作品一覧

  • 神と人と言葉と 評伝・立花隆

    神と人と言葉と 評伝・立花隆

    小説・文芸

    4.3
    1巻2,750円 (税込)
    『田中角栄研究』『宇宙からの帰還』『脳死』など、ジャーナリストとして膨大な著作を残した「知の巨人」は、なぜ晩年、あえて非科学的な領域に踏み込み、批判を浴びたのか……。 「語り得ない領域」に触れる詩や信仰の言葉を弄ぶことを禁じて、ファクトを積み重ねて突き進んでいた立花が、最晩年に小説や詩が醸す豊潤な世界に身を委ね、宗教と和解する必然を描きだした渾身のルポルタージュ。現代社会に問いを立て続け、書き、疾走した立花隆の原点と到達点を解き明かす。大江健三郎氏との未公開対談「創作と現実の間」を収録。
  • ノンフィクションの未来

    ノンフィクションの未来

    小説・文芸

    -
    1巻220円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ●〔対談〕当事者の声があふれる時代に、「物語」にできること 武田 徹×石戸 諭 ●自由な時代の作家業 素人視点から書く勇気 川内有緒 ●エコシステムをどう築くか カギは「届け方」のアップデートにあり 瀬尾 傑×宮坂 学 ●忘れられたジャーナリスト 山川暁夫と『現代の眼』 ジェレミー・ウールズィー
  • 効率重視の教養は本物か

    効率重視の教養は本物か

    ビジネス・実用

    -
    1巻330円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ●文字リテラシーを守るために何ができるか 武田 徹 ●〔鼎談〕ファストな社会の歩き方 倍速視聴から誇示的消費まで 稲田豊史×レジー×佐々木チワワ ●真に面白いものは本とヒューマニティから生まれる 落合陽一 ●新自由主義の行き着く先で 加速する社会に抗うために 木澤佐登志 ●強制的なつながりが縮小する時代 最適化・リスク回避を目指す人間関係の行く末 石田光規 ●音楽の聴き方に見る時間のリベラリズム 鮎川ぱて ●流行りのビジネス書と「論破」ブームが生み出す不毛地帯 面白い知的作業のために何ができるか 堀元 見
  • 正義と悪意の境界線

    正義と悪意の境界線

    ビジネス・実用

    -
    1巻220円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ●〔対談〕乱発するキャンセル 今必要な「謝罪」と「許し」 森本あんり 武田 徹 ●匿名性の鎧を纏った「正義の戦士」がゆく 住吉雅美 ●世界で燃え広がるキャンセル・カルチャー 日米の事例から考える現代版「私刑」の功と罪 ベンジャミン・クリッツァー ●キャンセル・カルチャーと欺瞞的「寛容」の時代に 逆説的「不寛容」のすすめ 河野有理
  • 現代日本を読む―ノンフィクションの名作・問題作

    現代日本を読む―ノンフィクションの名作・問題作

    ビジネス・実用

    3.9
    1巻990円 (税込)
    「非」フィクションとして出発した一方、ニュースのように事実を伝えるだけでもないノンフィクション。本書では、水俣病を世に知らしめた『苦海浄土』、ベストセラー『日本人とユダヤ人』に始まり、『テロルの決算』や『捏造の科学者』、大震災や核密約を扱った作品など、一九七〇年代から現在に至る名作・問題作を精選。小説とも報道とも異なる視点から同時代を活写した作品群を通して現代日本の姿を浮き彫りにする。
  • コロナ直撃 世界激変

