて自由になれるのだ」といった言葉にも考えさせられる部分があり、読んでいて飽きない作品でした。
寺山の幸福論は多くの哲学、数学、社会学等の学問や映画、詩などの著作を引用しており、幅広いジャンルの書物の紹介書のようでもあるため、これを読むことでさらなる知的好奇心をかきたてることができることからも、是非読んでいただきたい一冊です。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
ビジネス・実用
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