現代日本を読む―ノンフィクションの名作・問題作

現代日本を読む―ノンフィクションの名作・問題作

990円 (税込)

4pt

4.0

「非」フィクションとして出発した一方、ニュースのように事実を伝えるだけでもないノンフィクション。本書では、水俣病を世に知らしめた『苦海浄土』、ベストセラー『日本人とユダヤ人』に始まり、『テロルの決算』や『捏造の科学者』、大震災や核密約を扱った作品など、一九七〇年代から現在に至る名作・問題作を精選。小説とも報道とも異なる視点から同時代を活写した作品群を通して現代日本の姿を浮き彫りにする。

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現代日本を読む―ノンフィクションの名作・問題作 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ノンフィクションって、何か?ということは、興味のあるテーマだった。この本はノンフィクションを社会的に評価した大宅賞をとった作品に焦点を当てて、ノンフィクションを語る。
    事実を報じるジャーナリズムは、新聞という媒体によって成り立っている。「事実的な文章」と「文学的な文章」の間に全ての文章表現は収まる。

    0
    2021年07月31日

    Posted by ブクログ

    ノンフィクションはフィクションの否定、フィクションはフェイクとほぼ同義、フェイクの反対語はトゥルースだから、ノンフィクション=真実、っていうような簡単な話にならないのがノンフィクションというジャンルです。だって本書でも取り上げられる「日本人とユダヤ人」の作者イザヤ・ベンダサンだって虚構なのだから。そ

    0
    2020年12月27日

    Posted by ブクログ

    武田徹(1958年~)氏は、国際基督教大学人文科学科卒の、評論家、ジャーナリスト、専修大学文学部教授。専門はメディア社会論、共同体論、産業社会論。『流行人間クロニクル』でサントリー学芸賞受賞(2000年)。
    本書は、著者の『日本ノンフィクション史』(2017年/中公新書)の続篇として、「web中公新

    0
    2021年01月20日

    Posted by ブクログ

    事実をそのまま報じるジャーナリズムと、それを物語的な文章形式で表現するノンフィクション。

    その可能性と限界についてこれまでの名作を紹介しながら論じた本。面白かった。

    0
    2021年01月10日

    Posted by ブクログ

    「日本ノンフィクション史」の筆者が具体的な作品からノンフィクションを論評する。どれも名作揃い28篇を通じて浮かび上がるノンフィクションとは何か。

    高度な内容。本書は読者を選ぶように思う。正直筆者の論を完全には理解できなかった。ノンフィクションとは何か、ジャーナリズムとは何か。深い深い内容。

    フィ

    0
    2020年11月19日

    Posted by ブクログ

    ノンフィクションの名作の内容を紹介するより、その名作がどのように読まれたかという歴史的文脈に重きを置かれている。
    武田徹氏の分析は確かであり、信頼を置ける。
    ただ、ノンフィクションの名作の案内本として、本書を手にした者は、少し肩透かしを食うであろう。

    0
    2020年10月03日

    Posted by ブクログ

    ノンフ賞の発足にまで時期を遡り、歴代受賞作に概ね焦点を当て、同ジャンル作品の意義を見つめ直すもの。なので、取り上げられている作品群は、名作紹介というニュアンスは薄く、ジャンルを定義するにあたり、重要性の高い作品が中心。芥川賞候補作や写真集にも論が及び、同ジャンルの懐の深さも垣間見える結構。

    0
    2022年05月02日

    Posted by ブクログ

    ああこの人の事を評価していないんだなぁと感じられる部分が自分の評価及び当時の状況を振り返っての感想と違う部分がいくつかある。
    そういう点で”辛い”部分と”甘い”部分が混じったセレクトだと思う。
    ま、それは個人の好みだから問題にはしないけれど、絶対評価として読むのは注意と当然ながらも申し上げたい

    0
    2021年06月13日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     たとえば後藤治さんの人物評伝とか、スポーツとか、そういうものは無い。けれど、同時代史としても読める。たしかに、この本はあったなぁと。きちんと読んだ本が、ほとんどないことに、自分の読書傾向を笑いながら振り返ってしまったり。
     

    0
    2021年02月25日

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