    コロナ直撃 世界激変

    ビジネス・実用

    -
    1巻550円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 中国から欧米へ、感染拡大を続ける新型コロナウイルス。トップダウンで対応した中国を評価する向きがある一方、西側諸国も私権制限を辞さず、非常時・緊急事態の政治が続く。 リーマンショックを超える世界不況の予測がなされ、世界中で既存の価値観と経済が揺さぶられている今、日本の政治・外交は何をどのようにすべきなのか? (『中央公論』2020年5月号特集の電子化) (目次より) 《感染症と闘う》 ●コロナ対策の核心 〔聞き手:武田 徹〕 ①専門家会議メンバーが緊急提言 ゼロリスクの感染症対策はありえない 岡部信彦 ②緊急事態の政治学 公衆衛生と医療データの後れが命取りに 森田 朗 ●「コロナ恐慌」を回避せよ 日本経済の救命提言 小林慶一郎 ●新型肺炎とともに広まったうわさ、買いだめ騒動 「インフォデミック」と対峙する 松田美佐 ●パンデミックの背景にある根本的問題 人獣共通感染症との闘いに終わりはない 五箇公一×聞き手:河野博子 《中国の命運》 ●「中国夢」と「太平洋同盟」の狭間で 米中対立時代、日本の生存戦略 白石 隆 ●【鼎談】中国モデルが世界を席巻? どうなる? コロナ後の習近平体制 宮本雄二×川島 真×阿古智子 ●【対談】アメリカ軍vs.人民解放軍 米中安保最前線日本に求められる外交とは 阿南友亮×森 聡 ●武漢発のグローバル危機 新型肺炎がもたらした中国経済のジレンマ 伊藤亜聖 ●アジアのエリート学生への調査から読み解く 2040年、中国は覇権を握っているか 園田茂人 ●【対談】累計2000万部超『三体』だけじゃない! 中国SF文学がなぜいま人気なのか 飯塚 容×立原透耶
  • 日本ノンフィクション史 ルポルタージュからアカデミック・ジャーナリズムまで

    日本ノンフィクション史 ルポルタージュからアカデミック・ジャーナリズムまで

    ビジネス・実用

    3.9
    1巻968円 (税込)
    「非」フィクションとして出発したノンフィクション。本書は戦中の記録文学から、戦後の社会派ルポルタージュ、週刊誌ジャーナリズム、『世界ノンフィクション全集』を経て、七〇年代に沢木耕太郎の登場で自立した日本のノンフィクション史を通観。八〇年代以降、全盛期の雑誌ジャーナリズムを支えた職業ライターに代わるアカデミシャンの活躍をも追って、「物語るジャーナリズム」のゆくえと可能性をさぐる。
  • 炎上する言論 『新潮45』休刊が問うもの

    炎上する言論 『新潮45』休刊が問うもの

    ビジネス・実用

    -
    1巻305円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1982年に創刊された『新潮45』が2018年10月号をもって休刊した。8月号の杉田水脈・衆議院議員による論文「『LGBT』支援の度が過ぎる」、並びに10月号での杉田論文の検証企画が強い反発を受けたためだ。これからの言論空間はどうなっていくのか―― (『中央公論』2018年12月号同名特集より) 「休刊誌でたどる『編集』の困難 分断された読者を、雑誌は『総合』しうるか」武田徹・専修大学教授/「くだらない企画に内包されたLGBTと国家の大きな問題」千葉雅也・立命館大学准教授/「元『論座』編集長が語る論壇史」薬師寺克行・東洋大学教授
  • 平成の100人

