あらすじ
稀代の文学者・寺山修司が旅した日本各地に存在する不可思議な世界。
自らの手で集めた資料をもとに、奇妙な風習の謎を解き明かしていく。
日本人の血の原点を探った、寺山流のユニークな紀行文学。
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Posted by ブクログ
風葬、裸祭り、鯨の墓など、日本文化における奇妙な風習を自身を金田一耕助にたとえ旅した紀行文。寺山さんの根底に親子(母親)の血縁による絆のようなものがあるのだな、と感じました。
Posted by ブクログ
民俗学・伝記との本作の紹介があったが、最後まで読み切るとこの本は紀行文学・エッセイというのがよくわかる一冊だった。
特にそれが顕著なのは、表題になった「花嫁化鳥」と「馬染かつら」の二つ。幼少期の思い出に紐つく形で馬と競馬と馬肉食が連想されていっていたり、花嫁と新婚旅行は好きだけど奥さんは嫌いとか、作者の主観とかが強く書かれている。
時代柄、どうしても表現や考え方にうっ、とキツくなるところもないわけじゃないけれど、それを差し引きしてもどこか幻想めいていて、それでいてやっぱり寂しいところがあって、作者は紀行文でも変わらんのだなぁと思った。
あと、表紙の写真が一番花嫁化鳥という幻想的なフレーズを強く印象付けているなぁなどと感じたり。