    平成の100人

    小説・文芸

    -
    1巻305円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 エリツィン、コール、マンデラ、李登輝、金大中、ビン・ラーディン、ブッシュ、トウ小平、習近平、トランプ、竹下登、山岸章、細川護熙、小沢一郎、橋本龍太郎、小泉純一郎、安倍晋三、橋下徹、フクシマ50、今上天皇、加藤寛、橘木俊詔、鈴木敏文、湯浅誠、駒崎弘樹、出雲充、南部靖之、折口雅博、奥田碩、竹中平蔵、三重野康、宮澤喜一、平岩外四、孫正義、冨山和彦、ゴーン、五百頭旗真、クルーグマン、浜田宏一、黒田東彦、AKB48、東浩紀、麻原彰晃、宮台真司、宮崎勤、大塚英志、酒鬼薔薇聖斗、ホリエモン、勝間和代、加藤智大、宅間守、山田昌弘、古市憲寿、津田大介、吉田昌郎、乙武洋匡、奥田愛基、雅子皇太子妃、植松聖、小池百合子、川上弘美、奥泉光、庵野秀明、小島秀夫、宮城聰、三浦基、会田誠、菅野よう子、三輪眞弘、野村萬斎、小林よしのり、京極夏彦、西原理恵子、平田オリザ、高橋龍太郎、三谷幸喜、中園ミホ、安室奈美恵、木村拓哉、広末涼子、石黒浩、長谷川眞理子、諏訪元、松沢哲郎、古市剛史、上田泰己、丸山茂徳、松井孝典、安田喜憲、大栗博司、浅田真央、吉田沙保里、錦織圭、香川真司、松山英樹、高橋尚子、イチロー、三浦知良、桐生祥秀、内村航平
  • なぜアマゾンは1円で本が売れるのか―ネット時代のメディア戦争―

    なぜアマゾンは1円で本が売れるのか―ネット時代のメディア戦争―

    ビジネス・実用

    3.8
    1巻880円 (税込)
    生き残りを懸けたメディアの攻防戦がすでに始まっている! アマゾンやSNS、スマホの台頭で、小分けされ薄利多売での競争を強いられるコンテンツ。ネット全盛時代に敗色濃厚の新聞・出版・テレビに逆襲の機会は訪れるのか。出版を支える大日本印刷、新しいジャーナリズムを目指すニュースサイト、仮想とリアルをつなぐドワンゴ等への取材をもとにその可能性を検証。これからの時代を掴むための最先端メディア論。
  • 原発論議はなぜ不毛なのか

    原発論議はなぜ不毛なのか

    ビジネス・実用

    3.2
    1巻946円 (税込)
    代替エネルギーなら、リスクはないのか? 原発立地自治体の経済構造を、どう考えるべきか? 「再稼働か脱原発か」の対立で、両者が見落としているものは何か?――3・11後、『私たちはこうして「原発大国」を選んだ』等で、その独自の分析で高い評価を得た著者が、イデオロギーに偏らない視座で、原発論議の本質を捉え直す。水野倫之氏(NHK)、鈴木達治郎氏(原子力委員会)との座談会、高橋真理子氏(朝日新聞)との対談も収載。オリジナル「電子版あとがき」付き。
  • 暴力的風景論

    暴力的風景論

    ビジネス・実用

    3.8
    1巻1,320円 (税込)
    見る人の気分や世界観によって映り方が変わる風景は、“虚構”を生み、時に“暴力”の源泉となって現実に襲いかかる――。沖縄の米軍基地、連合赤軍と軽井沢、村上春樹の物語、オウムと富士山……戦後日本を震撼させた事件の現場を訪ね、風景に隠された凶悪な“力”の正体に迫る。ジャーナリズムの新しい可能性を模索する力作評論。
  • 戦争報道

    戦争報道

    ビジネス・実用

    3.5
    1巻770円 (税込)
    ジャーナリズムは、戦場の悲惨を世に訴える一方で、ときに率先して好戦論を喚起し、戦火に油を注ぐような役割も担ってきた。このような歪んだ構図が生まれるのはなぜか? 戦争報道のあゆみを、文学・映画からインターネットにまでたどることで、ジャーナリズムと戦争との危うい関係を浮き彫りにし、根底より問いなおす。
  • 私たちはこうして「原発大国」を選んだ 増補版 「核」論

    私たちはこうして「原発大国」を選んだ 増補版 「核」論

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻924円 (税込)
    豊かさを求めて「原発大国」を選んだ唯一の被爆国・日本。核の傘の下で平和憲法を制定した日本。このねじれを政財官の動き、映画等の文化を題材に検証。2013年論を加え、電子版に増補。
  • 増税は誰のためか

    増税は誰のためか

    ビジネス・実用

    4.3
    1巻942円 (税込)
    税収不足が年40兆~50兆円。消費税率5%アップによる増収が単純計算で年12兆円。金額だけを見ても「焼け石に水」で、さらなる増税を求められることは確実だ。増税しか手はないのか?財政・経済の第一人者や元財務官僚など真っ向から主張の違うゲストを招き、神保哲生と宮台真司が税の本質を問う。
  • 原発報道とメディア

    原発報道とメディア

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻880円 (税込)
    ジャーナリズムはこれから「社会の安全・安心」「原発」について、どう伝え、語りうるか? 話題の『私たちはこうして「原発大国」を選んだ 増補版「核」論』著者による、渾身の論考。
  • 「核」論 鉄腕アトムと原発事故のあいだ

    「核」論 鉄腕アトムと原発事故のあいだ

    小説・文芸

    -
    1巻921円 (税込)
    唯一の被爆国でありながら、「豊かさ」への渇望ゆえに核の力を借りる選択をした日本。核の傘の下で平和憲法を制定する「ねじれ」からはじまったその戦後。推進/反対どちらにも寄らずに、原子力に関わったさまざまな人物や、社会の価値観を可視化する文化的現象を追った「各」論の集積が、混迷する戦後日本の姿を浮き上がらせる!
  • 「隔離」という病い 近代日本の医療空間

    「隔離」という病い 近代日本の医療空間

    小説・文芸

    4.7
    1巻921円 (税込)
    恐怖の宣伝、強制収容、終身隔離……「病んだ」共同体はいったいどこへ向かうのか。ハンセン病を軸に日本社会の「病い」観を問いなおす。
  • 偽満州国論

    偽満州国論

    ビジネス・実用

    5.0
    1巻942円 (税込)
    評論家・武田徹の「共同体論」三部作、文庫化第二弾のキーワードは「満州」。近代日本における国家イメージは、満州を舞台にいかに展開されたか。

ユーザーレビュー

  • 神と人と言葉と 評伝・立花隆

    Posted by ブクログ

    立花隆の本は非常にたくさん読んできた。
    田中角栄の研究、宇宙からの帰還、脳死、臨死体験などどれを読んでも、その博学と、その問題に取り組む圧倒的なエネルギーに感動させられてきた記憶がある。知の巨人との評価にも納得はしていたが、マスコミ学会など、様々な世界がその知の巨人を作り、本人もそれを否定せず、自分の行動に生かそうとしていたのかもしれない。
    人はどこから来て、死んだらどこへ行くのか?正しく宗教がその主なテーマとしてきたこと、この立花氏の行動の中に凝縮されているのかもしれない。
    もう一度臨死体験を読み返してみようと言う気になった。

    0
    2024年07月28日
  • 増税は誰のためか

    Posted by ブクログ

    (2012/7/10)
    神保 哲生, 宮台 真司, 神野 直彦, 高橋 洋一, 野口 悠紀雄, 波頭 亮, 大野 更紗, 武田 徹

    「日本の財政再建のためには消費税増税はやむを得ない」という輩が増えている。
    お叱りを受けるかもしれないが、私はこれは官報複合体のなせる業だと思っている。
    記者クラブメディアはいつの間にか増税やむなしを連発しており、
    その記事の、放送時間の量に従って、増税やむなしが増えている。
    物わかりがいいというかなんというか。
    本当に国を憂いているのか、生活にゆとりがあるのか、増税デメリットがある立場にいるのか、、、
    その真意はわからないが、そういう方々にはまずこの本を読んでもらいたい。

    私はこの本を読むずっと前、父親の相続で苦労してをして税金のからくりがわかって以来増税反対だが、
    その考えをあらためて整理確信できる内容になっている。

    目次に沿って自分の考えと合わせてみよう。


    プロローグ 「足りないから増税」ではなく、税を通して国のあり方を議論する好機に 神保

    「納税」でなく「払税」(古川元久衆院議員) これは初めて知ったがいい概念。
    確定申告。そう、これをするかしないかで税に対する意識は変わる。

    1 すぐ捻出できる200兆円を隠してまやかしの増税に走る財務省の罪
     (元財務官僚・「政策工房」会長・高橋洋一 神保哲生 宮台真司)

    高橋さんの本やお話しは何度か読んだり伺う機会があり、少なからず私の財政に対する考え方を構成している。
    歳入庁を作ると国税庁がその管轄下になり財務省の権益がなくなるからできない、、。
    80万の法人が税は払うが保険料は払っていないというのに。
    日銀がお札を刷って国債を買えばいい、という説。金融緩和派。

    2 貧しい人がより貧しくなる税制から「分かち合い」の税制へ
     (東京大学名誉教授・神野直彦 神保哲生 宮台真司)

    公共サービス。
    私は大きな政府には反対だが、学校は教育バウチャーにして親の負担をなくし、
    しかし私立であれ公立であれ親が学校を選ぶ権利を与えるべきだと思う。
    競争のない、あるいは中途半端な公立学校に任せられないというのは持論。
    それを強調させるような悲しすぎる事件が大津で起こってしまったが。いじめ-自殺。
    教育委員会管轄の中途半端な競争原理のためいじめを隠し被害を大きくしたといってもいいだろう。

    3 産業構造が変わらない限り日本経済は再生しない
     (早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問・野口悠紀雄 神保哲生 宮台真司)

    金融緩和ではだめ、と、高橋説を否定。インフレターゲットも否定。官僚批判も否定。
    日本は廃墟にならねば立ち直らぬと。産業構造改革。
    延命措置で死ぬべき産業を生きながらえさせたために現状があると。
    日本の医療と一緒。
    体がダメになってなくなるべき人を生かして、医療と年金に膨大な費用をかける。
    使命を終えて終焉を遂げるべき企業を、雇用政策とか何とか言って、税金を使って生き延びさせる。
    どちらも税金が延命に使われてる。

    4 医・食・住に困らない社会を作るための増税/分配論
     (経営コンサルタントXEED代表・波頭亮 神保哲生 宮台真司)

    大前さんの元弟子の波頭さん!
    ベーシックインカム月8万円であとは余計なことはしない!
    たしかにすっきりする。
    役所、官僚の余計な采配はいらない。
    ただね、医療はほっとくと際限ない。まあ8万円だけ配ってあとは払いたければ自分で、とやればいいのか。
    ここで波頭さんと宮台さんがミルトン・フリードマンを持ち出す。ネオリベラリズムとして。
    私は大学時代からフリードマン派。「選択の自由」は何度も読んだ。今やネオリベラリズムは世間では否定的?な気がするが、
    私は今もこれが一番と思っている。
    先ほどあげた教育バウチャーも彼の発案。素晴らしいと思う。
    宮台さんもフリードマンの考えに近いといっている。だから彼の主張が聞きやすいのかな。
    マイナスの所得税、小さな政府。
    そう、国は余計なことをしないほうがいいのだ。何が余計か、を決めるのが難しいが、
    少なくとも変な外郭団体作って天下りして補助金を操作するのは余計でしょう。
    国家権力の名のもとに税金を国民から搾り取って、わけのわからぬ分配、分捕りをする姿をよしとは絶対言えない。
    必要悪とも思わない。

    5 「困ってるひと」から見た「弱者」と愛と社会保障
     (作家・大学院生 大野更紗 武田徹 神保哲生 宮台真司)

    そこにこういう人が出てくるからややこしい。
    困ってるひと、は私も読んだ。
    カンボジア難民を支援する活動をしていた上智大生が難病にかかり、
    自ら病気難民になって、闘ったという本。
    苦しい闘いをコミカルに表現している本だった。
    しかし、彼女の闘病は国の支援なくしてはありえない。
    そうでなければ親が破産する。
    これに対しどう考えるのか。
    めったにない難病だから高額をかけても助けるのか、
    こんな本が書ける才能があるから助けるのか、
    とにもかくにも助けるのか、
    その金は誰が出すのか、
    いくらまで出すのか。
    海外心臓移植手術のためのかんぱ、
    なんてニュースを時々見ることを考えると、
    正解はわからない。
    感情移入しちゃうからね、本読むと。
    でも私は否定的。
    助けるのは国ではない、国民の税金なのだ。

    6 自己改革できないまま日本がクラッシュする前に
     (神保哲生 宮台真司)

    二人の意見はここ数年よく聞くので、目新しいことはない。
    むしろ状況がシビアになっているのを感じる。
    クラッシュしかないのか。野口さんの意見からきているが。
    ハイパーインフレになって、結果資産を持っている人から搾取する、、
    これが現実的かもしれない。
    いつの世もそういう形でリセットしている。

    エピローグ 既得権を移動させるために私たち消費者ができること 宮台

    自ら考え発信する。

    そうありたい。こんなブログ、なんの役に立つのかと思わないでもない。
    最低自分の備忘録であればいい、が、
    少なくとも泣き寝入りはしたくない。犬の遠吠えであろうとなんだろうと、
    自分で考え、発信したい。

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    2024年06月18日
  • 現代日本を読む―ノンフィクションの名作・問題作

    Posted by ブクログ

    ノンフィクションって、何か?ということは、興味のあるテーマだった。この本はノンフィクションを社会的に評価した大宅賞をとった作品に焦点を当てて、ノンフィクションを語る。
    事実を報じるジャーナリズムは、新聞という媒体によって成り立っている。「事実的な文章」と「文学的な文章」の間に全ての文章表現は収まる。
    ノンフィクションでは、著者が「語り手」となって、ひとつの出来事、事件として始まり終わる。
    その物語の中に、事実を配置する。
    つまり、「事実」があり、「語られた事実」もあり、「事実から推定・推測」できるものがある。
    事実に基づいて、事実のように創作する、つまり著者の都合の良いように作る。
    ここでは、事実とは何か?という大きな問題が横たわる。黒澤監督の「羅生門」のように見る視点で物語は大きく変わる。大統領がフェイクニュースを流す時代に、ますます事実が不明瞭な意味を帯びてくる。日本においても日本軍の大本営発表が、日本が勝っているようなフェイクニュースを流し続け、それを信じた日本人がいた。
    1970年4月大宅壮一ノンフィクション賞の第1回が発表された。「極限の中の人間」尾川正二と「苦海浄土」石牟礼道子の二人が受賞した。ところが、石牟礼道子が辞退した。なぜか?を著者は究明する。苦海浄土は、審査員からは「魂の記録」「事実を突き破るもの」として評価された。
    苦海浄土は、聞き書きリアリズム、ノンフィクションのようにとらえられた。「公害の悲惨を描破したルポルタージュ」「患者を代表して企業を告発した怨念の書」という風にとらえられたが、それは違う「粗雑な概念で要約されることを拒む自律的な文学作品」であり、石牟礼道子の私小説だというのだ。石牟礼道子は、「だって、あの人が心の中で言っていることを文字にするとああなるんだもの」「自然に筆が動き、それがおのずから物語になった」という。つまり、ノンフィクションではないということで辞退したのだ。ジャーナリズムの価値観で評価され、断罪されることを回避しようとした。
    しかし、「こころの中の声ならぬ声」を聞いて、本人に代わって書くことは、尊い作業だと思う。
    ノンフィクションであるかフィクションであるかは、あまり重要ではないと思う。そこで起こっている事実を捉え、そこから湧き出てくる物語をいかに表現し切るかの方がもっと重要だ。
    この苦海浄土に関する分析は、圧巻だった。著者はいい仕事をしている。
    「日本人とユダヤ人」がイザヤベンダサンによって発表された、ベストセラーになった。それが本多勝一と山本七平との論争に発展していく様はおもしろい。作者が誰であるかより、作品が何を語ろうとしていることの方が、重要なのだ。
    ノンフィクションとしての沢木耕太郎についての批評もいい。正確な理解の下、細部まで描きこんだシーンを連続させて、浅沼暗殺というテロ事件の全体像を現前させる「テロルの決算」を評価する。
    ジャーナリズムの現実行動性、時事性、現在性、現実性、常識の主体、理解可能な範囲での事実問題を取り上げて、世に発表していく。時代の共感を生み出す作業。ここで紹介されている28冊の本の背景が、ノンフィクションとは何かを様々な視点で評価されているのがいい。アカデミズムとジャーナリズム、大宅壮一賞とサントリー学芸賞との関連など、本の世界は奥深い。
    中国から、日本に戻ってきて、はや4年の月日がたつ。そして、リスクの多い仕事をしてきたが、その終焉を迎えてきている。人には体験できないことを積み重ねてきた。なんとか、それを物語化したいと、コツコツと積み重ねているが、この本の指し示した「物語のあり様」はおもしろい。勉強になりました。

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    2021年07月31日
  • 現代日本を読む―ノンフィクションの名作・問題作

    Posted by ブクログ

    ノンフィクションはフィクションの否定、フィクションはフェイクとほぼ同義、フェイクの反対語はトゥルースだから、ノンフィクション=真実、っていうような簡単な話にならないのがノンフィクションというジャンルです。だって本書でも取り上げられる「日本人とユダヤ人」の作者イザヤ・ベンダサンだって虚構なのだから。そいうえば、本書においてノンフィクションというジャンルを日本に定着させたとされている大宅壮一ノンフィクション賞の大宅壮一でさえ、岡本喜八の映画「日本の一番長い日」の原作者とされていたけど、最近の文庫では実質の原作者、半藤一利にクレジットが変えられているという話を聞いたばかりです。まえがきで引用される本田勝一の「日本語の作文技術」においてのテーゼ、『「事実的な文章」と「文学的な文章」にすべての文章表現は収まり、両者の配合度合いでその性格を位置づけられる』のだとしたら、ノンフィクションは作者の文学的エモーションに駆動される事実ベースの物語ということで、その真ん中に位置するのでしょうか?事実が事実として共有できない今日こそ、ノンフィクションという作者の視点の入った取材をベーストしたジャンルのトリセツを各々が持つことは、とても大切なコンピテンシーになると思います。そういう意味で、作者不詳、フィクションとノンフィクションの間、フィクションとジェンダー、アカデミック・ジャーナリズム、虚構と現実を越えた評価軸、写真とノンフィクション、科学ノンフィクション、日記とノンフィクションという章立ては刺激的でした。

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    2020年12月27日
  • 日本ノンフィクション史 ルポルタージュからアカデミック・ジャーナリズムまで

    Posted by ブクログ

    「小説中心の文学史はあっても、ノンフィクション史の本はない」その言葉から始まった、多分日本初の貴重な記録。大宅壮一の存在の大きさを強く感じる。

    小説よりノンフィクション。創作より事実の持つ大きさが昔から好きだった。でも簡単にノンフィクションといっても、体験する過程から筆者の恣意的な視点が入るという大きな矛盾。どこまで事実でどこからが筆者の選択か、これは「歴史」と同様に永遠の課題のように思う。

    ノンフィクション、ルポルタージュ、リテラりー・ジャーナリズム、アカデミック・ジャーナリズムこらケータイ小説まで。広く網羅しているかと。

    本書では実に多くのノンフィクション作品を引用、これだけでもファンにはたまらない一冊。

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    2020年03月15日

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